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サッカーの常。(10/23 ヴァンフォーレ甲府)

「まさに、最悪のタイミングだな」
MDPの名代さんのコラムを見ながら、そうつぶやきました。
エスパルスは、神戸と引き分けた前節の試合でヨン ア ピン(以下、キャラ)が退場となり、この試合は出場停止。

一方の甲府は、C大阪に4−0と大勝して降格圏を脱出し、勢いに乗っています。
前日に浦和が勝ち点3を上げていて、この日はかなりの覚悟で来ることが予想されました。
…打ち合いになる。
そう予想し、覚悟を決めていました。

エスパルス 3−0 ヴァンフォーレ甲府

(以下、長文です)

前夜までの大雨も、朝には上がりました。
試合が始まる頃には、蒸し暑さを感じるくらいでした。

アウスタは満員(公式記録では19,832人)でした。
道理で暑いわけだ。

甲府からも大勢のサポーターが訪れていて、東側サイドスタンドと、ホームアウェイ側に詰めかけていました。

グリコのキャラクター「カプすけ」と「アメイロタマネギ」が来たり(「アメイロ〜」を襲った悲劇には触れません)、甲府市のPRブースが出店していたり(鳥もつ煮が美味だった)、「ロコ!エスパルス」の北村アナウンサーがいたり(ユニ姿だったため、素敵な女子サポに見えた)…。
さらに、試合前には杉山浩太が100試合出場で、花束の贈呈もありました。

そんなこんなで、心なしか、いつもより華やかな感じでした。

 

エスパルスの先発は、大体同じです。
前節、天皇杯で活躍した竹内涼が入った中盤には、アレックスが戻りました。
出場停止のキャラに代わって、ボランチには平岡が入りました。

甲府との対戦も、今季4試合目。移籍した伊東テルと市川が初めてアウスタのピッチに戻ってくるということで、期待が高まりました。
伊東テルはボランチで先発出場でしたが、残念なことに、市川はサブでした。
それでも、試合前に2人の名前がアナウンスされると、拍手が起こりました。

 

前半:
甲府ボールでキックオフ。
前半はホーム側からアウェイ側、風上から攻めます。

風上ということ、そして何よりグランパス戦の残像が残っていたこともあって、エスパルスが攻める展開を予想(というか希望)しました。

が、そんなに甘くありません。

エスパルスはパスミスが多く、ボールを奪った甲府はカウンターをしかけてきます。

前半9分頃には、中盤で甲府にパスカットされ、カウンター。
DFの人数が足りず、危険なところでしたが、幸運にも最後のパスがつながらなかった…。

前半10分頃には、マイクが落としたボール、パウリーニョがペナルティエリア内でドリブルを仕掛けますが、なんとかクリアしました。


そんな危険な場面はありましたが、全体的にはうまく対処しているようでした。
マイクには岩下とボスナーが対応し、ボールを落とされても、すかさず2人目、3人目の選手がボールを奪います。

心配していた平岡だったけど、運動量も多く、マイクが下がってきた時にも、きっちり競っていました。
内心、
…平岡を見くびっていたなあ。
そう思ったくらい。

もっとも攻撃になると、前からプレッシャーをかけてくる甲府の前にパスミスが多く、なかなかリズムに乗れません。

前半20分過ぎ、右スローインから高原が後ろにスルーして、自ら反転ダッシュ。
そこからクロスを上げ、中に1人飛び込んでいたけど、競り合いの中、合わせる事ができません。


前半28分、甲府は左サイドからのFK、素早く蹴ったボールが平岡に当たってファウル。これで平岡にイエローが出ます。
「勝手に蹴っただけじゃないか」
近くの人が、そう叫びましたが、厳密にはあれもファウルなんだろうなあ。
その直後のFK。
オーバーヘッドキックをしようとした甲府の内山と、ヘッドでクリアしようとした平岡が接触。
平岡が痛み(そしてエスパルスの選手が詰め寄り)、しばらく中断しました。

相手は、残留をかけて戦っている甲府。
どうしても、激しい試合になりました。



前半36分、高原がつぶれて出したボール、右サイドを元紀がドリブルで駆け上がり、クロス。
DFがクリアしたボールは、ファーサイドの俊幸に。
俊幸は内に切れ込んで2人をかわすとシュート。
右のサイドネットに突き刺さりました。1−0。

前半38分頃、左からのクロスを高原がヘッド、GKが弾いたところをさらにつないで、最後は伸二のオーバーヘッドパス。
これを、高原がヘッドで押し込みました。
「よっしゃー」
しかし、目の端でフラッグを揚げるのが見えました。
オフサイドでノーゴール。

前半40分、右の伸二からファーサイドの高原へ。胸トラップからボレーも、左に外れました。

前半40分過ぎ、こちらの左サイドからパウリーニョのクロス。中央のマイクを辻尾が後ろから倒したようにも見えたけど、ノーホイッスル。

追加タイムは2分。
元紀が蹴った右CKをファーサイドでボスナーがキープすると、バックパス。
後ろから詰めてきた伸二がミドルシュート。これがゴール上に決まりました。2−0。
少し冷静さを取り戻してピッチを見ると、伸二が右腕を突き上げ、上を指さしていました。

しばらくして、ハーフタイム。2−0。

 

