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耐える時刻。(4/23 アビスパ福岡)

 「やっと…始まる…」 »»

キックオフ直前、そうつぶやきました
第2節の前日に震災が起こって、1ヶ月以上の中断。
ようやくJが再開になりました。

もちろん、全て終わったわけではなく、震災の影はいたる所にあります。
会場では、被災地の野菜が売られ、募金もあり、クラブの旗は半旗で、選手(そして一部のパルちゃんクラブ)の袖には喪章がついていました。

そして、試合前には、選手、観客全員で黙祷が捧げられました。

エスパルス 1−0 アビスパ福岡

(以下、長文です)

ホーム開幕戦なのに、朝から雨。
弱くなるかと思えば急に強くなったり、1日中降り続きました。
で、大きな声では言えないけど、雨を避けて1階席に席を取りました。

この位置からは見えなかったんだけど、アビスパ福岡のサポは「藤枝ブルックスFOREVER1994」という横断幕が掲げたそうです。
そして「藤枝ブルックス」コール(これは自分にも聞こえました)。
自分は藤枝ブルックスのサポではなかったし、清水と藤枝はむしろライバル関係。
でも、そんな細かいことはどうでもいいこと。
静岡県民として、静岡のサッカーが好きな者として、これには感謝です。

 

エスパルスの先発メンバーは、GK山本海人、岩下と平岡がCBに入り、右SBに辻尾、左SBに太田宏介。
村松大輔(たいすけ)の1ボランチで、その前に枝村と小野伸二。右MFに大前元紀、左MFに伊藤翔。
高原が1トップに入りました。


 

前半:
エスパルスボールでキックオフ。
前半、エスパルスが風上で、ホーム側からアウェイ側に向かって攻めます。福岡はなぜこのサイドを取ったんだろう??

エスパルスは前半11分頃、最初のチャンス。
左からのパスを受けた小野伸二が、ミドルシュートを放ちましたが、ゴール左隅をわずかにかすめていきました。

 

その後は、福岡に押し込まれる時間が続きました。
福岡は高い位置から積極的にプレスをかけてきて、それで苦し紛れのパスを出しては奪われているようでした。
そして、サイド(とくに右)の裏を狙ってきます。
もちろん、プレスをかわしてゲームを組み立てればいいのだろうけど、相変わらず連携が悪く、なかなかチャンスを作れません。

前半35分過ぎ、アビスパに左サイド(こちらの右サイド)からクロスを上げられます。
たしか海人が触ってクリアしたと思うんだけど、ボールはファーサイドにいたアビスパの選手の前に。
慌てて飛び出す海人より先に、ループシュート。
「あ…」
思わず息を呑みましたが、左に外れました。
「何人もカバーに入ってたからな」
そう言われて、反射的にツッコミました。
「みんな頭を越されてたじゃないか!」

 

その数分後、元紀が右サイドを突破して、速いクロスを上げましたが、伊藤翔のヘッドは上に外れました。
前半、数少ない決定的なチャンスだったんだけど…

前半最後の5分間ほど、いい感じでボールを回す時間がありましたが、完全に福岡にやられた感じでした。

前半を終わったところで、こうツイートしました。

  • 14:51  前半終了、0-0。45分、長かった。後半、立て直せるか? »»

今だから本当のことを言います。内心、立て直すのは難しいなと思っていました…

 

後半:
後半から、村松に代わって山本真希が入りました。
この真希が前目のMFに入り、枝村がボランチに入りました。
…これで立て直せるんだろうか?
そう思いましたが、試合終了後の監督の話では、村松は負傷していたようです。
傍で見ているより、現場はギリギリの状況だったのかも…

 

後半開始直後、いきなりピンチを招きましたが、真希はいい動きを見せて、中盤がやや立ち直ったようでした。
ただ、それでも前半の「やられっぱなし」という状態から脱して、こちらもチャンスを作るようになったという程度。
優位に立ったとは、とても言えません。

そんな後半22分、エスパルスは2人目の選手交代。小野伸二に代わってアレックスが入りました。
…大丈夫かな?
この日も、伸二は中盤のアクセントとして効いていました。そこをあえて代えるとは…
しかし、予想に反して(と言ったら失礼かな)アレックスはいい動きを見せ、徐々にエスパルスがチャンスを作るようになりました。

後半30分過ぎ、左サイド(30mくらいかな)でFKを獲得します。ファーで岩下が折り返しましたが、もう一度右に流れ、伊藤翔が再びクロスを上げましたが、ゴールラインを割りました。
「ああ…」
思わず、ため息をつきましたが、本当のチャンスはこの後でした。

 

「ハンド!!」
周りから声が起きました。しばらくして、レフリーが反則を取りました。
「PK、PK!」
…正直、自分はよく見えなかった。でも、PKだったらいいな。
しかし、レフリーが指した場所はペナルティスポットではなく、ペナルティエリアのすぐ外(ほぼ線上)、やや左の位置でした。
ここからのFKはかえって難しい位置。

伸二がいないFK、蹴ったのは元紀でした。

壁の上にボールが見えたと思うと、ゆるやかな弧を描いて、ゴール左隅に吸い込まれました。1−0。
GKはほとんど動けなかった。壁で見えなかったのか、それだけ完璧なコースだったのか…。

サイドスタンド目指して走って来る元紀の姿を見ながら、信じられない気持ちでした。
…負けていてもおかしくないのに。
その一方で、冷静な自分もいて、
…今年もチーム初得点は元紀か。
と思ったりもしました。

 

これで勢いがついたのか、エスパルスが押し込むようになりました。

後半39分過ぎ、左サイドから崩して高原がシュート、残念ながらバーを直撃しましたが、こぼれ球を元紀がシュート。しかし、これは左に外れました。

さらに後半40分過ぎにも、速攻から元紀がチャンスを作ります。一度は、ボールがDFに当たってしまいましたが、こぼれ球を左足でシュート。しかし、これも左に外れました…。

 

しかし、試合終了間際に、福岡の反撃を受けます。
立て続けにクロスを入れられ、右サイド(こちらの左サイド)からのクロスをヘッドで合わされましたが、わずかに外れました(現地で「バーを直撃した」と思ったほど際どかった)。

さらに追加タイム。福岡の左CKに、GKもゴール前に上がりました。
こちらも、「海人」コールを繰り返す。
このCKをクリアしたところで、試合は終わりました。1−0。

 

 

苦しみながらの勝ちに喜びを爆発させましたが、もちろん、内容はいいものとは言えません。
中断前からの課題(SBの問題、連携の問題)は解決の糸口すらつかめないまま、課題のまま残ってます。
福岡だって、内容にまだ満足していないはず。

ただ、そんな内容ではなく、もっと根源的な「何か」があった気がします。
「…ある意味、すごい試合だったな」

 

2階のサポーター旗、半旗に喪章が付けられたその1本1本から、雨粒がこぼれ落ちていた。

元紀のFKは本当に美しかった。

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