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長い戦いの末に…(12/29 名古屋グランパス@エコパ)

「寒っ!」
電車を降りた瞬間、思わず口をついて出ました。
この日は、朝から冷え込んでいました。
それでも開門時間の頃には日が射して、暖かくなってきました。
が、そう思ったのもつかの間、入場すると屋根に日射しが遮られていて、かなり冷えました。

で、試合が始まるまでの長い時間を、背中を丸めて待つことになりました。
そんな時、大型ビジョンに今までの天皇杯を振り返る映像が流れました。
99年元旦のフリューゲルス、01年元旦の鹿島、06年元旦の浦和…。エスパルスが勝った02年元旦は無かった。
「…なんか作為を感じるなあ」
ふと見ると、売店の飲み物のカップには「Jubilo」の文字。
微妙にアウェイの雰囲気を感じました。まあ、エスパルスがアウェイ側だったんだけど。

エスパルス 1−1 名古屋グランパス
     PK(3−5)

続々と観客が入ってきて、1階席(1層目かな?)は満席になって通路等で立ち見をする人が多くなりました。
で、試合開始前20分くらいで急遽、2階席のサイドスタンドが開放されました。
それでも、エスパルス側はあっという間に一杯になりました。

選手が入場する時間に合わせてサイドスタンドには、「今年の喜び苦しみを糧に2010.1.1…絶対」という横断幕が掲げられました。

スタメンは、GK海人、CBに平岡と児玉、ボランチに枝村と本田拓、左MFに兵働、右に淳吾。
「新聞の予想通りだな…あれ?」
FWの岡崎とコンビを組むのはヨンセンではなく、長沢でした。

 

前半:
前半はエスパルスがアウェイ側からホーム側に攻める。太陽を背にする形で、前半のうちにリードを奪いたいところ。
試合が始まると、名古屋がボールを支配しました。
それに対して、エスパルスは速攻からチャンスを作りました。

長沢の高さと起点となるプレイ、岡崎の相手DF裏を狙うプレイに、名古屋DFは手を焼いているように見えました。
さらに淳吾が好調で、FW2人にうまく絡んで攻め上がる。

そうした前半15分過ぎ、DF裏に走る岡崎に、本田拓から長いパス。飛び出してきたGK楢崎の前で岡崎がボールを浮かせると、そのボールがゴール左隅に転がり込んで先制。1‐0。

その後もゴール前まで持ち込む場面がありましたが、打ち切れず、得点できませんでした。
そうしているうちに、次第に名古屋に押し込まれる時間が多くなりました。
DFでボールを回してサイドに展開し、そこから縦に抜こうとしたり、中央のボランチ周辺のスペースを狙ったり。
それでも、CBの平岡と児玉を中心にブロックを作ってきっちり対応して、このまま前半を終了。

前半をリードして終わり、ハーフタイムで引き上げる選手に拍手が送られました。
一つ気になったのは、兵働がどういう訳か周りと合っていないように見えたこと。
「兵働に代えて伊東テルを入れたいな、枝村を左(MF)にして。」
と、つい言ってしまった。
リードしていても、相手にボールを回される展開はいい気がしませんでした。


 

後半:
後半から長沢に代わってヨンセンが入りました。
ちょっと早いようにも見えたけど、おそらく最初から予定していた交代。

開始直後、ケネディのヘディングシュートがバーを直撃。
その後も、前半に引き続き、名古屋がボールを支配する時間が続きました。

そうした後半10分過ぎ、左からのクロスにDFが競り勝ってクリア…と思った瞬間、レフリーの笛が鳴りました。
「なんで??」
と思ったけど、ケネディを倒したと判定されたらしい。
このPKを玉田に決められて、1−1の同点。

後半15分頃、FKから児玉が反転シュート。決定的だったけど、楢崎に弾かれてしまい、続くCKでも得点できなかった。

その直後(だったと思う)、名古屋の選手に鋭いミドルシュートを打たれました。これを左に飛んだ海人がうまくキャッチ。
「あれをキャッチするか…」
海人の凄さは分かっているつもりだったけど、それでも驚きました。
パンチングでも好セーブと言われるようなシュートだったのに。

後半25分過ぎ、右FKからヨンセンが折り返したボールをゴール前で岡崎が合わせました。
思わず立ち上がったものの、ゴールの左だった…

なかなか得点できない展開に、枝村と兵働のポジションを入れ替えたりしているうちに、兵働の動きが目立つようになりました。

後半30分過ぎ、ペナルティエリア内左から兵働がハーフボレーでシュート。
決定的だったけど、残念ながらGKの正面。

後半39分、2人目の交代。淳吾に代わって辻尾。
辻尾は、そのまま右MFに入りました。

ロスタイムに速攻から兵働がシュートを打ったものの、枠を外れました。ここで、後半終了。
シュートを打った兵働は足がつったようで、足を引きずりながらベンチ前に戻りました。サポーターからは兵働コールが起こりました。
きつい試合になったけど、もう少しがんばってほしい。
その分、交代で入った選手に対する期待が大きくなりました。
で、
「辻尾が目立たないなあ…」

 

延長戦:
延長前半は、エスパルスがアウェイ側ゴールに向かって攻める。

延長戦が始まってすぐ、いきなり決定的なチャンス。
右CKからヨンセンがヘディングシュート。枠に飛んだけど、ライン上でDFがクリア。なおも拾って、ヨンセンが今度は右足でシュートをしたものの、今度は枠の外。
立て続けに決定的なチャンスを逃し、気がつくと地団駄を踏んでいました。

延長になってから、本田拓から辻尾をターゲットにしたパスが多く出て、辻尾が右サイドをスピードで切り裂く場面が目立つようになりました。

延長前半10分過ぎ、ゴール前で岡崎にボールが渡る場面が2度ありましたが、得点できない。ここでも地団駄を踏んでいました。

延長後半になっても得点を奪えない中、延長後半7分に最後の交代。兵働に代わって原一樹。

延長後半10分過ぎ、今度は名古屋に何度も押し込まれそうになったものの、なんとかDFがクリア。
「(点は)入らないものだなあ。」
結局、120分間で決着はつかず、PK戦になりました。

 

PK戦:
PK戦は、エスパルスサポーター前のゴールを使いました。
グランパス側のゴールは、GKにとって逆光なるためだと思う(楢崎は抗議していたが)。

先攻の名古屋が1本決めた後、エスパルスの1人目・市川のシュートは枠に当たって失敗。
その後、お互いに3人ずつ決め、5人目。
祈るような気持ちの中、名古屋・杉本が蹴ったボールはバーを直撃。
「あ!」
と思った瞬間、落下してきたボールは、海人の背中に当たってゴールの中に転がり込んだ…
海人は、しばらく起き上がれなかった。
サポータへのあいさつを終えて選手が引き上げるとき、海人コールが起こりました。

 

「まさに死闘だった」
そう言うと、前の席に座っていた年配の人は席を立ちました。
全くその通りだと思いながらも、自分の中では割り切れない、やるせない気持ちで一杯でした。

駅までの長い道のりも、グチが多くなりました。
「ヨンセンがなあ…」
「でも、長沢は90分出れないしなあ…」
交代で入ったヨンセンは周りと合わず、調子もよくないようでした。

そうしたときに、ある事に気づきました。
「90分間戦える選手が、もっといれば…」
徹底的にマークされ、何度も倒されながらも、120分間プレイし続けた本田拓のように。

来シーズンには強い選手の姿が見たい。うまいだけでなく。

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