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夜になり、暗くなっても…(7/5 ヤクルトスワローズ@草薙)

…なんだ、これ?
仕事を切り上げて電車に乗ると、まるで朝の通勤時のような混みようでした。

県総合運動場駅に着き降りようとすると、その乗客のほとんどが降りました。
…え!? 本当かよ。
静岡では約2ヶ月ぶりの巨人戦。
元々、震災前から予定されていた試合で、草薙で行われる巨人戦は、この日が最後になります。
人が多いのも、当然でした。

ジャイアンツ 4−5x スワローズ

(以下、長文です)

ジャイアンツの先発メンバーは2日前の中日戦とほとんど同じでしたが、8番には、脇谷に代わって藤村が入っていました。先発投手はグライシンガー。

ヤクルトの先発投手は七條。1週間前に対戦していて、その試合では7回を1点で抑えられています。
ただ、
…2度目なら打てるんじゃないか。
楽観的な自分は、そんな風に思っていました。

 

1回表:
一杯に埋まったレフトスタンドの中に、ようやく空いたスペースを見つけると、潜り込みました。
グラウンドを見ると、1死ですが1塁に坂本。打席には長野が入っていました。
早速、応援に加わりましたが、その直後、坂本がスタートを切って、完璧なアウト。
スタートが悪かったんだろうか?
長野も三振に倒れ、結局、3人で攻撃を終了しました。

1回裏:
「おお!」
青木の打球は、藤村がナイスプレイ。
しかし、どこかで、日曜もこんなだったなあ…なんて思ってました。
2死になった後、ホワイトセル。
…ヤバイっ!
そう思った次の瞬間、見えなくなりました。
ライトスタンドの向こうから照りつける西日で見えなくなったんだけど、スタンドに届いたようで、ヤクルトファンから歓声が上がりました。0−1。

  • 18:15  ホワイトセルにホームランとか。こんなんばっか… »»

さらに4番・畠山の打球は3塁線へのゴロ。
回り込んで捕ろうとした亀井は、ボールを弾いてしまいます(もちろん、エラー)。
2死1塁となりましたが、川端は三振に打ち取りました。

 

2回表:
1死から由伸にデッドボール。
4月に、草薙で故障したことをネタにした野次が飛んだようでしたが(はっきり聞き取れなかった)、幸いなことに由伸はあまり痛がらずに、1塁に向かいました。
阿部慎之助はライト前ヒットで続きますが、小笠原は三振に倒れ、2死1・2塁。

打席には、8番・藤村。
と、応援歌が始まりました。
…わからないよ。
藤村の応援歌は、できたばかり。
近くで歌っている人のを聞いて覚えようとしたけど、すぐには無理でした。そもそも音程が…
…できて間もない応援歌を、地方球場の静岡でやるかな?
はい。逆切れです。

さて、その藤村はタイミングが合っていないように見えました。
それでも、追い込まれてから打った打球はレフトに飛びます。
「落ちろ!」
思わず叫びましたが、打球は思ったよりも伸びて、守備位置を前に変えていたレフトの頭上を越しました。
1塁走者の慎之助も3塁を回って、ホームを目指します。
「戻れ!」
ヤクルトの中継プレーを見て、思わず叫びました。
が、ホームへの返球は1塁方向に逸れて、セーフ。
あっという間に逆転しました。2−1。

  • 18:34  藤村、レフト前に落ちろとか言ってゴメン。慎之助、サードに止まれとか言ってゴメン。 »»

2回裏:
スタンドがざわつきました。
亀井に代わって大村サブローがライトに入り、ライトの高橋由伸がファーストに回り、小笠原がサードに入りました。
「亀井は、懲罰交代だって」
どこからか、そんな声が聞こえてきました。

この回は、グライシンガーが0点に抑えました。

次第に落ち着いてきて、周りの様子が目に入るようになってきました。
草薙での試合は、これで4試合目。
球場は満員で、その中には子どもの姿も多く見られました。
中には、小野伸二のゲームシャツを着て、巨人の帽子をかぶっている子どももいましたが、もはや、この球場では当たり前のように思えます。

と、後ろの方から「前は、雨で中止のところを無理矢理やった」とか「加藤健のスクイズで1点取っただけだった」と話している声が聞こえてきました(いずれも4月27日の試合)。
…さすがに、自分と同じような経験をしてる人がいるな。
そう思いました。

 

3回表:
坂本の打球はファウルフライ。ベンチ前でファーストがキャッチ。
さらに大村サブローも同じようなファウルフライ。
…草薙は、ファウルエリア狭いのに。
そう思っていると、後ろから、おそらく前回の草薙の話をしていたと思われる人が、
「草薙は、ファウルゾーンが狭いのに…」
と言っている声が聞こえてきました。
…かぶった。

