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現実と希望と。(6/17 東北楽天ゴールデンイーグルス@Kスタ宮城)

この日は、前日の反省から電車で球場に向かいました。

薄暗い駅の中、路線図を見上げた時、衝撃が走りました。
路線の途中から不通になっていて、バスによる代行を行っている箇所がありました。
よく見ると、3~4カ所も。

しばらく、絶句して立ち尽くしました。

前日に見てまわったのは、青葉城周辺。
おそらく、そこは仙台の中でも被害が軽かった所と思われ、あまり震災を意識することはありませんでした。
というか、自分の中にある、被害を認めたくない気持ち、あるいは復興が進んでいてほしいという気持ちが、意識をさせなかったのかもしれません。

そして、そんな自分の気持ち、すがるような気持ちは、簡単に打ち砕かれたわけです。

ジャイアンツ 1−2 ゴールデンイーグルス

(以下、長文です)

何はともあれ、球場へ。
ホームにいた楽天ファンに勝手について行って導かれるようにして、球場に到着。

球場の周りを一周してみると、あちこちに美味しそうな店が並び、木立の中には、テーブルと椅子が置かれていました。
「立地条件をうまく生かしてるなあ」
「晴れると、楽しそうだなあ」
そんなことを言いながら見て回るうちに、いつしか楽しい気分になっていました。

と、友人があることに気がつきました。
「楽天のファンは、なんでビジターを着たがるんだろう?」
言われてみると、球場の周りで見かける楽天ファンは、エンジ色を基調にしたビジターのユニフォームがほとんど。

これは、ビジターの試合でも、ほとんどの人がホームのユニフォームを着るジャイアンツファンとは、対照的でした。
あの色が好まれているのかな??

 

「4番、キャッチャー、阿部」
そのアナウンスが流れた時、スタンドがどよめきました。
前日まで4番に入っていた村田は、スタメンを外れていました。

サードには、8番で古城が入り、9番・セカンドには藤村。
そして、7番・ファーストで、前日一軍に復帰したばかりの小笠原が入っていました。

「やっぱり、屋根が欲しいなあ…」
前日とは打って変わって、夏の日差しがジリジリと照りつけ、風はセンターに向けて吹いていました。

 

1回表:
…これが、噂の釜田か。
はっきり言って、ジャイアンツを中心に見ているために、パリーグの選手はよくわかりません。
ただ、高卒1年目で活躍していれば、名前くらいは聞いたことがあります。

この釜田の前に、三者凡退に終わりました。

1回裏:
1アウトから、2番・銀次がライト前ヒット。
それでも、フェルナンデスをセカンドフライに打ち取り、2アウト。

しかし。
ガルシアが高く打ち上げた打球は、バックスクリーン左に飛び込むホームラン。0ー2。
「…」
前日に10点取っているとはいえ、嫌な感じでした。

2回表:
「4番の一発には、4番の一発で返しましょう」
応援団の方の言葉に、
…それだと、まだ追いつけないな。
そう思ったのは、内緒。
というのも、この回の攻撃は4番・阿部慎之助から。

いずれにしても、三者凡退に終わりました。

2回裏:
「…危ない」
岩村はファーストゴロ…でしたが、際どいタイミング。
杉内のカバーが遅れたんだろうか?

牧田はセンター前にヒット。
すると、鉄平がセーフティバント。
ピッチャー前に転がったようにも見えましたが、藤村のカバーが遅れたこともあって、セーフ。1死1・2塁。

それでも杉内は、小山を高めの変化球で空振り三振、松井稼頭央も打ち取って、このピンチをしのぎました。

 

3回表:
小笠原が打席に入ると、少し前にいる少年野球の子供達がボードを掲げました。
「陸前」の文字が見えたから、被災地の子供達なんだろうけど、この辺の事情は知りません。

この子供達の応援に応えたいところでしたが、小笠原は三振。

2アウトから、藤村はセンター前に、速い球足で抜けるヒット。
長野への3球目(だったと思う)、藤村はスタートを切るふりをして、ストップ。
すると、キャッチャーが後ろにこぼして、藤村は2塁へ(記録は暴投)。

そして、長野はセンター前に鋭く弾き返します。
…タイムリーになる。
そう思いましたが、前進したセンターがキャッチ。
前日5打数ノーヒットだった長野。
…ようやくのいい当たりだったのにぃ。

4回表:
…入ったのか。
1アウトから、坂本はレフト線に入る2塁打。
阿部にはボールが先行し、結局、四球。1死1・2塁のチャンス。
由伸が打席に入ると、「燃えろコール」の後、チャンステーマ「バタフライ」が始まります。
「よし!」
…(1・2塁間を)ライナーで抜けた。
そう思いましたが、セカンドが回りこみ、二塁でアウト。
どうも最初に思ったよりも、詰まっていたようです。

エドガーは、初球を当てにいった感じで、ショートゴロ。二塁でアウトとなって、無得点。
「いつもみたいに、フルスイングすればいいのに…」
そう言われました。
…そんな簡単なものでもないだろう。
と思いましたが、そのくらい、悔いが残るようなバッティングでした。

4回裏:
1アウトから牧田の打席、杉内はバックネットを直撃するようなボールを投げました。
…おいおい、大丈夫かよ。
それでも、牧田をセンターフライに打ち取ります。

鉄平が叩きつけた打球は、ピッチャー前。しかし、高く上がりすぎていて、1塁に投げられず、内野安打。2死1塁。

「お〜」
小山はショートライナー。鋭い打球だったので、思わず声が出てしまいました。

 

