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訃報。

清水エスパルスGKコーチの眞田雅則氏が9月6日(火)に急性心不全のため永眠いたしました。謹んでご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。(清水エスパルス公式サイトより)

 

昨夜、ワールドカップの予選を見ていた時に、twitter経由で知りました。 

その時に報じていたのは某スポーツ紙1紙だけだったので、「誤報であってくれ」と祈り、実際、「なんだ、誤報だったのか」と安堵する夢まで見てしまいました。
残念ながら、正夢とはなりませんでした…。

 

こんなことになってしまい、悔しくてしかたありません。
気持ちの整理がつかないまま、思い出を書いていきます。
自分のわがままですが、故人を偲ぶと思ってお許しください。 

「彼の素晴らしい記憶、彼の素晴らしい時代を心に留めておきたい」(ゴトビ監督のコメント、エスパルス公式サイトより)

 

自分が眞田さんを初めて見たのは、初めてエスパルスの試合を観た時でした。
92年の8月、国立競技場にサントスFCを迎えたPSMで、その時は「清水商が優勝した時のゴールキーパー」という認識でした。

残念なことに、この試合での眞田さんの印象はよくありません。
というのも、後半、バウンドの目測を誤り、失点してしまったからです。

 

そして迎えた93年5月、三ツ沢でのJリーグ開幕戦。
この時もよい印象がありません。
ペナルティエリアから出てクリアしたボールを、相手選手に拾われて失点し、1点差で敗れました。
膝を叩くようにして悔しがる姿を、今でもはっきり思い浮かべることができます。

その後、シジマールが加入し、出番がなくなっていく訳ですが、その胸中はどんなものだったでしょうか?
もちろん、自分にはわかりません。
ただ、数年後、正GKに返り咲いたとき、以前とは比べものにならないくらい、安定したプレイを見せるようになっていました。
それがどれだけ凄いことだったか、今になってみると、よくわかります。

 

そして、エスパルスは1つの時代を作ります。
96年にナビスコカップ優勝、99年にはセカンドステージに優勝し、シーズンで最も多く勝ち点を上げました。

この頃、何度「眞田」コールをしただろう?
その都度、眞田さんは期待に応えてくれました。
カウンターを受けて、1対1になっても必ず眞田が止めてくれる、そう思うくらい信頼するようになっていました。
「勇気の守護神」
いつしか、そう呼ばれるようになっていました。

 

実は自分にも、眞田さんのプレイを見て影響を受けた部分があります。
日本平で観ていると、眞田さんがDFに「クリア!」とか「フリー!」と叫んでいる声が、いつも聞こえてきました。
それを聞いているうちに、応援している自分まで「クリア!」とか「フリー!」とか叫ぶようになってしまいました。
サポーター失格かもしれません…。

 

最後に眞田さんのプレイを見たのは、大宮との天皇杯でした。
負傷退場した黒河に代わってゴールを守りましたが、DFがバレーにぶっちぎられて、失点。
この1点が響いて敗戦しましたが、あのシュートを止めるのは至難の業だったと思います。

 

それから間もなく、眞田さんはリーグ戦最終戦で引退しました。
その試合も敗戦でした。
引退セレモニーで、99年のチャンピオンシップに負けたこと、そして今日負けたことが悔しい…そんな内容のあいさつをされたことを覚えています。

セレモニーの後、自分はメインスタンドからアウェイ1階席まで走り、眞田さんに
「ありがとうございました」
と言って、握手して頂いたこともはっきり覚えています。

 

今年、ゴトビ監督の下、エスパルスのGKコーチとして復帰し、内心喜んでいました。
それが、こんなことになるなんて…

こんなに早くお別れの文章など書きたくなかった。眞田「さん」などと言いたくなかった。

でも、現実を受け入れます。 

 

眞田さん、今まで、本当にありがとうございました。

眞田さんのご冥福をお祈りします。

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