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アゲイン WE BELIEVE(11/23 サンフレッチェ広島)

「今日はどことやるの?」
アウスタに向かっている途中、急に声をかけられました。
見ると、止まった軽トラックからおじさん(50〜60歳くらい)が顔をのぞかせている。
「広島です」
「今日は広島か… で、調子はどうなんだい?」
ちょっと詰まってから答えました。
「…あまりよくないです」
「おいおい、頼むぜ〜」
そう言うと、おじさんは走り去って行きました。
 

連勝中でしたが、仙台戦から中2日であること、小野が出場停止であることを考えると、いい材料は少ないように思えました。

エスパルス 2−1 サンフレッチェ広島

(以下、長文です)

あう仙台戦から中2日。エスパルスはメンバーを大きく入れ替えていました。
右SBは辻尾に代わって市川。左SBには児玉新に代わって太田宏介。
出場停止の小野伸二に代わって、いつもは右FWの藤本淳吾が右MFに入りました。
CFはヨンセンに代わって永井。右FWには、いつも左FWに入っている岡崎。
そして、左FWには大前元紀が入りました。

試合前には、150試合出場を達成した兵働に花束の贈呈がありました。

 

大きな声では言えない事ですが、久しぶりのアウスタです。
この間に、長谷川健太監督やコーチ陣の退任、伊東テル、市川、西部、青山の放出という「事件」が起こりました。
そのせいか、練習中には鈴木克馬さんがグラウンドを回って、応援を呼びかけました。
また、キックオフ直前には、アカペラで「リバイブ」を繰り返しました。

 

前半:
傾き始めた太陽が照りつけて、暑かったです。とても11月下旬とは思えないくらい。
エスパルスは、東側から西側に向けて攻めます。

「合わないのかなあ…」
キックオフ直後、メンバーを入れ替えたせいか、ボールの出しどころに困っているような感じを受けました。

そんな心配とは裏腹に、エスパルスは開始早々からチャンスを作ります。
まず、5分も経たない頃。淳吾のワンタッチパスに抜け出した永井がシュート。飛び出してきたGKに当たりましたが、こぼれたボールをもう一度シュート。決定的でしたが、決めきれません。
「ああ…」

前半10分過ぎ、本田拓也が上がった所でボールを奪われ、カウンターを受けそうになりました。
すると、市川がすごい勢いで戻って青山敏をつぶし、ボールを奪い返したところで倒されました。青山敏にイエロー。
「危ないところだったのに、逆にFKを取ったよ!」
今シーズン限りと言われている市川の活躍に思わず興奮。

直後のFK、淳吾が蹴ったボールは右隅に飛びましたが、GKがキャッチ。

こんな感じで、エスパルスが支配する時間が続きました。
淳吾や元紀が好調だったこともあるけど、どうも広島は後ろに引き気味で、その分、エスパルスは攻め上がれているようでした。

 

前半15分、右からのクロスがこぼれたところを、ファーサイドで元紀が拾います。
元紀はゴールライン際で囲まれながらも、バックパス。スペースに兵働が走り込んで来るのが見えました。
「打て!打て!」
兵働のミドルシュートがゴールネットに突き刺さりました。1−0。花束をもらった試合で、こんな豪快なシュートを決めるなんて…

さらに兵働は、この直後にもミドルシュートを放つ場面がありました。わずかに枠を外れましたが、これも押さえた惜しいシュートでした。
「(兵働は)乗ってきてるよ〜」
と言い合いました。いつもなら宇宙開…

もっとも、乗ってきたのは兵働だけではないようでした。

前半20分頃、ダイレクトパスを受けた淳吾がペナルティエリア内に切れ込み、右足でシュート。
「よし!…ああ」
シュートは決まったように見えましたが、わずかに右に逸れました。

この後、同点に追いつこうと、前に出るようになった広島に支配される時間もありました。
が、パスをカットし、オフサイドを取り、組織的な守備で防ぎました。

 

前半40分頃、奪い返したボールを淳吾がロングパス。
裏に飛び出した元紀がシュート。ブロックされてしまいましたが、CKを獲得しました。
このCK、淳吾が蹴ったボールは飛び出したGKを越え、ファーサイドの岩下へ。岩下はきっちりヘッドで決めて、2−0。ついに待望の追加点。

