« 限界点。(10/21 中日ドラゴンズ CS第5戦) | トップページ | 一転。(10/28 日本ハムファイターズ 日本シリーズ第2戦) »

苦しみの先に…(10/27 日本ハムファイターズ 日本シリーズ第1戦)

「それで、身体の調子、悪くならなかった?」
ポール際の席にたどり着いた時、そう訊かれました。
「1週間かけて、ようやく治した」
「そうだよな…」
この前週、クライマックスシリーズ(CS)と法政ー明治戦、合わせて5試合を応援。
それで、体調を崩したことを、お互い確認しあったというわけです。
バカもいいところだ…。

この間に、ジャイアンツはCS第6戦を勝ち、3連敗からの3連勝で、日本シリーズ出場を決めました。

「なんか、日本シリーズという感じがしないな」
「CSの延長という感じで…」
そんなことを言い合いましたが、席(この日もポール近くだった)の前方、 最前列から3列くらいがカメラ席となっていました。
「こんなにいる…」 と言ってしまったくらい。

やっぱり、日本シリーズは日本シリーズでした。

今回も、かなり遅くなりましたが、書いていきます。

ジャイアンツ 8−1 ファイターズ

(以下、長文です)

さて、日本シリーズの相手は、日本ハムファイターズ。
前回出場した3年前にも対戦し、その時には4勝2敗で勝っています。
さらに、日ハムとの交流戦にも行っているし、パリーグの他のチームよりも知っているはず…なのですが、
「吉川がいいんだっけ?」
と、そんな調子。
なにせ、普段、セリーグしか見てないし…。

日ハムは、パリーグのCS・ファイナルステージを3連勝で勝ち上がっていて、要注意です。

その日ハムの先発は、吉川。

左腕が相手ということで、ジャイアンツは、2番・寺内、7番・矢野と右打者を並べました。
そんな中で意外だったのが、8番に、左打者のボウカーが起用されていたこと。
…大丈夫かな?
ちょっと心配でした。

ジャイアンツの先発は内海。
中3日でCS第5戦に先発してから、中5日での登板でした。

 

1回表:
1番・陽は2球目を打ち上げて、ライトフライ。
すると、言われました。
「初球を、松井稼頭央に打たれたことがあったな…」
それは02年、西武との日本シリーズ第1戦のことで、もう10年も前だ。
あっさり打ったから思い出したのかな??

2番・杉谷には追い込みながらも、足に当ててしまい、デッドボール。
杉谷はベンチに戻って治療し、一時中断。

すると、坂本がマウンドに行き、スパイクの土を落とします。
「あれ?いつ、土が付いたんだ?」
そんなことを言っていると、内海に一声かけてから戻りました。
坂本なりに、気を遣ったのかな?

直後、この杉谷がスタートを切りました。
「アウト!」
完璧なタッチアウトでした。
すると、また言われました。
「あの時はバントだっけ?」
これも10年前の同じ試合の話です。古い話ばかりだ。
「似てるな…」

そんなことを言っている間に、糸井は三振。
内海コールが起きました。

 

1回裏:
長野は粘った後、ピッチャー返し。これがセンター前に抜けるヒット。
寺内はバントを試みますが、2球ファウル
3球目。寺内はバスターを試みて、空振り三振…も、長野が盗塁に成功して、1アウト2塁。
狙った形ではありませんが、チャンス。

しかし、坂本はレフトフライ、阿部慎之助はファーストゴロ。
無得点に終わりました。

そんな中、
…いつもと違うな。
どうもオレンジシートがないせいか、内野席がいつもより静かで、変な気がしました。

 

2回裏:
1アウトから村田がセンター前に抜けるヒット。
すると、矢野も鋭いライナーでセンター前に弾き返し、村田は一気に3塁へ進みます。

ところが。
ボウカーはセカンドゴロで、ダブルプレイ…。
「こういうところで、いつもチャンスを潰すんだよな」
友人がぼやきました。
たしかに、CSでもそこそこ打った割には、得点に絡んだ記憶がない…

3回裏:
内海は、高いバウンドのセカンドゴロ。
「おい!」
思わず、奇声を上げてしまったのは、内海が1塁まで全力疾走したから。
これに対し、拍手が起こりました。

この後、長野はショートゴロ、寺内は空振り三振で、3人で攻撃を終わりました。

 

4回裏:
先頭の坂本は、レフト線に2塁打。
チャンステーマ「ライディーン」が始まる中、慎之助は「押っつける」ようにして、センター前に落とし、ヒット。
これで、2塁から坂本がホームインしました。1−0。

先制して、一気に畳み掛けたいところでしたが、ここから5番・高橋由伸、6番・村田と連続三振…。

それでも矢野がライト前に弾き返し、2死1・2塁。

ここまで6安打も打っているのに、得点は1点だけ。
…ここで取っておかないと、いやな感じだなあ。
そう思ったのを、覚えています。

打順は、8番・ボウカー。

その初球。
ボウカーが引っ張った打球は、途中で、ぐんと大きくなりました。
それで確信して、叫びました。

…ジーポ(※)のマイヒーローに登録しながら、1ポイントも稼いでくれなかった、ボウカー。
イースタンの試合(@島田)でも、あっさり三振していた、ボウカー。
そのボウカーが、ボウカーが…。

