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道。(11/3 日本ハムファイターズ 日本シリーズ第6戦)

国立競技場を後にすると、落ち込んだ気持ちのまま、東京ドームへ。

ビアガーデンでビールを呑み始めましたが、季節はもう11月。
すでに陽は落ち、吹き付ける冷たい風に、身も心も寒くなる一方。
抽選会で盛り上がるステージG-KINGを横目に、
…08年も、こうだったなあ。
と、ナビスコカップ決勝に敗れた上、西武にも敗れたときのことを思い出しました。
急に、悔しさが込み上げてきました。
…もう、あんな思いはゴメンだ。
そう思って、立ち上がりました。

今回もだいぶ遅くなりましたが、書いていきます。

ジャイアンツ 4−3 ファイターズ 

(以下、いつもよりも長文です)

前週、ジャイアンツの連勝で始まった日本シリーズ。
しかし、札幌での第3戦、第4戦に連敗。
その上、第3戦で阿部慎之助が故障して、欠場。一気に追い込まれました。

そんな状況で迎えた第5戦、ボウカーが再び吉川を打ち、内海も好投して、大勝。
王手をかけて、この試合を迎えました。

 

ホームランメールが届くのと、バッテリーの発表がほぼ同時でした。
それで、キャッチャーに阿部慎之助がアナウンスされた時、
「おお!」
思わず叫んでしまいました。

さて、両チームの先発投手は第2戦と同じ、澤村と武田勝。

ジャイアンツは左腕が相手ということで、5番・村田、6番・矢野、8番・寺内と、右打者を並べていました。
そんな中で、左打者が3人。
強行出場の4番・阿部慎之助の他、2番・松本、そして7番・ボウカー…
…大丈夫かな?
なんだかんだ、まだボウカーを信じきれていなかったりする…

 

「あ、カウントダウン始まった」
覇権奪還へのカウントダウン始まる…という、例の映像が流れました。
この時点で、自分も含めて、周りの人は総立ち。
同じ映像なのに、2週間前、中日に王手をかけられた時とは、全く違うように見える…。
カウントダウンが「0」になり、「turn me on」が流れると、一斉に手拍子が起こりました。
さすがに日本一に王手をかけると、雰囲気も違う…

 

1回表:
陽への初球、澤村はインコースに投げ込みました。
「やっぱり、インコースを攻めるんだな」
第2戦、デッドボールを2つも与えたのに、インコースを攻め続けた澤村。
それは、この試合も同じのようでした。

この陽は三振、次の今浪はライトフライに打ち取ります。
「これなら阿部も、動かなくていいや」
そんなことを言っていると、3番・糸井にはレフト前ヒット。

中田翔は、1塁ベンチの前へ打ち上げます。
慎之助とファースト・ボウカーがボールを追い、ぶつかりながらキャッチ(記録はキャッチャーファウルフライ)。
ケガをしている慎之助だけに、ヒヤリとしました。
「今のは、ボウカーなりに気を使ったんだよ」
友人が言いました。
「ボウカーなりにな…」

 

1回裏:
長野は、センター前に弾き返すヒット。
2番・松本はバントで送って、1死2塁。「松本」コールが起きました。

3番・坂本はレフト左へ鋭いヒット…も、長野は3塁でストップ。
さらに坂本が盗塁して、1死2・3塁とチャンスを広げます。

その直後、4番・阿部慎之助が捉えました。
…ヒットだ。
そう思いましたが、これはファースト正面のライナー。

それでも5番・村田は四球。2死満塁で、 打順は矢野謙次。
「お!」
打球はレフトポール際に伸びました。
途中で打球を見失ってしまったんだけど(こればっかだ)、3塁側の巨人ファンが喜ぶのが見えました。
…ホームランか。
そう思ってタオルを手に取りましたが、矢野は1塁にストップ。
このタイムリー「ヒット」で(あとで映像を見ると、フェンス直撃だった)、2-0。
とにかく、周りの人達とグータッチを交わしました。

なおも2死1・3塁のチャンスでしたが、ボウカーはセカンドゴロに倒れました。

2回裏:
2アウトから、長野の打球は左中間へ。
これがレフトスタンド中段に飛び込みました。
第2戦に続く、武田勝からのソロホームランで、3-0。
再び、周りの人達とグータッチ。

2番・松本は、カウント1−1からセーフティバント。
これはファウルになりましたが、
「いやなバッターだな…」
そうつぶやきました。
いや、もちろん、好きな選手なんだけど、もし敵に回したら…

