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夜空の真下で。(12/4 ガンバ大阪)

アウスタへと坂を登っている途中、ふと空を見上げました。
前日、いや、この日の朝まで続いた強風がウソのような、雲ひとつない青空でした。
それを見て、

いろいろあったけど、今日の最終戦が終わった後、この空のような、澄み切った気持ちになれたら…

などと、柄にもないことを思ったりしました。

まあ、それが高望みであることは、薄々わかっていたわけで…

エスパルス 0−3 ガンバ大阪

(以下、長文です)

この日は最終戦ということで、かなり早い時間からスタンドは人で一杯になりました。

エスパルスの先発メンバーは、GK西部、DFには市川、平岡、岩下、児玉新。MFは小野伸二、兵働、ボランチに本田拓也。FWにはヨンセン、藤本淳吾が左、岡崎が右に入りました。
この1年、ほとんどの試合を戦ってきたメンバーで臨みます。

サブには、今季限りでの退団が報道されている青山と伊東テルが入っていました。
この辺りに、長谷川健太監督の気持ちが察せられます。

この日のキックオフは15時30分。
もう12月。この時間は暗くなり始める時間で、早くも照明に灯が入っていました。

 

前半:
風はほとんどなく、エスパルスが西から東に攻めます。
太陽を背にする形…になればよかったんですが、すでにグラウンドの大部分は日陰になっていて、全く影響なさそうでした。

試合は、序盤からエスパルスがペースを握りました。
前半5分頃、左サイドの児玉新からクロス、中央で兵働がつないで、ファーサイドのヨンセンへ。決定的なチャンスでしたが、相手DFにスライディングで防がれ、得点できません。

その直後、今度は左サイドで細かくつないで、最後は小野伸二がミドルシュートを放ちましたが、わずかにバーの上。

こうした展開を見て、ゴールへの期待が高まりましたが、気になる点もありました。

前半10分頃だったと思うけど、平岡(だったと思う)が振り切られてシュートを打たれました。このピンチは西部がパンチングで防ぎましたが、いやな感じがしました。
「何をバタバタしているんだろう??」

 

問題の場面が起こったのは、前半13分でした。
ガンバのロングキックにDFと相手FWが競り合い、さらにパンチングでクリアしようとした西部が折り重なりました。
その結果、ボールがルーカスの前にこぼれましたが、西部は接触で倒れ込んだまま。
無人のゴールに蹴り込まれました。
…(相手FWの)ファウルは??
と、祈る気持ちでレフリーを見ましたが、何もとっていませんでした。0−1。

西部は倒れ込んだまま、起き上がれません。
試合が中断され、スタッフが治療に入ります。
「え!?」
スタッフは手で「×」印。西部は担架でアウト。
リーグ最終戦、それも、今季限りで退団なのに…
西部に代わって、GKには武田が入りました。

 

悪い流れでしたが、それでもエスパルスはいい攻めを見せました。
淳吾や小野伸二、兵働の調子が良くゴールに迫りましたが、得点できません。

そうしているうちに、ガンバの前からのプレスと、イ・グノのスピードに苦しむようになりました。
後半30分過ぎだったと思うけど、本田拓也のパスをカットされ、決定的なシュートを打たれましたが、枠を外れました。
「助かった〜」

 

しかし、ロスタイムのことでした。
ガンバのカウンターからシュート。これはDFに当たりました。が、こぼれ球が武井の前に。
これを決められてしまい、0−2。
「…」
直後に前半が終了しました。

 

後半:
開始直後から「ゴール」コールを何度も繰り返しました。

リードが2点となって、守りを固めるガンバ。
ビハインドが2点になって、ある意味、開き直ったエスパルス。

ここから、エスパルスが攻める時間となりました。
…早い時間に1点返せれば。
そんな気持ちでしたが、やはり、なかなか得点できません。

後半15分、エスパルス2人目の交代、児玉新から太田宏介。
おそらく、サイドからの攻撃を強めようというもの。

その直後、エリア内右サイドから岡崎がシュートを放ちましたが、近くにいた味方選手を直撃してしまいました。
「…う〜ん」
前の神戸戦では、岩下の決定的なシュートが原一樹の顔面を直撃したばかり。
2試合続けて、こんなことがあるなんて…

 

後半23分、ガンバが最初の交代。イ・グノに代わって佐々木。
エスパルスDF、とくに平岡はイ・グノに苦しんでいるようだったので、
…これでプレッシャーが減れば。
すがるような気持ちで、そう思いました。

後半30分、エスパルスが最後の選手交代。ヨンセンに代わって永井。
ヨンセンは、少し前から足を引きずっていたから、この交代はやむを得ないもの。
それにしても、この日の交代3人のうち2人が負傷交代だなんて…

それでも、エスパルスはボールを支配して攻め続けました。
が、なかなか得点できません。

 

そうした後半41分、ガンバのカウンターを受けて、佐々木にゴールを奪われました。0-3。
この時間、リスクを冒して点を取りに行っていたのだから、仕方ないといえば仕方ない…

試合はこのまま0-3で終了しました。

 

この日は最終戦。
試合終了後に「ホームゲームエンディングセレモニー」が行われました。
西側サイドスタンドには横断幕が掲げられる中、早川社長のあいさつが始まると、退団する選手たちのチャントが起こりました。

それを聞きながら、
「(あいさつを)短く済ませれば、早く終わるのに…」
とか、
石崎監督が辞任した時よりはマシだな」
とか、少し冷めた気持ちで思っていました。

そして、長谷川健太監督と主将の兵働くんのあいさつ。
それを聞きながらも、まだ、このチームがこれで最後になるということが実感できませんでした。
天皇杯が残っているというのは、いろいろな意味で大きいな…。

 

その後、監督、選手がグラウンドを一周。
この間、退団する選手のチャントを歌い、そして「国立へ行こう」と繰り返し歌いました。

グラウンドを一周して戻ってくると、テルをはじめとする、今季で退団する選手の手には花束がありました。

20101204

そしてピッチ上に整列。

2010

すると、「王者の旗」がかかりました。
「そうだ。最終戦は、負けても『王者の旗』をやるんだった…」

選手が花道を通って引き上げる時、もっと正確に言うと、テルが引き上げてくるのが見えた時、感情がこみ上げてきました。
自分の顔がゆがんでいるのが、自分で分かりました。半泣きのように…
こんな微妙な気持ちで「王者の旗」を歌ったことは、今までなかったと思います。
テル、イチ、アオ、今までありがとう。天皇杯でも頼みます。
そして、西部。
全治4週間とのアナウンスがあったけど、全快を祈っています。

 

帰り道、暗くなった坂道を下りました。
途中で買った缶コーヒーだけが、暖かかった…

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