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矢、尽きて…(12/24 天皇杯準々決勝 セレッソ大阪@長居)

「あ、サイドスタンドは屋根がないんだ…」
長居スタジアムは2度目です。
前回来たのは3年前、「甲子園ボウル in 長居」の時。
その時にはメインスタンドだったため、屋根のおかげで雨に濡れずに済みました。
「まあ、今日、晴れてくれてよかったよ…」
そんなことを言いました。
この時には…

エスパルス 2−2 セレッソ大阪
    PK(5−6)

(以下、長文です)

  • 10:32  長居到着してます。暖かいけど、風が強いなあ。 »»

「今日はセレッソに勝ちたいな…」
前日に行われたJユースカップ準決勝では、エスパルスユースはセレッソ大阪U-18に1−5で敗れました。
トップチームが対戦する、この日は勝ちたいところです。

 

エスパルスの先発メンバーは、1週間前の千葉戦とほとんど同じ。
ただ、左SBはヨン ア ピン(キャラ)に代わって太田宏介。
MFには枝村に代わって、帰国しての治療から戻ってきたばかりのユングベリが入っていました。

ところで、キャラはベンチからも外れています。
「そんなに、状態が悪いのかな?」
千葉戦、ハーフタイムで下がったキャラ。
膝をケガしているということだっただけに、心配でした。

 

前半:
エスパルスがアウェイ側からホーム側に攻めます。
一応、風上で(ピッチレベルではほとんど影響なさそうだった)、太陽を背にする形。

セレッソのキックオフで、試合開始。

前半5分頃、右サイドでセレッソの選手がドリブル、ボスナーの裏に大きくボールを出されます。
…まずい。
そう思った次の瞬間、ボスナーがその選手を倒し、警告。
このFKは防ぎましたが、早い時間での警告は嫌な感じでした。

前半10分過ぎ、右サイドを攻められ、ボスナーらが引っ張り出されたところで、中央につながれます。
そして、ミドルシュート。外から巻くように入ってくるシュートが、ゴール左に突き刺さりました。0−1。

その後も、エスパルスは連携がうまくいかないようで、セレッソに支配されます。
「ひどいなあ。今日はダメそうだな」
そう言われた瞬間、頭に血が上りました。
「つまらないことを言うな!」
普段はもっと冷静なんだけど…失礼しました。

前半15分頃、ユングベリが右サイドでボールを受け、ペナルティエリア手前までドリブル。そしてパスを出しますが、カットされました。
「ああ…」
ほとんど初めてのチャンスにため息をついていると、ユングベリが倒れているのが見えました。
しばらく中断した後、自力で外に出ます。
「接触して(の負傷)じゃないだけに、心配だな…」

応援を続けながら、横目でユングべリの様子を窺っていると、そのままベンチに引き上げてしまいました。
…マジかよ。
そう思いながらも、交代を考えます。
「…枝村かな?」
前半19分、ユングベリの代わりに入ったのは、小野伸二でした。
この伸二も万全ではありません。

それでも、伸二が入ってから、徐々にボールが回るようになりました。

前半20分過ぎ、やや右から打った高原のシュートが相手選手のハンド。PKを獲得。
これを伸二がきっちり決めて、同点。1−1。

 

前半25分頃、首筋に水しぶきのようなものを感じました。
反射的に後ろを見ました。
「雪だ!」
「溶けた雪じゃないか?」
などと言い合いました。なにせ、普段、雪を見ることのない伊豆の人間なので…。
もっとも、この雪(かみぞれ)はすぐに止みました。

前半30分頃、高原がやや右サイドで倒されます。
が、このFKも決まりません。

この後、エスパルスが盛り返して、一進一退のまま、どちらも点を取れないまま、前半終了。
そんな中、前半40分には杉山浩太、前半44分には高原が警告を受けたのが気になります。

  • 13:54  前半終了、1−1。ユングベリは下がってしまうし、カードはいっぱい出るし、よく同点で折り返せたという感じ。でも、後半立て直せるはず。 »»

 

後半:
メインスタンドに掛かる屋根の影が、ピッチの大部分を覆うようになりました。

後半はエスパルスボールでキックオフ。
ホーム側からアウェイ側に攻めます。


後半10分頃、左CKを、ニアにいた高原がヘッドで合わせましたが、これも決められません。

後半25分頃、また、みぞれ(か雪)が降ってきました。
今度は本降り(というのかな?)で、風が強いこともあって、一気に冷え込みました。
慌てて、荷物が濡れないように片付けます。
そんな中でも陽が差し込んだりもして、一瞬、ピッチとの間に虹が見えました。

前半より、エスパルスがボールを持つ時間が増えました。
それでチャンスは作るものの、点を取ることはできません。

一方で、こちらの左サイドを何度も村田に抜かれます。
カウンターから何本もシュートを打たれますが、海人の好セーブとセレッソの決定力の無さにも助けられて、なんとかしのぎます。
ゴール前からゴール前へと、目まぐるしくボールが動く展開になりました。

そんな中で目についたのが、伊藤翔。
伊藤翔は、前線から粘り強く守備をして、ボールを奪ったりもりしました。
「伊藤翔が、こんなに守備をするなんて…」
…全くだ。
そう思いました。おそらく、考えられることは一つ。
「体の調子が良くなって、動けるのが楽しいんじゃないか?」

