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組織 v.s.飛び道具?(9/4 U-18プレミアリーグ 浦和レッズユース@アウスタ)

さて、だいぶ遅くなってしまいましたが、このシーズンオフを利用して、書き溜めていたユースの試合を(こっそりと)アップしていきたいと思います。
まずは、5ヶ月近くも遡った9月始めのアウスタの試合です。

 

この日はナビスコカップ甲府戦以来、約1ヶ月ぶりのアウスタでした。
浮き立つような気持ちでスタジアムに向かいましたが、そこはユースの試合。
着いた時には人も少なく、いつも混んでいる印象を持っている自分には不思議な感じでした。

浦和のサポーターもかなり駆け付けていました。
台風の中、遠路はるばるありがとうございます。
…て、無料だから、お礼を言う筋合いはないのかな。

エスパルスユース 2−1 浦和レッズユース

(以下、長文です。また、時間はおおよそのものです)

台風の影響で、前夜は大雨。
この試合前も、雨が降ったり止んだりで、不安定な天気。
ということで、雨を避けて、バックスタンド最上段に席を取りました。

ただ、この天気にも一つだけいいことがありました。
ホームからアウェイ側に弱い風が吹いていて、暑さを感じませんでした。


先発メンバーのアナウンス。慌てて鉛筆を走らせます。
…ん? DFは2人?
アストロビジョンに表示されたメンバーを見ても、やっぱり2人。
…どんなフォーメーションなんだ?
そんなことを考えているうちに、試合が始まりました。


前半:
エスパルスのキックオフで試合開始。

試合が始まってみると、エスパルスは4-2-3-1のようでした。
つまり、「DF」の2人、犬飼と西村がCBで、右SBが水谷和磨(MF)、左SBが佐藤飛天(MF)。
ボランチに藤嵜(FW)と石毛。その前に影山(FW)。もしかしたら、1ボランチで影山と石毛が並ぶ形かもしれない。
右FWに加賀美、左FWに山崎祐也(MF)、1トップに柏瀬という形でした。

浦和レッズは4-1-2-3というか、12番の1トップのような形でした。



立ち上がり、エスパルスが何度かCKのチャンスを作りますが、前半10分くらいから浦和が支配するようになります。

そして、この頃から雨がひどくなりました。
前の方で見ていた人達が屋根の下に移動し、スカウティングに来ていた某チームのスタッフも、ビデオカメラを雨から守ろうとバタバタし始めました。
悪いことは重なるもので、ちょうどバックスタンド側に吹き付ける風に変わり、屋根がある最上段にいた自分まで濡れてしまいました。

それでも、照明に灯が入るのを見て、
「アウスタでよかった…」
とつぶやきました。
これが尚志高校の時のように、草薙球技場だったら…


前半11分、浦和に左サイドをワンツーで崩され、最後は中央の浦和23番・岸がグラウンダーのシュート。これはGKがキャッチしました。

前半13分、またしても浦和23番・岸がミドルシュートを放ちますが、これは左に外れました。
ここで、突然、言われました。
「いつもは静学と比べるから気づかないけど…」
…なんだ?
「浦和はヨーロッパ的で、エスパルスは個人技が多いブラジル型だな」
かなりザックリした見方です。
しかし、実際に、個人技やドリブルも見せるエスパルスに対し、浦和は少ないタッチ数でボールをつないでいきます。
それは見事なパスワークで、某サッカー漫画の「フラッシュパス」を連想してしまったほど。

こうして、支配する浦和に対し、エスパルスはコンパクトにして守り、ゴール前への危険なボールは西村と犬飼がカットして、しのぎます。


前半15分、浦和は、やや左からシュート。DFに当たって浦和の左CKとなります。

前半17分、右サイドを崩され、GKが飛び出しました。クリアが浦和の選手に当たってゴールに飛びましたが、危うくバーの上を越えていきました。

前半20分、浦和がワンツーから左MFがシュート。ゴールキックになりました。


前半25分頃、また豪雨になりました。
そして相変わらず、浦和が攻める時間が続きます。
「浦和支配」
と、メモに書いてあるくらい。

前半27分、左サイドで、浦和の選手を囲って山崎が奪い、柏瀬へ。
「うめぇ〜」
柏瀬は素晴らしい足技でキープすると、影山へスルーパス。
その影山は、ミドルシュート。
一瞬、息を呑みましたが、わずかに左。
「ああ〜」
ため息をつきました。


