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災い転じて…(7/27 ナビスコカップ ヴァンフォーレ甲府)

試合前に、先日、500試合出場を達成した伊東テルに、花束の贈呈がありました。

プレゼンターはパルちゃん。
「(エスパルスの)選手からにしてほしかったな…」
試合前の大事な時間ということは分かるし、パルちゃんにも申し訳ないんだけど、やっぱり選手に渡してほしかった…。

花束が手渡されると、エスパルスと甲府双方から、それぞれの仕方でテルへコールが送られました。

おめでとう、テル。

エスパルス 2−0 ヴァンフォーレ甲府

(以下、長文です)

さて、この日は、ナビスコカップ1回戦、ホームでの2試合目です。
6月初めに行われたアウェイでの試合は、0ー1の敗戦。
2回戦に進むには、2点差以上での勝利が必要です。

とはいえ、そこはナビスコカップ。
水曜日の試合ということもあって、両チームとも選手を入れ替えていました。
届いたスタメンメールによると、エスパルスは4−3−3で、DFに平岡、岩下、ボスナー、山本真希。
MFには枝村、村松大輔、小野伸二。FWに大前元紀、永井、アレックス。高原はサブに回っていました。

甲府はさらに大きく入れ替えていて、7月9日のリーグ戦(@中銀スタ)から替わらなかったのは、GK・荻とMF・内田だけでした。
FWは、加入したばかりのダヴィと松橋。
ハーフナー・マイクもパウリーニョも、ベンチでした。

正直に言うと、マイクやパウリーニョがいる甲府を0点に抑えることは難しいように思っていたので、少しホッとしたのも事実(なにせ、7月23日のC大阪@長居では0−4だった…)。
それでも、高原や辻尾がいない中、2点差をつけて勝たなければいけない状況がのしかかります。
「アウェイで、追いついておけば…」
つい、そんな言葉が口から出てしまいました。

 

朝、雷の音で起こされるような天気でしたが、試合が始まる頃には回復していました。

 

前半:
甲府のキックオフで、試合が始まりました。
エスパルスは、ホーム側からアウェイ側に攻める形で、西から東に吹く風を背にします。
…早い時間から点を取りにいくつもりだな。
そう思いました。

ところが、試合が始まると、風が止みました。
もともと、ピッチの近くにスタンドがあるアウスタでは、グラウンドレベルでは風の影響は少ないようです。
ただ、さすがにこのタイミングで風が止むのは、いい気がしません。

 

試合が始まってみると、右から平岡・岩下・ボスナーと並ぶ3バックで、山本真希はボランチに入る、3−4−3のようでした。

そんな、いわば急造のDF陣でしたが、エスパルスがボールを支配し、チャンスを作ります。

前半10分頃、右サイドから元紀が切れ込み、たしか左足でシュートを放ちますが、わずかにバーの上。

前半20分頃、中央、距離のある位置でFKを獲得。
キッカーはもちろん、ボスナー。
これはDFに当たってCKになりましたが、どうも芯を外れているようでした。

前半22分頃には、甲府がFK。健平が飛び出しますが、触ることができずピンチになりましたが、なんとか逃れました。

 

と、どちらかというと、エスパルスがボールを持つ時間が長かったんだけど、なかなか攻めきれません。
どうも前線の動き出しが少ないようで、また甲府のプレッシャーもあって、バックパスや横パスが多くなりました。
「向こうのDFだって、そんなによくないんだ」
そう言われても、そのDFの所までなかなかボールを運べないから、どうにもなりません。

そんな中、元紀が何度も右サイドを駆け上がってクロスを上げますが、ゴール前でボールが流れたりして、決められません。
いきおい、甲府のクリアから何度もCKを獲得しますが(とくに前半25分過ぎ頃)、このチャンスも決められません。

 

一方で甲府は、平岡の外のスペースを狙っていて、とくに永里が何度も駆け上がってきます。
真希がその穴を埋めようとはするものの、慣れないせいか、なかなかうまくいかないようでした。

 

前半40分頃、その真希がクロスと見せかけて、ニアにミドルを放ちましたが、これもわずかに上。

結局、前半を0−0で終えました。

  • 19:56  前半終了、0-0。メンバーを入れ替えてるせいか、両チームともいまいち。元紀の突破を生かしたいな。さあ、勝負の45分。 »»

ちょっと気合いが入った感じでツイート、
…こんな調子で、45分間で2点も取ることができるだろうか?
その気持ちを抑えるのに、苦労しました。

 

後半:
後半が始まってすぐでした。
ボスナーが左サイドから中に切れ込み、スルーパス。
これに反応した永井が角度の無い所からクロス(?)。
これが、スライディングで止めようとした甲府のDFの手に当たり、PKとなりました。
…ラッキーだ。
そう思ったのもつかの間、ピッチの上で痛むボスナーが目に入りました。
ボスナーはかなり痛がっていて、しばらく中断。

PKは、伸二がGKとは逆のゴール右にきっちり決めて、1ー0。2試合合計で、ようやく追いつきました。

 