その直後、今度は広島がチャンス。
こちらの右サイドからのグラウンダーのクロスを、ゴールに流し込まれましたが、オフサイドの判定。
「危なかった…」
と言ったその時、自分の耳を疑いました。
始まった応援は「ガニャー」。
これを読んでいる人のほとんどは知っていると思うけど、「ガニャー」は主に勝利後に行う応援。試合中に使うのは、かなりの大差になったときだけ…。
「は、早いよ。今だって危ないところだったのに…」
と言いながら、自分も「ガニャー」をやってしまった…
前半を2−0で終わりました。

 

後半:
上空には雲が広がって日が隠れ、少し冷え込んだようでした。

後半10分過ぎ、岡崎が左サイドを駆け上がって、速攻。
最後は、パスを受けた元紀がシュートしましたが、DFにブロックされました。

それからすぐのこと。
エスパルスが最初の交代、元紀に代わって伊東テル。
「…早いんじゃないかな」
広島が前がかりになってくる時間に、先ほどのようなカウンターは有効に思えました。

後半20分過ぎ、運動量の落ちた永井に代わってヨンセン。
永井は、今まで自分が見た中で(といっても、あまり多くないけど)、一番よかったように思います。
それはともかく、2点リードのエスパルスが2人目の交代をしたのに対し、広島はここまで交代なし。
「…なんで(負けている)広島は交代をしないんだ??」
もちろん、余計なお世話…

その広島の最初の交代は、後半30分頃。それも一気に2人の交代(佐藤寿人から山崎、青山敏弘から丸谷)でした。

 

そうこうしているうちに、次第に焦れてきました。
ヨンセンが入ったことで、広島に傾きかけた流れを引き戻せるかと思ったんだけど、広島が支配する時間が続きました。

…やっぱり元紀の交代は早すぎたんじゃないか。
…こういう時、伸二の穴は大きいなあ。

ネガティブな考えが次から次へと浮かんできます。

後半30分過ぎ、広島のFKを西部がパンチングでしのいだ後、エスパルスは最後の選手交代。淳吾に代わって伊藤翔。
前線にボールが収まらなくなっていたので、起点となることを期待してのものかな。

その交代の直後、こちらの左サイドからクロス、ファーサイドで折り返したボールを李忠成に決められ、ゴール。2−1。
「オフサイドだろ!!」
周りから同時に声が上がりました。
まあ、視力のよくない自分には、はっきりしたことは分からず…

ところで、伊藤翔を見るのは久しぶりです。
4年前だったか、SBSカップで見て以来で、かなり期待していました。
しかし、運動量が少なく、ちょっと期待が外れた感じがしました。
SBSカップの時は、もっと走っていた気がするんだけど…

 

後半40分も近づく頃、ゴール前での混戦をなんとかクリア、と前でボールを受けようとした伊藤翔が倒されました。
これはノーホイッスル。ここから縦に入ったパスは、岩下がうまく体を入れてゴールキックになりました。
その瞬間、ミキッチが岩下を倒しました。
「おい!」
これはファウルになりましたが、さすがに罵声があちこちから飛びました。

その後もピンチが続きましたが、ようやくロスタイムという頃。
広島のクロスを、中央の李がヘッドで合わせました。
…決まった
そう思いました。が、なんとか西部がパンチングしたボールは、バーを直撃。
「…」
ほっとしましたが、さすがに声が出ませんでした。

この後も危険な場面がありましたが、なんとか逃げ切って試合終了。2−1。

 

前半に「ガニャー」をやったのが遠い昔のようでした。
「…1つ勝つのも容易じゃないな」
そうつぶやきましたが、これ、口癖になっきてる…

 

とはいえ、勝ちは勝ち。
監督も参加しての勝ちロコ、王者の旗、花火…
勝ったときにしか味わえない、この一連の流れは、やはり素晴らしいものでした。

これをもう一度、いや残り試合全部勝って繰り返したい…そう思いながら坂を下りました。
オレンジの人波にもまれながら…

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