前半29分、自陣ゴール前で山崎がボールを奪うと、柏瀬にパス。
柏瀬は左サイドライン際を一気に駆け上がって、クロスを上げたものの、これはDFにクリアされました。

前半30分、ハーフウェイ付近からのFK、右サイド、水谷和磨がワンツーから裏に抜けます。
しかし、和磨が上げたクロスはDFにクリアされ、さらにカウンターを受けそうになったところで、浦和の選手を倒した山崎祐也にイエロー。

前半32分には、山崎祐也のドリブルから、オーバーラップした佐藤飛天へ。
しかし、中で落としたボールもつながりません。

こういった感じで何回も左サイドを攻められましたが、山崎祐也が裏のスペースをうまく衝いて、何度かチャンスを作りました。

 

そうした前半36分、左サイドから崩されますが、クロス(?)を西村がブロック。さらにこぼれをシュートされるものの、これも西村がブロック。なんとか左CKに逃れました。
しかし、このプレイで西村が傷んで、アウト。

直後、浦和の左CK、つながれて最後はGKがブロックしたこぼれ球をボレーシュート。
「ああ〜」
ゴールネットを揺らしましたが、レフリーを見ると腕を叩いていました。ハンドの判定でノーゴール。


前半39分、結局、西村は戻れないまま、江井(えねい)に交代。
「ユニフォームの色が違うよ」
言われて気が付きました。
他の選手のユニフォームは豪雨に打たれ、濃い色に見えますが、まだ濡れていない江井のユニフォームは、淡く見えて目立ちました。


追加タイム(に入った頃かな?)、左サイドでボールを受けた山崎祐也が中に切れ込もうとしたところ、体ごと当たられて、FKを獲得。左ライン際で、壁は2枚。
ファーサイドを狙いましたが、これは浦和のGKがキャッチされました。
ここで前半終了、0−0。

  • 15:53  高円宮杯プレミアリーグ、前半を終わって0ー0。雨で、もう照明が入ってる。西村が負傷交代したのが心配… »»

 

ハーフタイム:
エスパルスが放ったシュートは1、2本(公式記録では2本)。
風上だったのに、圧倒的に浦和に支配されました。
「雨か風、どっちか止んでくれないかな…できれば、風がいいな」
雨だけなら、どちらも同じ条件になるから。

間もなく、レフリーとエスパルスの選手が出て来ましたが、浦和の選手がなかなか出てきません。
「これは雨の中で待たせようという、高等戦術か?」
そんなバカなことを言っていると、まもなく浦和の選手が出てきました。


後半:
浦和のキックオフで後半が始まりました。
エスパルスは風下、アウェイ側からホーム側に攻めます。

後半4分、スローインから石毛が倒されたものの、すぐに立ち上がると、振り向いてシュート。
惜しくもバーの上を越えていきました。

後半11分、石毛がターンして、今度はドリブル。
右サイドの加賀美につなぐと、加賀美はクロス。ファーサイドで山崎祐也がヘディングを試みましたが、合いません。
このプレイで山崎祐也が傷みましたが、すぐに復帰しました。

後半13分、浦和GKのクリアが小さくなったところを拾います。石毛につないで、シュート。
GKがパンチングしたボールは、バーの上を越えていきました。

 

いつの間にか、雨は止んでいました。
なかなか点が取れない状況を打開しようと、両チームが動きます。
後半15分、浦和12番・高田から25番・進に交代。
後半16分、エスパルスは2人目の選手交代。藤嵜から伊東渉。
て、公式記録を見ると、どちらの交代も62分だな…。