「ダメならダメと言ってくれ!」
ゴトビ監督と話をするボスナーを見て、思わず叫びました。
それにしても、辻尾が負傷でいない時に、ボスナーまで重傷だったら…そんなことは考えたくもない。
どんなやりとりがあったのかわからないけど、2人とも肩をすくめるようにして別れ、ボスナーはそのままプレイを続けました。

プレイに復帰したボスナーは、明らかに運動量が落ちていました。
それでも、甲府に攻められると、ボスナーは何度も体を張った守備を見せました。
そして、その度に気をもみました。
 

結局、ボスナーが交代したのは、10分以上も経った後半14分。
おそらく、代わって入った高木俊幸が準備するには、十分すぎる時間を作ったと思われ…
あとは、ボスナーが重傷でないことを祈るしかない。

…え?
俊幸が入ったとき、思わず目を疑いました。
「この交代、いいね」
と声をかけられ、言葉を返さずにはいられませんでした。
「誰が左SBに入ってるか見た?」
「⁈」
左SBにはアレックスが下がり、左MFの位置に俊幸が入っていました。

初めて見るアレックスのSBは不安でしたが、ここからエスパルスが支配するようになりました。
前半はあまり目立たなかった枝村が、ポジションが変わったせいか、攻守に効くようになりました。
さらに、永井も前からハードワークし、両サイドを元紀や俊幸が駆け上がります。
前半とはまるで別のチームのようでした。

 

後半19分、甲府は最初の選手交代、養父に代わってパウリーニョ。
「来たか…」
前回の対戦で、恐ろしくキレのあったパウリーニョ。
やっぱり怖い…。

 

ところが、点を取ったのはエスパルスでした。
後半20分頃、健平からのボール、永井がヘッドで後ろ(中央)に落とすと、左サイドから俊幸が素早い反応。GKの前で追いつくと、ゴール右に流し込みました。2−0。2試合合計で、ついに甲府を逆転。

文字通りの意味で、飛び上がりました。
これがエスパルスでの公式戦初ゴールとなった俊幸は、ホーム側サイドスタンドの前まで来て、喜びを爆発させました。
…そして、試合はしばらく中断しました。

 

後半22分、エスパルスは2人目の選手交代。
伸二に代わって高原。
伸二はキャプテンマークを外すと、丁寧に高原の腕につけました。

後半26分、甲府は一気に2人交代、マイクと片桐が入りました。
…ついに本気になったな。
そう思いました。

しかし、流れはエスパルスのままでした。
マイク、パウリーニョをうまく孤立させ、何度も速攻を仕掛けます。

 

後半44分頃、永井が右サイドを小刻みなドリブルで突破。
中に切れ込むと、引きつけて、マイナスのクロス。
後ろから1人走り込んできましたが、打ち切れませんでした。
あまりにも惜しいチャンス。
思わず、「永井さんに謝れ!」
と言ってしまいました。
いや、まあ、本当に謝りそうでアレなんだけど…。

え?いつから「さん」をつけるようになったかって?
もちろん、この時からです。

 

追加タイム、その永井さんに代わって岡根が入りました。
岡根は、DFの少し前、ボランチに入ったように思います。

エスパルスはゆっくりボールを回しました。
一部には不満そうにしてる人もいましたが、安全第一。
むしろ、いつもとは違うこのメンバーで、こんな落ち着いたゲーム運びができるとは思いませんでした。
もうちょっとはっきり言うと、エスパルスらしくない試合運びです(もちろん、いい意味で)。

と、右からのクロスに、エダが走り込みます。
「打て!」
次の瞬間、ボールはゴールの遥か上を飛んでいきました。
「やってしまった」感のあるエダは、仰向けになったまま、起き上がれないようでした。
ちょうどそのとき、タイムアップの笛。2−0。
ナビスコカップ2回戦進出を決めました。

 

スタジアムを一周する選手を見ながら、思わず言いました。
「ゴトビ(監督)、怖ぇーよ。絶対、敵に回したくないよ」
半分は冗談です。いや3割くらいかな。

この後、勝ちロコ、王者の旗…と、久々の勝利に酔いました。
これで花火があれば、夜空に映えて最高だったんだけど…

試合後も盛り上げたのは、高木俊幸でした。
インタビューの様子、その後サイドスタンド前でタオルを振り回したこと、勝ちロコで列を離れてパフォーマンスしたこと…
得点後にサイドスタンド前まで行ったことも含めて、正直、
「これが、あの高木豊さんの長男なの?」
と思いました。
だって、高木豊さんは地味なイメージが…。

 

そんなこんなで、スタジアムを出た時には人も少なくなっていました。

  • 21:37  バス乗車。とりあえず、俊幸おめ!ボスナー、よく頑張った&お大事に。そして、永井さん、ごめんなさい。m(_ _)m »»

そうそう、とくに後半の、永井さんのハードワークはすごかったです。
この後、携帯の「ベストプレイヤー投票」で永井さんに投票しました。
…エスパルスに来て初めて。

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