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決着。(11/9 西武ライオンズ 日本シリーズ第7戦)

第6戦までの勝敗は、

08 ●○○●○●

今までの巨人-西武の日本シリーズ5回を振り返ると、4連勝(02)と4連敗(90)が1回ずつ。その他は、

83 ●○○●○●●
87 ○●●○●●
94 ●○○●○○

全て初戦で負けた方が連勝した後、追いつかれる展開になっています。そんな中でも、第7戦までもつれるのは83年以来。

83年…
第3戦以降の5試合全てに逆転劇があって、そのうち3試合がサヨナラゲーム。西武と対戦するたびに必ず話題になる伝説的な日本シリーズ。

そんな名勝負なんだけど、自分の中では苦い思い出の一つでもあります。
一つには負けたこと。野球がわかるようになってから、日本シリーズで初めて負けたわけで、かなり悔しかったことを覚えています。

もう一つは、このシリーズの一部しか見ていないこと。当時は全てデーゲームで行われていて、当時、中学生だった自分には見ることが出来なかった。

予定に入れていなかった第7戦に行くことにしたのは、こうしたことが理由です。第6戦まで全く同じ星取りになっている83年とは違う結果にするため。そして、今度こそ最後まで見届けるために。

ジャイアンツ 2−3 ライオンズ

うまく仕事の都合をつけたつもりだったんだけど、いろいろあって、水道橋に着いたのは20時近く。そこからダッシュ。
ドームの近くまで来たとき、歓声が聞こえてきた。見ると、かなりのファンがモニターの前で試合を見ている。申し訳ないような後ろめたいような気がしたが、急ぎ足で通り抜けて入り口に向かった。

中に入ると6回裏の攻撃中だった。

6回裏:息が切れていたので、いきなりの応援はキツかった。応援を始めてすぐに、いつもと違うことに気がついた。ポール際の席だったんだけど、左側、内野席の方からも応援の声が聞こえてきた。
マウンドには涌井。第5戦から中2日で疲れているかと思ったけど、小笠原・ラミレスと連続三振。2−1。

7回表:越智が登板。またしても平尾にヒットを打たれ、ピンチを迎えるが、後続は抑えた。

7回裏:この回から登板した星野に三者凡退。

8回表:「豊田かな?」と話していたが、そのまま越智がマウンドに上がる。と、応援団がオレンジの紙テープを配り始める。受け取った瞬間、CSの記憶が甦った。
「これを配り始めると…」
次の瞬間、片岡に死球。かなり痛そうにしていたが、すかさず盗塁。栗山がバントで送って、あっというまに1死3塁。
そして中島。サード前へのゴロ。前進守備の小笠原が捕球。しかし、片岡がとんでもないスタートを切っている。ホームに送球したものの間に合わない。ただ鶴岡は、すかさず1塁に送球して中島はアウトに。同点になったけど、2死で走者がいなくなった。ここで止めておけば…

中村、野田に連続四球。さすがに交代した方がいいように見えたけど、続投。
平尾にも3球連続ボール。ここからカウント2−3にしたものの、センター前に抜けるヒット。2塁走者は、フルカウントになってスタートを切っていた(そしてセンターの鈴木尚広も下がった)ため、ホームイン。逆転されてしまう。2−3。

ここで越智に代わって、豊田。それでも、ベンチに戻る越智に静かな拍手が起こった。豊田は次の打者を打ち取った。

8回裏:この回からグラマンが登板。第1戦では、制球に苦しんでいたようだったので、チャンスがあると思っていた。しかし、あっさり三者凡退。

9回表:この回も豊田。先頭の赤田に3ベースを打たれ、いきなり無死3塁。ボカチカを三振、片岡もファールフライ、中島も内野ゴロに打ち取り、なんとか無失点でしのいだ。

9回裏:攻撃が始まる前にドームを見回した。相変わらず凄い声援だった。応援団の方が、奇跡の日本一をつかみとりましょう、といったことを叫ぶ。
2番の木村拓也から始まる打順だったけど、木村拓也、小笠原と倒れて2死。
なにをしてるんだろう??と思ったのは、西武の選手がダッグアウトから身を乗り出すようにしていたこと。胴上げに飛び出すためだと気づくのに、しばらく時間がかかった。自分でも信じられないんだけど、この時になっても、相手の胴上げを見るということを全く考えていなかった。

ラミレスは鋭い当たりだったけど、ショートゴロ。試合終了。2−3。

西武の選手が飛び出す中、ボカチカはライトのポジションで仰向けに横たわった。なんか分かるような気がした。肉体的に疲れていたのではなく、精神的にきつかったんだろう…

これは恥ずかしいことなんだけど、ライトと1塁側のスタンドから紙テープなどの物が投げ込まれた。最近は、負けてもこういう光景は見なかったんだけど…

しばらくぼう然としていた。日本シリーズで、相手の胴上げを見るのは初めてだった。
「東京ドームになって、初めてじゃないか?」
言われて気がついたんだけど、確かにそのとおりだった。

それでも、自分の中ではやりつくした気持ちだった。悔しくないと言ったら嘘になるけど、完全燃焼したという気持ちの方が大きかった。ただ、レプリカユニを脱ぐ時、どういうわけか寂しい気がした。シーズン最後の試合という意味では、去年のCS第3戦と同じなのに…

この9日間で、投げなかったオレンジの紙テープを2つも持ち帰ることになってしまった。1つはナビスコカップ決勝、そして1つは日本シリーズのもの。
…本当に自分が疫病神だったのかもしれない…

Cimg0011







左の、芯が抜いてある方がナビスコカップ決勝、右の、芯があるほうが日本シリーズのものです。

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