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敗れざるもの。(12/12 Jユースカップ 横浜Fマリノスユース@MM21)

スタンドの左前方から太陽が照りつけて、とても12月とは思えない暖かさでした。
「ちょっと厚着し過ぎたなあ…」
そう言って、ジャケットを脱ごうとした時でした。
着ぶくれしたゼムノヴィッチ元監督が、目の前を歩いていきました。
「…相変わらず、寒がりだなあ」
まあ、その、エスパルスを離れた後も、変わらず元気そうでなによりです。

エスパルスユース 4−5 横浜Fマリノスユース

(以下、長文です。また、後ろの「ユース」は省略します)

周りを見回すと、エスパルスのレプリカを着た人が多くいました。
「自分も持ってくればよかった…」
ユースの試合だから冷静に見ようと思い、ゲームシャツを持って来なかったことを、ちょっと後悔…

ところで、MM21は初めてです。
「死角がある」とか、あまりよくない評判を聞いていたMM21ですが、ピッチまでの距離が近くて見やすかったです。
どのくらい近いって、近すぎて手前のサイドライン際が死角になるくらい…。

 

前半:
前半はエスパルスが右から左に攻めます。

試合は、開始直後からエスパルスのペース。
左サイドの成田が攻め上がり、右サイドを柴原らがコンビネーションで崩します。

しかし、1トップのせいか、次第にボールが収まらなくなり、マリノスに支配されるようになりました。
そんな前半15分頃、マリノスが左(こちらの右)からクロス。GKが飛び出したものの頭を越されてしまい、詰めていた選手がボレー。ボールはカバーに入った選手に当たり、慌てて掻き出しましたが、すでにゴールを割っていました…。0-1。
もしかしたら、GKには逆光になって、クリアできなかったのかもしれません。
 
これでマリノスは勢いづき、マリノスに支配される時間が続きました。
前半40分過ぎ、マリノスにカウンターを受けました。
それでも、DFがうまく対応し、サイドライン際に追い込みました。
「え!?」
次の瞬間、背中越しにボールを上げられると、そこには、フリーになっているマリノスの選手が2人。
これを決められ、0-2。
この1点は相手をほめるしかないんだけど、やっぱり痛い…。
それにしても、
…また、こんな試合か。
と思ってしまいました。
というのも、2失点がいずれもトップの最終戦と同じような時間帯だったから。
それでも、
「前半のうちに1点返せば…」
そう言っていましたが、ここから全く想像もしない展開となりました。
 
前半ロスタイム、相手の右サイド(こちらの左サイド)からのアーリークロスが、対応していた田代の足に当たりました。
ボールはゴールに向かって転がっていきましたが、クロスに備えて前に出ていたGKは逆を衝かれて、取ることができませんでした…。0−3。
 
これで集中が切れてしまったのか、キックオフ直後、こちらの左サイドをあっという間に突破されて、ゴールを許してしまいました。ほとんど、ボールに触らないうちに。
0-4。
 

ハーフタイム:

「とりあえず2トップにしたらいいんじゃないかな。あとは高いクロス…」
と言うと、
「なるほど。パワープレイか」
と返されました。
「いや、(相手のGKにとって)逆光だから。ループシュートを狙うのもいいな」
「そんなのまで当てにするのかよ!」
と突っ込まれてしまった。
大事だと思うけどなあ…


後半:
そういうわけで(?)、左から右に攻める後半は、こちらが太陽を背にする形です。
「このままで、終われるかよ!」
そんな声が飛ぶ中、後半が始まりました。

後半開始から、山崎に代わって影山が入りました。
この影山が入って2トップに変えたことで、エスパルスがボールを支配するようになりました。
が、手応えを感じた、その時でした。
DFからのボールが相手選手に当たってしまい、ガンバのカウンターを受けます。
一度は、GKがシュートを防ぎましたが、こぼれ球に詰められて、失点。0-5。
 
ついに5点差となったエスパルスですが、ここから、ようやく反撃が始まります。
後半10分頃、影山が右サイドをぶっちぎると、ゴール前でさらにDFをかわしてシュート。至近距離からのシュートに、GKも止めることができず、ようやく1点を返しました。1-5。
 
その数分後、マリノスの小野がエスパルスの選手を倒し、2枚目のイエローで退場。
最初の警告は、GKがキャッチしたボールを蹴ってのものだから、あまり同情の余地がない…
 
その直後、エスパルスの選手(誰かわからなかった)が左サイドの裏を取り、速いクロス。クロスはGKの手の先をかすめて、中央に詰めていた柏瀬がヘッドで叩き込みました。2−5。気がつくと、立ち上がって叫んでいました。
 
これで雰囲気が変わって、エスパルスが支配する時間が続きました。
相手が1人少なくなったことから、DFの佐藤に代えてFWの藤嵜を入れ(後半19分)、さらに攻勢を強めます。
もちろん、リスクを冒して攻めている分、ピンチもありました。
決定的なシュートが枠を外れたり、前半とは違い、運も味方しているようでした。
というか、
「5点も取られていて、この上、怖いものがあるか」
 
ただ、追い上げるエスパルスも、なかなか点を取ることができません。
…最初から影山を使って、2トップにしていたら。
…田代に当たった、不運なオウンゴールが無ければ。
どうにもならない「たら」・「れば」という言葉が、何度も頭をよぎります。
 
「3年生はこれが最後だよなあ…」
いつの間にか、後半40分近くになっていました。
選手は、疲れの色が隠せません。
…このまま終わってしまうのか?
そんな時でした。
たしか石毛だったと思うけど、中盤で奪ったボールをドリブル。チェックに来た選手をスピン(ルーレットて言うのかな?)でかわして、スルーパス。
このチャンスを、柏瀬が決めました。3-5。
 
後半ロスタイム、エスパルスの選手(水谷かな?)が自陣からドリブルで持ち上がります。マリノスの選手が激しくチェックに行きますが、振り切ります。
…すごいボディバランスだ!
そしてスルーパスを出すと、受けた影山が前を向いてシュート。4-5。
「おっしゃー」
思わず叫びました。スタンドは異様な雰囲気に包まれました。
 
さらにFKのチャンス。ゴールまでかなり距離がありましたが、直接狙って、バーの上…。
もう一度、ハーフウェイ付近でFKを獲得しましたが、ここでタイムアップ。
「ああ~」
思わずうめいてしまいました。4-5。
選手はさすがに、動けないようでした…。

 
あいさつに来た選手を、エスパルスコールで迎えました。
選手達は泣いていました。とくに5失点を喫したGKの久保田は申し訳なさそうに、頭を下げました。自分自身が一番悔しいだろうに…

3年生にコールを送ると、駅に向かいました。
そして、電車の中からツイートしました。

15:54  惜しかった。0-5から、影山を入れて2トップにしたこと、相手に退場者が出たことで4点を返したんだけど…。諦めてはいけないという事を改めて教えられた気がします。

今も同じ気持ちですが、一つだけ付け加えておきたいことがあります。

 

3年生の皆さま、お疲れさまでした。

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