後半38分、杉山浩太に代わって高木俊幸。
「え…」
俊幸はどこかで使うと思っていました。そして、浩太は警告を受けています。
それでも、浩太を下げるとは考えませんでした。

この交代に伴って、高原が中盤に下がり、1トップに伊藤翔が入りました。

3分の追加タイム、FKのチャンスを得ましたが、これも得点できませんでした。

 

「伸二の大きさを感じるよ。伸二が入って流れが変わったもんな」
後半が終わった直後、そう言いました。
新聞等を見ると右足しか使えないようでしたが、そんなことを全く感じさせないプレイで、ボールを収め、パスを出していました。

 

延長:
「えだ〜むら〜、たく〜ま…」
その歌声にピッチを見ると、枝村が入っていました。下がったのは、小野伸二でした。
「…」
ユングベリに代わって入った伸二を、流れを呼び込んだ伸二を、ここで代えなければならないのか…。

 

再びセレッソボールでキックオフ。

数分後、やや左、ペナルティエリア手前でキープされ、枝村がしつこく対応しますが、右に出されます。
すると、DFが何人もいたにも関わらず、するするとドリブルで抜けられ、シュート。
これが決まりました。1−2。

ここから何回、何分間、「リバイブ」を繰り返しただろう?
延長前半14分、左サイドから俊幸が切れ込みます。
2人に囲まれましたが、これを抜き去ってシュート。
ゴール右隅、サイドネットに突き刺さりました。
2−2。
飛び上がって叫ぶと、周りの人とハイタッチ。
それから、再び応援に戻りました。
しばらくして、グリコが始まりました。

 

延長後半3分、裏に抜けられると、ループシュートを打たれました。
これは一度出かかった海人が戻ってジャンプ。
パンチングをして、なんとかコーナーキックに逃れました。

延長後半6分、奪ったところを細かくつなごうとして、奪われました。
シュートを打たれたものの、海人が右に飛んでコーナーキックに逃れました。
すると、隣から、
「なんで、しっかりクリアしないんだよ!」
いや、自分に言われても困るんだが…。

両チームから足がつる選手が出るようになりました。

延長後半9分、細かくつないで、ペナルティエリアのわずかに外で元紀がキープ。
「打て!」
思わず叫びましたが、高原へスルーパスを出そうとしてカットされました。
「なんでだよ」
周り一同、それぞれの言い方で悔しがります。

延長後半12分頃、左サイドでFKを獲得。少し角度がある所でしたが、狙うはボスナー。
残念ながら、これは大きく上に外れました。

延長後半15分頃、FKから、クリアされたボールを拾ってさらにクロス。
GKの前に上がったボールに高原とGKが交錯し、2人とも痛みます。
直後にタイムアップ。2-2。

相手GKが立ち上がった後でも、高原は立ち上がれません。
高原のコールとチャントを何回も繰り返しましたが、数分後に担架で運び出されました。

だいぶ経ってから立ち上がり、再び高原コールが起きました。

 

PK戦:
1人目、元紀のキックは左、GKの手に当たりますが、ゴールに吸い込まれました。
2人目、アレックスのキックも触られますが、左隅に決まりました。
海人は最初は読みが当たりましたが、それでも決められ、そのうちに読みも当たらなくなりました。
3人ずつ決め、C大阪が決めると岩下。
「!? ああ…」
左に蹴ったボールは、GKに弾かれました。
直後、決まれば敗退という状況で、
「!?」
海人の読みが外れて、ひやっとしましたが、ボールはバーを直撃。
なんとか、つながりました。

5人目のボスナーは長い助走。
FKと同じようにけるのか?
蹴られたボールは真ん中近くでしたが、GKは一歩も動けないまま、ボールはネットに突き刺さりました。
「なんだよ、あれ…」

こうして、PK戦はサドンデスに突入しました。
さらに1人ずつ決めて、7人目。
C大阪に決められると、海人が自らキックを蹴りました。ボールは左隅へ。
…決まった。
しかし、ボールはポストを直撃して、跳ね返りました。5-6。
海人は倒れこみました。

 

重い足どりで、選手がやって来ました。
PKを外した海人は特に重症(?)で、GKコーチのディドに抱えられるようにしていました。
…海人がいなければ、PKにもならなかったのに。
そんな思いは、海人には無いようでした。
選手が挨拶すると、拍手が起こりました。

 

通路に出たところで、言われました。
「海人を見ていたら、天皇杯の名古屋戦を思い出したよ。バーに当たったボールが背中に当たって入ったとき…」
自分も、それを思い出していました。
「海人は何かあるのかなあ? クセとか…」
それには、
「PK戦なんて、運だよ、運」
と、むしろ自分に言い聞かせるように言って、駅へ急ぎました。
新幹線の時間が迫っていました。

  • 16:48  新幹線乗車、静岡に帰ります。試合はPK戦で敗退。内容的には課題もあるんだろうけど、出し尽くしたと思う… »»

  • 20:56  ハァ、本当に今シーズン終わったなあ…。元旦までの予定をいろいろ考えていたけど、明日からの予定が無くなってしまった… »»

 

こうして、自分にとっての2011-12シーズンは終わりました。

よく雨の降ったシーズンだった…

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