「長野のホームランが見たい人」
こう言われると手を上げるしかありません。
周りの人が手を上げるのを待ってから、応援団の人は「ここまで飛ばせ」コールをしました。

すると、長野の打球は、ライナーとなって、ライト線に伸びます。
…2塁打になるか。
そう思っていると、逆光の中、ライトポール際に打球が飛び込むのが見えました。3−1。
…本当に入ったよ!
という驚きのまま、ビバ・ジャイアンツ。
草薙が狭くてよかった。

続くラミレスはファウルフライ。
どういうわけか、坂本やサブローと同じような打球。捕ったのは、キャッチャーだったけど。
「草薙は…(以下同文)」

3回裏:
2アウトからホワイトセルに四球。
前の打席で、ホームランを打たれてるから、気持ちはわかる。
ただ問題なのは、これで終わらなかったこと。
畠山のヒットと川端の四球で、2死満塁のピンチになってしまいました。
それでも、グライシンガーは宮本を、ストレートで三振に取りました。
「よっしゃ!」
そう叫んで立ち上がると、背中に涼風を感じました。

4回表:
由伸の打球はフェンス付近まで飛びました。
ボールを見失っていた青木が、慌ててボールを追う間に、由伸は2塁へ。
さらに慎之助もセンター前ヒットで続いて、無死1・3塁。
打席には小笠原。チャンステーマ「Gフレア」が始まりました。
…チャンステーマだよ。なつかしい。
そう。今年は打てない試合が続いてて…

その小笠原の打球は、センター深くに飛びました。
「抜けろ!」
これは青木がキャッチしましたが、犠牲フライには十分。4−1。
再びタオルを回しながら、
…入る時には、こんなに簡単に入るんだ。
正直、そう思いました。

5回表:
2アウトから長野がヒット。
しかし、ラミレスの時、キャッチャーが弾いたのを見て2塁に向かい、タッチアウト。
結局、3人で攻撃を終了…

5回裏:
1アウトから、ホワイトセルがレフト前へのポテンヒット。
4番・畠山の打球は、レフトフェンスを直撃。
…危なかった。
とはいえ、2塁打となって、1死2・3塁。
川端はショートの頭を越える、またしてもポテンヒット。
ボールを拾った長野は、打者走者の進塁を嫌ったのか、間に合わないと思ったのか、ホームに投げませんでした。
2人がホームイン、4−3。

さらに宮本にヒットを打たれたところで、グライシンガーはマウンドを降りました。
調子いいかと思ったんだけどな…

マウンドに上がった越智は、バレンティン、相川と打ち取り、同点のピンチはしのぎました。

6回表:
「ラミレスのHRが見たいですか?」
そう訊いた応援団の方は、周りの反応を見てから、
「ここまで飛ばせ、ラミレス」コール。
まさか、これは流行ってるんだろうか?
ラミレスが打ち取られると、
「由伸は日本語がわかります」
…そういう問題か?
と思っていると、由伸も打ち取られました。
すると、
「慎之助は、たぶん日本語がわかります」
…たぶんかよ。
思わずツッコミをいれました。もちろん、心の中で。

その慎之助が四球を選ぶと、小笠原も1・2塁間を鋭く破るヒット。2死1・2塁。
打席に藤村を迎えたところで、チャンステーマ「バタフライ」。
…わからない応援歌より、これの方がいいな。
そう思っていたのは、内緒。
しかし、藤村はショートゴロに倒れ、追加点は奪えませんでした。

6回裏:
高木がマウンドに上がりました。
今回も、静岡高校出身の高木に、大きな声援が送られました。
その高木は、先頭の川本を三振に打ち取ります。
「やればできるじゃないか」
また後ろから声が聞こえてきました。
日曜日の試合で、しょうもないピッチングをしたんですよ。静岡に来れないんじゃないか、そう思いましたよ」
ここまで来ると、使い古された、あの言葉が頭に浮かびました。

…お前は俺か。

高木がホワイトセルを打ち取ってチェンジになると、一斉にジェット風船が上がりました。
本当は「Go Go ジャイアンツ」を歌ってからなんだけど、静岡のファンが、それだけ喜んでいたということで…。

 

7回裏:
…アルビーか。ここから見てもわかるな。
巨体のアルバラデホがマウンドに上がりました。

アルバラデホは、先頭の畠山にカウントを悪くすると、レフトオーバーの当たりを打たれました。
「ラミレス〜」
あちこちから声が上がりました。
クッションボールが大きく跳ね返っていて、ラミレスが逆を衝かれてる間に、畠山は2塁へ進みました(記録は2塁打)。
ラミレスのせいにするのは、ちょっと酷かもしれない…。

川端はセカンドゴロで、走者を進めます。1死3塁。
宮本が打った打球はサードを襲いました。
サード・脇谷は前進守備でしたが、ライン際、逆シングルで見事にキャッチ。
「ホーム!」
思わず叫びましたが、間に合わないタイミングだったのか(ホームはタッチプレイ)、脇谷は1塁に送球しました。
4−4。とうとう同点に追いつかれました。