5回表:
…涼しくなってきたな。
そう思って周りを見回すと、日が傾いたおかげで、後方の看板の陰に入っていました。
日陰になっていたのは、球場中でライトスタンドだけ。
「こっち側でよかったな」
そんなことを言い合いました。

1アウトから、古城が相手のエラーで出塁。
次は、藤村。
「どうするかな?」
そう聞かれて、
「(ランナー)入れ替わりでも(OK)と考えて、そのまま打たせるかな」
などと言っていると、藤村がセンター前に弾き返しました。
…失礼しました。

この1死1・2塁のチャンスで、前日に続いて「スパルタンX」が始まります。
長野は鋭くレフト前に弾き返して、1死満塁。

初球、亀井が打った打球はライトポール際、わずかにファウル。
大きなどよめきが起こりました。
亀井はセカンドゴロ。この間にそれぞれ進塁。とりあえず、1点を返しました。
1−2。
「ビバ」を歌った後、再び「スパルタンX」。なおも2死2・3塁で、坂本です。

その坂本の打球は、センターに伸びます。
「行け!抜けろ!」
そう叫びましたが、センターが追いついて、キャッチ。
「ああ…」
ふと見上げると、旗はホーム方向に流れていました。
逆風に変わってた…

 

7回表:
この回の攻撃は、 小笠原から。前日、一軍に戻って来てから、まだヒットを打っていない小笠原に「ホームラン」コール。
そして、小笠原の応援歌を歌います。
ふと見ると、先ほどの少年野球の子供達も、歌詞カードを見ながら歌っています。

この応援に応えたい小笠原でしたが(しつこい)、セカンドゴロ。

8番・古城もホームランは0本です。
この古城にも、「ホームラン」コール。
周囲の戸惑いに気づいたのか、応援団の方は言いました。
「本当に期待してます」
いや、言えば言うほど…

残念ながら、この古城もセカンドゴロ。

「藤村選手もホームラン0本でした」
…ま、まさか。
「期待してないのバレバレですが、『ホームラン』コール行きます」
…おい。期待してないのかよ。

藤村がバントヒットを試みると、
「我々が求めているのは、バントではありません」
というようなことを言って、また「ホームラン」コール。
…いや、バントヒットでもいいけどなあ。
と思いながらも、コールをします。

結局、藤村は三振に倒れ、三者凡退でした。

 

7回裏:
杉内は、6回、7回と三者凡退に打ち取りました。
失点は、1回の2点だけ。

「ここまで投げたんだもんなあ…」
「セリーグだったら、とっくに代わってるんだよな…」
そんなことを言い合いました。

9回表:
攻撃が始まる前、
「杉内はかわいそうだなあ」
そんな、東北訛りの声が聞こえてきました。
…これから、逆転するから大丈夫。
そう思いました。もちろん、根拠はありません。

1アウトから、高橋由伸がライト前に弾き返すヒット。
すかさず、代走に鈴木尚広。
「ここでエドガーか…」
と、友人が残念そうに言いましたが、どう見ても体型が違う。
代打・村田でした。
「あ、出れるのか」

その村田は粘った後、センターへ、大きな当たり。
ウォーニングゾーンまで伸びましたが、そこでキャッチされました。

そして、8番・小笠原。
「ここで(鈴木尚広は)走るかな?」
「ここは走るでしょ」
尚広は、藤村よりも、1歩くらい大きなリードを取っています。
盗塁を仕掛けるのは、間違いないように思えました。

しかし、盗塁しない(できない?)まま、小笠原はレフトフライ。
試合終了、1−2。
小笠原の打球は、復帰後の2試合で、一番の当たりだったんだけどなあ…。

 

初回の2点が響きました。
それに尽きるんだけど、釜田は高卒の新人とは思えないようなピッチングでした。
時々、ビジョンで見たリプレイだと、低めに変化球が決まっていました。
まあ、それでも、もう少し打ってほしかった…。

 

少年野球の子供達が通路に整列していました。
「ありがとうございました!」
全員であいさつをすると、拍手が起こりました。
…この子達に、この試合はどう映ったんだろう?
ふと、そんな思いにとらわれました。
楽しい思い出になっていてほしい…。

 

ヒーローインタビューが終わると、楽天側のコールに応える形で、エールの交換。
「がんばれ、がんばれ、イーグルス」
そのコールの後、楽天の応援歌。
もちろん、よくわからないので適当に合わせたんだけど、完璧に歌っている人もいて、驚きました。
一体、何者??

 

エールの交換が終わると外に出ましたが、もう一度球場に入りました。
この日は「オープンフィールド」。

Photo

グラウンドの中に入れるチャンスを逃す手はありません。

内野はこんな感じ。

Photo_2

人工芝は、ドームのフィールドターフより硬めでした。
というか、1世代前の芝なのかな?
チップも見えなかったし…。

外野フェンスも、ドームのフェンスより硬い気がする…

Photo_3

ん?凹んでる…。
というか、凹ませるような強烈な打球(かな?)、一体、誰が打ったんだ??

 

一通り見て回ると、球場を後にしました。

K

このあと、仙台駅に向かい、家路につきました。
駅の牛タン屋や、土産物屋が、巨人ファンにジャックされてたのには驚いた… と思ったら。

  • 21:59  新幹線で帰る途中。同じ車両に、阪神ファンが何人か。それから、楽天ファンらしき人も。なんだ、このアウェイ感… »»

この「新幹線」は、もちろん東海道新幹線。
この週末、一体、どれだけの人が野球で移動をしたんだろう?

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