ボールが、自分の席から1〜2ブロックセンター寄りの所に飛び込むまでの数秒間、いろいろな思いが胸に浮かびました。
このボウカーの3ランで、4−0。

※ジーポは一種の「ファンクラブ」です。特典の一つにポイントグラムがあり、登録した選手がお立ち台に上がるとポイントが加算されます。ボウカーはレギュラーシーズン中、一度もお立ち台に上がらなかった…。

「ビバ」を歌い終わったところで、言われました。
「しかし、ここしか打てないという所に、投げてきてくれたなあ〜」
一息置いた後で、さらに続けました。
「いや~、(yochiに)ジーポが入らなくて、残念だなあ〜」
「絶対、喜んでるだろ!」

 

5回表:
「この回、簡単に抑えれば…」
友人がそう言った直後、先頭の稲葉にデッドボール…。
続く小谷野にもヒットを打たれ、無死1・2塁。
なかなか思うようには行きません。

それでも内海は、金子誠を三振、鶴岡をセンターフライ、代打・鵜久森を三振と、無失点でで切り抜けました。

5回裏:
日ハムの投手はモルケンに代わりました。
ここで、勘違いに気がつきました。
「あ、モルテンじゃなかったんだ…」
「それは、『ニルス』(※)だろ」
いや、本当に日ハムのことを知らなくてすみません…。
※「ニルスのふしぎな旅」です。

1アウトから、2番・寺内が3塁線を破る2塁打を打つと、坂本は四球を選んで、1死1・2塁。
4番・慎之助の打球は、ファーストの足に当たってファウルエリアに転がります。
このタイムリー「2塁打」の間に、寺内がホームイン。5−0。

チャンステーマ「Gフレア」が始まる中、由伸も1・2塁間を破るタイムリーヒット。6−0。
「ビバ」を歌っていると、ドーム中が、オレンジのタオルで埋め尽くされているのが見えました。
4年前、第7戦の最終回に、ドームを見回したことを思い出し、
…日本シリーズに戻って来たなあ。
しみじみ思いました。

この後、代わった森内から2死満塁のチャンスを作り、再びボウカー…でしたが、ここは三振でした。

 

7回表:
2アウトから、村田の前に弾むゴロ。
「投げるな!」
そう叫んだのは、とても間に合わないと思ったから。
ところが、ギリギリのタイミングでアウト。
「あれをさすか!」
興奮して叫びました。
後で映像を見ると、素手でキャッチして投げていた…。

7回裏:
日ハムの投手は、宮西に代わりました。
先頭・坂本の2塁打、由伸のヒットなどで、2死満塁。

このチャンスに、またしてもボウカー。
「意外にこういう、期待していないところでは、打つんじゃない」
そう言われて、
…そんなものかな。
と思っていた時、応援団のコールが始まりました。
「グランドスラム、ボウカー」
…え?もしかして、めちゃくちゃ期待されまくってる?

そんな心配(?)をよそに、ボウカーの鋭い打球が右中間を破りました。これで2点を追加。8−0。

なおも2死2・3塁のチャンスでしたが、内海の代打・谷はファーストフライでした…。

 

8回表:
内海に代打が出たため、福田がマウンドに上がりました。

金子の代打・近藤はセカンドゴロ、鶴岡の代打・大野はライトフライで2アウト。
その直後。 宮西の代打・ホフパワーの打球は、センター左へ。
「あ…」
一瞬、ホームランかと思ってしまったような当たりでしたが、松本が物凄いスピードで追いかけていって、フェンス際でランニングキャッチ。
歓声が起こりました。

9回表:
マウンドに上がったのは、ゴンザレスでした。
「この交代は、『あり』じゃないかな」
そう言ったのは、短期決戦でも、ケガから復帰した選手を起用し、使える戦力を増やすことは「あり」だと思ったから。
とくに、杉内が第5戦に先発できるか不透明な状況では…

ところが。
先頭・陽の、ふらふらと上がった打球は、そのままライトスタンドに飛び込みました。
「あれが入るのか…」
「眠らせておきたかったな…」
そんなことを言い合いました。
その後も走者を出しながらも、最後は稲葉をショートゴロに打ち取って、試合終了。8―1。

 

勝利監督インタビューから、ボウカーと内海のヒーローインタビューと続きました。
「明日も勝つ!」
そう内海が叫んで、インタビューは終わりました。
もちろん、CSでの澤村の発言パクった踏まえてのもの。

「とにかく、明日、勝ちたいなあ」
「日ハムが眠っているうちに勝っておきたいなあ」
内海ではないけど、そんな話を何度も繰り返しながら、帰りました。

短期決戦の怖さは、いやというほどわかっていました。

何度も西武にやられて…

 

最後に、日本シリーズ第1戦ということで、セレモニーの時の写真を貼っておきます。

Photo

うん、日本シリーズという感じだ。

|

« 限界点。(10/21 中日ドラゴンズ CS第5戦) | トップページ | 一転。(10/28 日本ハムファイターズ 日本シリーズ第2戦) »

ジャイアンツ」カテゴリの記事

スポーツ」カテゴリの記事

野球」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27053/56044528

この記事へのトラックバック一覧です: 苦しみの先に…(10/27 日本ハムファイターズ 日本シリーズ第1戦):

« 限界点。(10/21 中日ドラゴンズ CS第5戦) | トップページ | 一転。(10/28 日本ハムファイターズ 日本シリーズ第2戦) »