8回裏:
この回もアルバラデホがマウンドに上がりました。
1死から代打・ユウイチに2塁打を打たれます。
青木のショートゴロで2死3塁になって、2番・田中浩康。
この田中浩康の打球はセンター寄りのゴロ。
…内野安打か?
という嫌らしいゴロでしたが、藤村が突っ込んでキャッチすると、そのままジャンピングスロー。
1塁でアウトにしました。
こうして、同点のまま、9回に突入しました。

 

9回表:
…イムじゃないんだ。
時間的に、この9回が最終回。
抑えのイムが投げるものと思っていましたが、マウンドに上がったのは九古。
先頭の慎之助は、ライト前にライナーで運びました。
久しぶりのヒット。すかさず、代走に鈴木尚広が出ます。
「あ!」
小笠原の打球は、セカンド正面。
…これでは、尚広でもダブルプレイだ。
そう思いましたが、セカンドがこれを前に大きく弾いてオールセーフ。無死1・2塁。

次の打者は藤村。
バントで送って1死2・3塁にしたいところ…だったけど、キャッチャーフライ。
フライがやや3塁側だったのは、それでも、サード前への意識があったからだろう。
先制タイムリーと直前の好プレイで、ノッていると思ったんだけどな…

 

1死1・2塁で脇谷を打席に迎えると、外野はかなり前に出ました。
とくにレフトは内野のすぐ後ろくらい。
…脇谷なら、頭を越せるのでは。
そう思っていましたが、打球は、前に出ているライトの正面。
「あー…」
ため息をついた次の瞬間、どよめきが起こりました。ライトがボールを落としていました。
ライトは、あわててボールを拾うと2塁へ送球。
「セーフ」
そう見えました。が、審判の判定はアウト。
つまり、ライトゴロで2死1・3塁になりました。

打順が1番に戻り、坂本を迎えたところで、急きょ(だと思う)、イムがマウンドに上がりました。
そして、この試合3回目のチャンステーマ「ファイター」が始まりました。
歌いながら、
…(イムの)暴投でもいい。
そう思っていたのは内緒。
しかし、ショートの後ろに打ち上げてしまいました。
この時点で3時間30分を超えていて、ジャイアンツの勝ちはなくなりました。

 

9回裏:
8回に続いて、この回も山口がマウンドに上がりました。

ホワイトセルは、ショート左への当たり。坂本が追いついて1塁に送りましたが、内野安打。
左打者のホワイトセルということで、右寄りに守っていたから仕方ない…。
続く4番には、先ほど代走で、同点のホームインをしている三輪。
当然、バントが予想されます。
…この状況で三輪に回るのは、ヤクルトにツキがあるのでは。
そんな気持ちでいましたが、三輪のバントは山口の正面。
山口は2塁に送球。
「あ! 危ねぇ…」
微妙なタイミングでしたが、アウトのコール。1死1塁。

しかし、山口は川端に四球を与えてしまいました。
ここで山口はマウンドを降りました。
自分は、それでも、マウンドを降りる山口に拍手を送りました。

ジャイアンツの6番手は、久保裕也。
今度は、隠善を始め、ジャイアンツの外野陣が前に出ます。
宮本の打球は、そのセンターの後ろに飛びました。
それでも、センターに入っていた尚広が追いつき、2アウト。
ただ、2塁走者はタッチアップして、2死1・3塁。

「あ!」
周りから悲鳴のような声が上がりましたが、バレンティンは大きなファール。
その直後。
バレンティンの当たりはライナーとなって、レフト線へ。
「切れろ!」
そう叫びましたが、線の中で弾むのが見えました。
それでも、諦めの悪い自分は塁審の方を見ましたが、フェアのジェスチャー。
3塁走者が帰って、サヨナラ負け…。4−5x。
今回は、4打席ノーヒットに抑えていたバレンティンに、最後にやられてしまった… 

 

「なんで、そこでストレートなんだよ。変化球じゃないのかよ」
後ろの人がそう言っているのを、ぼう然と聞きました。
応援団のリーダーのあいさつを聞くと、荷物をまとめ、帰路につきました。

  • 22:01  サヨナラ負け…今季、5連敗で草薙4連敗… »»

 

こうして、静岡での、今季最後の試合は終わりました。
雨の中の試合、手も足も出なかった試合、そしてサヨナラ負け…
いろいろな負け方をしたものだ。

ただ、それらを乗り越えて、これからもずっと応援し続けていくんだろうな。
自分も、応援団の人も、あの見知らぬ人も…

 

こちらにも、試合中盤に打ち上げられた花火の写真を貼っておきます。

Photo

Photo_3


うーん、木が邪魔…
やっぱり、岩下(エスパルス)が撮った写真の方がきれいだな…

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