この展開が信じられませんでした。
甲府は、エスパルス対策をしっかり遂行しているように見えました。
そして、エスパルスの連携も決してよかったとは言えません。
それなのに、2−0。
ラッキーな面もあったとはいえ、ユングベリやキャラは出ておらず、6月に対戦したのとほぼ同じメンバー。
…なんで、こうなったんだ??
その答えは一つしかないように思えました。

  • 13:56  前半終了、2-0。いろいろあるけど、強くなったなあ… »»

そうツイートした後、周りがメインスタンドの中央を見ていることに気づきました。
その方向に目をやると、キャラが立ち上がって、手を振っていました。

 

後半:
アウェイ側からホーム側に攻める後半は、エスパルスにとっては逆光かつ風下になります。

両チームとも選手を代えてきました。
エスパルスは、得点を上げた俊幸に代わってユングベリが入り、アレックスが左FWに回ります。

一方の甲府は、内山に代わって市川が右SBに入りました。

 

後半3分、甲府のFKから、右サイドのイチを走らせます。
イチのクロスを、中央でマイクが合わせますが、これは枠を外れました。

後半右サイドからクロスを入れられ、中央のマイクが後ろ、ファーサイドに落としますが、これはなんとかしのぎました。クリア。

後半14分、甲府は2人目の交代。パウリーニョに代わって柏。
「これは助かったなあ」
近くの人の声が聞こえてきました。
…いや、柏も十分に嫌だが。
そもそも、この日のパウリーニョは調子が悪かったし…

後半15分過ぎ、山本英臣のクロスを中央、マイクが胸トラップ。落としたボールを柏がシュートに行きましたが、大きく外れました。

 

こうして、甲府が、市川の投入で流れを呼び込んだかに見えました。
そんな後半20分過ぎ。
自陣中央から、ユングベリが右のスペースにドリブル。
「お!すげえ!」
ユングベリは大外を回ると、さらにワンツーで裏に抜け、中央の伸二にパス。
その伸二は、裏に走った元紀にスルーパス。
裏に抜けた元紀は、飛び出してきたGKより早くシュート。
「おお!」
GKに当たった後、ゴールに向かって転がって行くボールを見て、立ち上がって叫んでいました。3−0。
流れるような攻撃の、美しいゴールでした。

 

後半26分、エスパルスは2人目の交代。伸二に代わって浩太。
ピッチを後にする伸二に、大きな拍手が起こりました。


後半34分頃、3点差となって、エスパルスサポから「ガニャー」が始まりました。
こんな感じで、スタジアムは「圧勝」の雰囲気に包まれたものの、ここから互いにチャンスを作る互角の時間となりました。

後半40分、エスパルスは最後の選手交代。平岡に代わって伊藤翔。
ピッチを後にする平岡にも、拍手が起こりました。

後半40分頃、伊藤翔が落としたボールをユングベリが中に持ち込み、シュート。
これは右上に外れました。
…ユングベリのゴールも遠いなあ。
つい、そう思わずにはいられませんでした。

ゴールが遠いと言えば、伊藤翔。
期待を込めて「翔」コールが何回も起こりました。


4分の追加タイム。
クリアのこぼれを、養父がダイレクトにシュート。
決定的でしたが、わずかに逸れました。

そして、試合終了。3−0。
 
 

試合が終わると、いつものように勝利のセレモニーが続きました。
「キャラ、キャラ、キャラ」
先ほどまでメインスタンドにいたキャラが、いつの間にかピッチに下りていて、他の選手と一緒に「勝ちロコ」。

そして、選手がグラウンドを一周し挨拶した後、岩下はメインスタンドにスパイクを投げ込みました。
…一体、スパイクを何足持ってるんだ??


一通り終わって、帰り支度を始めたときに、言われました。
「選手がいなくなっても、甲府のサポーターはチャントを歌ってたぞ」
「!?」
言われるまで、全く気づかなかった。
ずっと、アウェイ側は見ないようにしていたから…。

そこで、試合のことに話題を変えました。
「マイク対策は、ウチが一番だろうな」
去年から何度も対戦する中で、身をもって対策を学んだように見えました。
「エスパルス対策をしていて2失点して、市川を入れて流れを変えたところで失点して…。甲府からしたら、どうにもならないな」

 

坂を下り、駐車場に着いた時には、暗くなり始めていました。
「今になってみると、『やり過ぎたかな』て気持ちもするな」
その言葉に言い返しました。
「…いや、勝負の世界だから」
そして、付け足しました。
「いつ、逆の立場になるか、わかったものでもないし…」

しばらく車を走らせたところで、今度は自分から言いました。
「甲府には、絶対、残ってほしいな」
「矛盾してないか?」
「いーや、してない!」

 

さて、今回のもらいものです。
まずは、こちら。

Photo

「ポッキー・プリッツの日」前ということで、プリッツを頂きました。
グリコ様、いつもありがとうございます。

 

また、「甲府市PRブース」で鳥もつ煮を購入すると、くじ引きがありました。
そして、頂いたのがこちら。

Photo_2

これで残念賞なのですが、ゼリーの他、多数のパンフレットや招待券が入っていました。
甲府の方の、こういう所に、いつも驚かされます。

それにしても、昇仙峡。もう一度、行ってみたいなあ…

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