結局、松本はショートゴロで、1点で攻撃を終わりました。

 

3回表:
8番・大野が倒れると、武田勝に代打が出ました。
「2回ノックアウトだ!」
そんな声が、どこからか聞こえてきました。
まあ、王手をかけられている状況では、交代が早め早めになるのも仕方ない。

この回も三者凡退に打ち取りました。

3回裏:
武田勝に代打が出たため、投手は谷元に代わりました。

先頭・坂本はピッチャー返し。谷元に当たったボールが大きく跳ねる間に、1塁はセーフ。
谷元は治療のため、ベンチに戻りました。
さすがに、ちょっと気の毒…
とはいえ、
「試合だしなあ。ジャイアンツはCSからずっと、ピッチャー返しをしてきたからなあ…」
友人の言葉にうなずいていると、治療を終えた谷元がマウンドに戻りました。
とりあえず、よかった。

ここから慎之助、村田、矢野と3人で打ち取られました。
よくない。

4回裏:
先頭・ボウカーは四球。
「逃げやがったな」
そう言うと、友人が吹き出しました。
「それはどうだろう?」

寺内はボール2から打ち上げて、セカンドフライ。

澤村はバントの構え。
ファーストがチャージして来たところで、澤村はバスター。
強烈な打球でしたが、ファーストが飛びついてキャッチ(ファーストゴロ)。
定位置の半分くらいの距離なのに…。
「あれを捕るのか!?」
驚いて声を出すと、
「大学時代の練習がよかったんだろうな」
そう言われて、気がつきました。
「あ、ファーストは稲葉か」
※大学時代、稲葉はファーストを守ることが多かった。

長野もセカンドフライに倒れました。

 

6回表:
応援団が紙テープを配り始めました。

Photo_2

 

「早いよ!」
思わず言いました。
たしか、4年前のCSや日本シリーズでは、8回に配ったはず。
それも、配った直後に打たれて…

1アウトから、陽はセンター前に抜けるヒット。

澤村は、2番・今浪をレフトフライに打ち取りますが、糸井にはライト前ヒットを打たれて、2死1・3塁。

ここで、4番・中田翔。
当然、長打を警戒して、外野は深く守ります。

ところが、その初球。
「あ!」
打った瞬間にわかりました。
レフトスタンドに飛び込むホームランで、あっという間に同点。3−3。
…やっぱり、こうなるのか。
どうやら、紙テープを配ると打たれるというジンクスは続いているようでした。
澤村はここまで完璧だったのに…

この後、5番・稲葉にもヒットを打たれましたが、小谷野はセンターフライに打ち取りました。

 

7回表:
6回裏に、澤村に代打が出たため、投手は福田に代わりました。

先頭の金子誠にヒットを打たれると、バントで送られて、1死2塁。
代打・ホフパワーをレフトフライに打ち取って2アウトとしましたが、1番・陽に四球。
さらに2番・今浪のところで暴投、そして四球…。

「…」
さすがに言葉が出なかった…。
まさか、この大事な場面で、今季最悪(と言っていいと思う)のピッチングをするなんて。

結局、この2死満塁のピンチで、福田は降板。
次が3番・糸井ということで、左腕の高木京介に代わりました。

その2球目、鋭い打球がライト後方へ伸びました。
「!?」
ひやりとしましたが、これはフェンス際で長野がキャッチ。
…と、まるで見たように書きましたが、フェンスの真下で見えず、長野がキャッチしたことを歓声で知りました。
そのくらい、ギリギリだった…。

 

7回裏:
日ハムの投手は、左腕の石井に代わりました。

長野が四球を選ぶと、松本がバントで送って、1死2塁。
チャンスを作りましたが、3番・坂本は空振り三振で、2アウト。

打順は、ケガをしている4番・阿部慎之助。
この勝負所で、チャンステーマ「ライディーン」が始まりました。
というのも、この回、応援をリードしていたのは「GLOVE」の方…て、言うまでもないか。

…あ。
一瞬、 凡打だと思いました。
そのくらい体勢を崩して打った打球でしたが、 広く空いた二遊間を、ゆっくり抜けていきました。
この間に、2塁から長野がホームイン。4−3。

