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勝っても負けても。(9/23 ヤクルトスワローズ)

朝から、土砂降りの雨でした。
まだ前日のグダグダな敗戦を引きずっていて、天気のように、どんよりとした気分で駅に向かいました。

しかし、キオスクの前で気分が一変。
「大田 160m」
スポーツ新聞の、そんな見出しが目に入ってきました。
…ファウルじゃないか。

この見出しだけ見たら、まるで大田が特大ホームランを打って、勝ったようでした。
とはいえ、それでもテンションが上がってしまいました。
まったく、報知の思うツボだ。

ジャイアンツ 2−0 スワローズ

(以下、長文です)

時間に余裕を持って出かけたつもりでしたが、某a社のショップ、T○D○ショップと、優勝記念グッズを漁っているうちに、あっという間に時間は過ぎました。
結局、この日もギリギリ。
どでかドリンク(さすがに前回で覚えた)を購入すると、席に急ぎました。

 

ヤクルトの先発は、ロマン。
相手が右投手ということ、「ビールかけ」から1日空いたということで、5番には村田が戻り、6番・亀井、8番・松本という打線でした。
そんな中、7番・レフトで大田が「生き残って」いました。

ちなみに、ジャイアンツの先発は、
「またホールトンかよ」
とうとう、友人が言いました。
「これまでに見た試合の半分は、ホールトンだった気がする」
そう答えました(正確には12試合中、5試合)。

 

1回表:
1アウトから福地にデッドボール。
すると、福地は盗塁。
「アウト!」
周りから声が上がりましたが、足がベースに入っていたようで、セーフ。
さらに田中浩康にもライト前ヒットで、1死1・3塁。

バレンティンにレフトフライを打たれましたが、大田は鋭い返球を見せ、3塁走者はそのまま。
川端もファーストファウルフライに打ち取り、ピンチをしのぎました。

1回裏:
2アウトから、3番・坂本はデッドボール。
「さっき当てたからかよ〜」
近くの人(早くも『出来上がって』いる感じだった)が叫びます。

4番・阿部慎之助が打席に入ると、「決めろ三冠、慎之助」コール。
そのコールに、鳥肌が立ちました。
すると、言われました。
「これも、10年ぶりだなぁ…」
松井が移籍する前、三冠王を争った時に使ったコール。
…まさか、また、このコールをすることになるとは。

この日も、バレンティンはフェンスに「へばり付く」くらいまで下がります。
慎之助の打球は1・2塁間を破るヒット。坂本は3塁に進み、2死1・3塁のチャンス。

しかし、村田はサードゴロに倒れました。

 

2回裏:
1アウトから、大田の打球はライト線、ファーストが背走して追いますが、捕れません。
ロマンは牽制を2回。大田の戻り方を見て、
「危ないなぁ〜」
そんなことを言っていると、ロマンが3度目の牽制をして、タッチアウト。
「前の牽制と違い、速い牽制だったな…」
…なるほど。
と思いつつも、
「でも、大田の走塁が…」
ごにょごにょ。

松本はレフトフライに倒れ、結局、3人で攻撃を終わりました。

4回裏:
1アウトから、慎之助の強烈な打球が、セカンド横を破りました。
さらに村田が四球、亀井も強烈な打球でセカンド横を破って、1死満塁。

そして、打順は7番・大田。
「ここで打ったら、明日の一面だよ〜」
と、先ほどの酔っぱらい近くの人。
…もう、今日の一面になってるって。

そんな大田は、ワンバウンドの球に空振り三振。

8番・松本のカウントがボール2になったところで、突然呼ばれて、ベンチに下がります。
そして、代打・石井のアナウンス。
「ええ!?ここで??」
さすがにびっくりしました。
この石井はフルカウントから四球を選び、押し出し。1−0。
代打が当たったのかな?

ホールトンは強いショートゴロ、1点で攻撃を終わりました。

 

5回裏:
先頭の長野がライト線に2塁打。

続く藤村は、バントの構え。ボールが先行すると、藤村はバスター。
しかし、田中浩康がキャッチして、セカンドゴロ。
せっかく右に打ったのですが、運悪く、長野は3塁に進めません。
…(バントで)送ればいいのに。
と思ったのは、内緒。

坂本に打順が回り、場内に「キセキ」が流れると、この日もバレンティンは、グラブを叩いて、リズムをとります。
…よっぽど、この曲が好きなんだな。

坂本はピッチャーゴロ。長野が飛び出して挟まれる間に、坂本は2塁へ進みました。2死2塁。

先ほどの酔っぱらい人の声が聞こえてきました
「長野がサードに行ってれば、1点だったのに」
…そうだっけ?
と考えるより先に、酔っぱらいの仲間の1人がつっこみました。
「入んねーよ」
考えてみれば、ピッチャーゴロで入る訳ないじゃないか。

