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我慢比べ?(11/25 あずまボウル 日大フェニックス@横浜スタジアム)

えっと、ご無沙汰しています。
報告が遅くなりましたが、3月一杯で、2年住んだ静岡を離れ、伊豆の外れに戻りました。

これに伴う引っ越しと、新しい仕事場での残業続きでバタバタしているうちに、前回の更新から1ヶ月も経ってしまいました。

とはいえ、この間、観戦にも出かけていないので、書くネタもありません
…と言いたいところですが、それではあまりにも芸が無いというもの。
ということで、去年書いていなかった試合を書いておきます。

季節外れで、すみません…。

法政大学トマホークス 23−22 日本大学フェニックス

(以下、長文です)

銀座を脱出して、約1時間(※)。関内に到着しました。
「横浜も久しぶりだなあ。いつ以来だっけ?」
そんなことを言っていたのもつかの間。関内駅は、大混雑。
浮かれた気分は、吹っ飛んでしまいました。

ところが。
スタジアムに着いて、法政側の3塁側スタンドに入ると、かなり空いていました。
日大の1塁側はもう少し多かったんだけど、あの混雑は何だったんだろう?

※この日の朝、銀座で、ジャイアンツのパレードがありました。写真の出来が余りにもひどかったため、今回はブログに載せていません。

 

入場すると、角度があって、フィールドを広く俯瞰できる上段に席を確保。
「なんだ、あの人数は??」
友人の声にグラウンドを見ると、そこは日大の選手で埋め尽くされていました。
それもそのはず、あとでパンフレットを見ると、1つの背番号を複数の選手が付けていたりする…。
とにかく、その光景に、ちょっと圧倒されてしまいました。

 

キックオフの時間が近づくにつれ、3塁側は徐々に日陰になりました。
銀座パレードに備えた防寒対策のおかげで平気…ということはなく、やっぱり肌寒く感じました。

 

第1Q:
コイントスの結果、日大がレシーブ。
日大は、ホーム側からスコアボード側に攻めます。

…法政は4−3かな。
まだ、そんな確認をしていた2プレイ目。
…Iフォーメーション!?
「日大=ショットガン・フォーメーション」というイメージを持っている自分には、とても意外に思えました。
そのランプレイ、法政ディフェンスの中央に大穴が空いて、ロングゲイン。
「なんで、あんな所が空いたんだ?」
「ラインが取られてるのかな?」
ふと、試合前、日大の選手で埋め尽くされた光景が頭に浮かびました。
…もしかして、ラインに大きな力の差があるのでは。
もしそうなら、日大は順調に進み続け、その攻撃を止めることは難しくなります。

この後、なんとか第4ダウン(4&1)に持ち込みますが、日大は早くもタイムアウトを取ると、ギャンブル。そして、成功…

ここから法政陣5ヤード付近まで攻め込まれましたが、ディフェンス陣が踏ん張り、FGの3点でしのぎました(23ヤード)。0−3。残り9:51

公式記録を見ると、13プレイで72ヤードをドライブされている…。

 

キックオフを松永がリターンして、法政陣16ヤード。
ようやく、法政の攻撃が始まりました。

「QBは、17番・近藤がパスが上手くて、16番・寺村がオプションが上手くて…」
などとskyAで仕入れた知識をひけらかしていると、言われました。
「QBを替えたら、プレイを読まれそうだけどね」
…そこは自分も心配。

このドライブは敵陣44ヤードで止められましたが、そのパントがラッキーなバウンドになったこともあって、日大陣1ヤード地点に押し込めます。
「セーフティにできれば、最高なんだけどなあ」
と友人がつぶやきます。

さすがに、そんなにうまくはいきませんでしたが、この攻撃を3回、しかも1ヤードのゲインで止めました。

日大39ヤード地点から攻撃。
RB・笹尾のランなどで日大陣19ヤード付近まで前進すると、FG成功。3−3。残り3:29
同点に追いつきました。

 

第2Q:
背後からの不正なブロックで、10ヤード罰退した直後でした。

法政DLがQBにプレッシャーをかけると、左へ、おそらくスクリーンパス。
これを至近距離でLB・田中がキャッチ。
「すげぇぇ!」
思わず叫んでしまった。
このインターセプト(とリターン)で、日大陣39ヤードから法政の攻撃に変わりました。残り13:54