ビバを歌い終わると、三たび、周りの人とグータッチ(この時が一番多かった)。
それにしても。
…ここでもセンター返しか。

勝ち越したとはいえ、まだ1点のリード。
…村田、ここで試合を決めてくれ。慎之助を歩いて還してくれ。
そんな気持ちでしたが、5番・村田はセンターフライ…
うーん…

 

8回表:
マシソンがマウンドに上がりました。

4番・中田翔はフルカウントから打ち上げました。
「(スピーカーに)当たるかと思った…」
と言ってしまったくらい、高いセカンドフライ。

稲葉も三振に打ち取りましたが、小谷野にはストライクが入らず、四球。

代打・杉谷の打球は、右中間の真ん中に伸びました。
…ヤバい。
しかし、ライトの長野が全速力で走って来て、ランニングキャッチ。
「おお!」
叫んで立ち上がりました。
「2アウトだったから、(右中間を抜けたら)同点になるかと思った…」
そんなことを言い合いました。

9回表:
マウンドに上がったのは、山口でした。
「やっぱり、山口か」
そんなことを言いながら、紙テープを取り出し、芯を抜こうとしました。
「ん!?これ、固い…」

紙テープの芯と格闘しているうちに、大野はサードゴロ。
…間に合わない。
そう思いましたが、次の代打・二岡には四球。助かった。

山口は陽を空振り三振に打ち取って、2アウト。
立ち上がって、「山口」コールを始めましたが、鶴岡にヒットを打たれて、2死1・2塁。

ここで、マウンドに川口コーチが行きました。
マウンドの輪が解けた時、山口はゆっくりドームを見回したようでした。
何が見えたのだろう?

ものすごい「山口」コールの中、ショート左へのゴロ。
坂本が1塁に送り、間一髪でアウト。試合終了。4−3。
 

審判がアウトとコールするのを確認してから、ゆっくりテープを投げ入れました
…が、手元が狂って距離が出ず、フェンスを越えるのが精一杯。ま、こんなものだ(こればっかだ)。

マウンドには選手が集まっていました。
自分の左右は、すでにオレンジの紙テープで埋め尽くされていて、頭上で破裂音がしたかと思うと、どういう仕掛けなのか、金色のテープが降ってきました。

Photo

胴上げに合わせて、万歳。

しばらくして、落ち着いて来た所で、実感が湧いてきました。
「やっと勝てた…」
そんな言葉を、何度も繰り返しました。

この日本シリーズ、クライマックスシリーズ、ペナントレース、どれも本当に長かった…。

Photo_2

Photo_3

グラウンドを一周した選手が、もう一度、ライトスタンドに向けて歩いて来ました。

Photo_4

交流戦で優勝した時も、こうだったな。
そんなことを思い出しながら、 内野と外野の境目辺りで、一緒に万歳。

 

2次会は22時を回っていたため、鳴り物無しで始まりました。

「日本一」というバナーを掲げるジャビット。
…て、わかりにくいな。

Photo_5

「ありがと、ありがとジャビット」コールが贈られました。

 

さて、この日のヒーロー、長野らの応援歌を歌い終わると、 「拓也」コールから、木村拓也の応援歌を歌いました。

ふいに、昼間に眞田さんのチャントを歌ったことを思い出しました。
そして、ここ数年間にあったことを思い起こし、気が遠くなるような感じがしました。

「…Vへの道〜  拓け  木村拓也」
歌い終わると、再びコール。
「ありがと、ありがと、拓也」
直後、男性の声が響きました。

「ありがとう、拓也ーっ!」

 

最後に「ビバ」を2回。
歌い終わるタイミングが、スタッフ(ボールボーイ達)の記念撮影が終わるタイミングと、ちょうど重なりました。
そして、ライトスタンドの万歳に合わせて、スタッフの方達も一緒に万歳。
…本拠地での胴上げはいいなあ。
つくづく思いました。

 

こうして、2次会も終了。
それでも帰りがたく、しばらくウダウダしていました。
ようやく席を立ちましたが、スタンドの出口まで来た所で、振り返りました。
もう一度、ドーム内を見渡すと、自然に頭が下がりました。

それから、ドームを後にしました。

いつものように、最後に写真を貼っておきます。
外の売店では、早くも日本一グッズを販売していました。

Photo_6

「完全制覇」と書かれたトートバックと枡。 それからキーホルダー。

この日はナビスコカップ決勝もあったため、大荷物。
それで、
…今日は見るだけ。
と思っていたのですが、買ってしまった…。
これが経済効果か…

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