4番・慎之助は敬遠。ライトスタンドから、ブーイングが起こります。
というのも、慎之助はホームラン数トップのバレンティンを追いかけていて、それで勝負を避けたように見えたから…。
当のバレンティンは、ライトスタンドを見上げて巨人ファンの反応を窺っていましたが、最後には手を上げて、巨人ファンに応えました。

続く5番・村田は、ライトのバレンティンがランニングキャッチ。
結局、敬遠が当たった形になりました。

 

7回裏:
ヤクルトの投手は、押本に代わりました。
「押本も、毎日投げてる気がするな…」
と言ってしまったように、前日も投げています。

長野は、センター前に抜けるかという当たり。ショートに好捕されましたが、1塁はセーフ(記録は、もちろん内野安打)。
2番・藤村はバントの構え…も、長野が盗塁に成功。
この後、藤村はバントをファウルしますが、セカンドゴロ。走者を3塁に進めます。

そして、打順は坂本。
もはや、「キセキ」が場内に流れると、どうしてもバレンティンを見てしまいます。この時も、サビの部分で腕を突き上げて、ノリノリでした。

坂本はスクイズを試みますが、ファウル。
なおも、チャンステーマ「スパルタンX」を歌っていると、友人がいきなり吹き出しました。
訳を訊くと、指差した先はバレンティン。
なんと、「スパルタンX」に合わせて、腰を左右に動かしていました。

そんな中、坂本は打ち上げてしまい、ファーストフライ。2死3塁。

4番・慎之助に打順が回ると、再びキャッチャーが立ち上がって、敬遠。
先ほどよりも大きなブーイングが起こり、それを打ち消そうと、応援団が太鼓を強く叩きます。
騒然とした雰囲気の中、バレンティンがフェンス際までやって来ました。

バレンティンはまず、両手を小さく広げるジェスチャー。
それから、ベンチの方を指差しました。
…仕方がないんだ。ベンチが決めたことなんだ。
と言っているようでした(と、勝手に感じた)。
ほとんどの人が、これに好意的でした。
周囲の人たちと、手を振ってバレンティンに応えると、バレンティンもグラブを上げて、ジャイアンツファンに応えました。

これで、ライトスタンドの雰囲気は、かなり和らぎました。

村田はセカンドフライを打ち上げて、チェンジ。
またしても、敬遠が当たった形でした…。

 

8回表:
福田がマウンドに上がりました。

先頭の雄平にヒットを打たれると、2番・福地は完全に勢いを殺したバントで、1死2塁。

この後、田中浩康はサードゴロ、バレンティンには四球で、2死1・2塁。
バレンティンに代走が出たところで、言われました。
「あれ?そう言えば、バレンティンは昨日、ケガしてなかったっけ?」
…とにかく、ここで、福田から高木京介に交代。
マウンドを降りる福田に、それでも拍手が送られました。

その高木京介も川端にヒットを打たれ、2死満塁のピンチ。
それでも、武内は初球を打って、センターフライ。
…助かった。
そう思いました。強い打球だっただけに…。

 

8回裏:
…ん?急に静かになったな。
そう思って見ると、近くで「出来上がっていた」人達は帰ったようでした。
…すごい存在感だった。
それはともかく(?)、ヤクルトの投手は、山本哲に代わりました。

1アウトから大田。
「お!」
鋭い打球が、いい角度で上がりました。
途中で見失ってしまい、レフトスタンドを見ていると、大きく沸きました。
それを見て、自分も叫びました。2ー0。
オーロラビジョンの映像を見ると、スタンド上段に飛び込む、見事なホームランでした。
言うまでもありませんが、大田はプロ入り初ホームランです。

この後、石井はセカンドゴロ、京介の代打・古城はレフトフライに倒れました。

9回表:
マウンドには、西村健太朗が上がりました。
ランナーを1人出しましたが、きっちり抑えました。
試合終了、2−0。

 

「あの打球を見ちゃうとなあ…」
ドームを出たところで、友人に言われました。
「やっぱり、ホームランを期待しちゃうんだよな…」
もちろん、大田のことです。
もっとも、それでバッティングを崩されたら、元も子もないのですが。

そんな話をしていても、浮かれた気分は、なかなか収まりません。
もちろん、勝ったからというのもあります。
ただ、それ以上に、バレンティンの姿や、近くで酔っ払っていた人達のことが頭に浮かびました。
誰も彼も、楽しそうだった。
「野球て、やっぱり面白いなあ」
そう言うと返されました。
「木村拓也が言ったとおりだよ」
ん?
「『勝っても負けても、野球は楽しいです』って」

そんな「楽しい」試合を、大田の素晴らしいホームランで締めくくれて、本当によかった。
そう考えたとき、あることに気がつきました。
「あ、あの酔っ払っていた人達、大田のホームランを見ないで帰ったんだっけ…」

 

50G-Po(ジーポ)

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