後半19分、エスパルスは左CKを獲得。
ちょっとメモに目を落としているうちに蹴られ(ショートコーナーだったらしい)、混戦の中から、加賀美が右隅に蹴り込みました。
1−0。
「よっしゃー」
腕を突き上げて、立ち上がりました。
自分でも呆れるんだけど、ユースでも点が入ると、トップチームと同じ反応をする…


その直後、浦和に右サイドを破られ、エリア内に切り込まれそうになりますが、江井が後ろからスライディング。
なんとか左CKに逃れました。


後半21分、奪い返したボールを、石毛がペナルティエリア外からミドルシュート。
これが、一直線に、ゴール左隅に突き刺さりました。2−0。
「なんだよ?今の弾道!」
興奮して、その言葉を2〜3回繰り返しました。
雨で足下が悪く、ボールは水を吸っている…そんな悪条件を全く感じさせない、豪快なシュートでした。

すると、ピッチの方から声が響きました。
「3点目重要だぞ!」
浮かれそうになる時に(少なくとも、自分は浮かれていた)、こういう声は素晴らしい。
柏瀬だったろうか?

それにしても。
「サッカーて怖いな。前半はアレだったんだぜ」
しみじみ、そう言いました。


後半23分、右から中に切れ込んだ柏瀬が、倒されながらも左足でシュート。
おしくも左に外れました。

後半25分、再び大雨が降り出してきました。
「リードしたところで、この雨は嫌だな…」
そんなことを言っていると、間もなく「ガニャー」が始まりました。
「…ちょっと待て」
言うまでもなく、これは勝った時に使われるチャントで、試合中に使う時は…


後半30分、DFが、中央の浦和10番・矢島をフリーにしてしまいました。矢島は前を向いてシュート。
…あ!
決定的でしたが、運良く左に外れました。

直後、再び両チームが動きます。
エスパルスは山崎祐也から伊東直樹。
浦和は23番・岸から28番・関根。


後半33分、こちらの左サイドから中に切り込まれ、浦和の24番・中村駿介がシュート。これが、ゴール右隅に決まりました…。
2−1。
「…今さらなんだが」
小声で言いました。
「ナカムラシュンスケかよ」


後半37分、浦和のスルーパスがDFに当たってゴール前にこぼれ、GKと1対1に。危ない所でしたが、GK・瀧川がキャッチ。

相変わらず大雨が続き、浦和が支配する時間が続きます。
照明は点いていましたが、下半分だけだったため、次第に暗く感じるようになりました。

後半41分、10番・矢島から24番・中村駿介にスルーパス。ボールがこぼれ、そのままゴールに吸い込まれそうになりましたが、あわてて戻ったDFがライン上でクリア。
「危ねぇ…」
と、エスパルスの選手が傷んでいました。加賀美のようでした。
ピンチの直前、守備に戻った時だろうか。

後半42分、この加賀美に代わって、進藤が入りました。


後半45分、左サイド、中ほどからFK。
柏瀬が倒されましたがノーホイッスル。浦和ボールになりました。

この頃になって、ようやく気づいたんだけど、いつの間にか2トップになっていました。
加賀美が下がったころからかな?

 

追加タイム、GK瀧川が飛び出しクリア。戻る前に、浦和に拾われます。
ゴールは無人でしたが、浦和はボールをつないでくれ、さらにシュートもDFがブロックしてしのぎました。

この時間になって、また浦和の攻められるようになりました。
「かさにかかってくる」
そう走り書きがしてあるくらい。
浦和21番・小坂からマイナスのクロス。これが流れたところをクリア。
そして試合終了、2−1。

エスパルスに流れが来た時間を逃さず得点を重ね、なんとか逃げ切った形でした。
それにしても、本当に、サッカーて怖い… 
 
 

勝ちロコを見届けると、
「すごい試合だったな」
「スーパーウェポンで勝ったな」
そんなことを言い合いながら、雨の降るアウスタを後にしました。

  • 16:58  高円宮杯プレミアリーグ、2ー1。加賀美と石毛のゴール、最後は逃げ切りました。熱い、いい試合だった… »»

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