このチャンス、近藤が左へパスを通して大きくゲイン。
最後は第2ダウン残り2ヤードから、RB(22番・池田)がダイブしてタッチダウン。

ポイント・アフター・タッチダウンで、例によって「ロンリーセンター」の隊形を取ったりしているうちに、ディレイの反則。
5ヤード罰退しましたが、キックは成功しました。10−3。 11:24

 

…いいキックだな。
キックオフを見てそう思ったものの、タックルを外されて、大きくリターン。
法政陣36ヤードまで進まれました。あっという間にピンチ。

ここから安藤に左へのパスを通され、法政陣16ヤードまで攻め込まれました。
それでも、ここから止めて、FGの3点でしのぎました(30ヤード)。10−6。7:37 

「これ、ドライブして取りたいな」
「5分くらい使ってな」
そんなことを言い合っているうちに始まった攻撃。
「あれは…『オフセットI』?」
前のRBが横にずれてセットする、オフセットI。
もちろん、それほど特殊なフォーメーションではありませんが、トマホークスが使うのは初めて見た…

このように、いろいろ攻撃にも工夫を凝らしているようでしたが、QBサックもあって攻撃終了。
日大陣35ヤードから日大の攻撃となりました。5:15

ここでもDFがふんばり(一度は、田中が再びインターセプトするかと思った)、第3ダウン11ヤードと追い込みます。

ところが。
右の37番・櫻井にパスを通されると、櫻井はタックルをジャンプしてかわして、エンドゾーン左隅に飛び込みました。
この65ヤードのタッチダウンパス、キックも決まって、10−13。
あっという間に逆転された…。4:22

 

キックオフは松永がリターンして、法政陣23ヤード付近からの攻撃。
このドライブでは、笹尾のランと近藤からのパスで日大陣34ヤード付近まで前進。

法政がスナップした直後、イエローが出て、笛が吹かれました。
それにも関わらず、ドロップバックした近藤を日大の選手が倒しました。
「おい!」
思わず叫びます。

まず、「フォルススタート」の反則で、法政が5ヤード罰退。
それから「レイトヒット」の反則で、日大が15ヤード罰退。法政のオートマチックファーストダウン。
日大陣24ヤードから第1ダウン。
まあ、その、日大はつまらない反則をしたものだ…

この後、法政は2回のタイムアウトを使い、6ヤード地点まで進みます。

たしか「Iフォーメーション」だったと思う。
寺村は、右にいたレシーバーをラインに寄せると、RBと共に右へ走ります。
…オプションだ。
そう思った次の瞬間、寺村はストップ。 向き直ると、左へパス。
DFを振り切って、左に走っていたレシーバー(13番渡辺)がキャッチして、タッチダウン。
「その手があったか!」
友人が叫びました。

この6ヤードのタッチダウンパス後、キックも決まって、17−13。 0:48

こうして、法政がリードしてハーフタイムを迎えました。

しかし、そんなに明るい気持ちにはなれません。
「DFが、どこまで持つかなあ?」
「でも、まだスペシャルプレイがあるかもしれないよ」
友人に言われたとおり、今まで何度も「スペシャルプレイ」に驚かされています。
「そう言えば、まだオプションからのパスくらいだな…」
…期待していいのかな?

 

第3Q:
法政のレシーブで開始。ホーム側からスコアボード側に攻めます。

法政の攻撃から始まりましたが、互いに前進しながらも、パントで終わる展開が続きました。

そんな残り5分を切った頃、法政陣31ヤードで日大は FGフォーメーション。
「これは遠いだろ…」
そんな友人の言葉をよそに、日大はFGを蹴りました。
その軌道を見ながら、
…外れろ、外れろ。
と呪いをかけましたが、FG成功。
公式記録を見ると、49ヤードらしい。やるなあ。 17−16。 4:23

その直後の法政の攻撃は、1回のダウン更新止まりでしたが、パントがうまく転がったこともあって、日大陣9ヤードまで押し込みました。0:32

 

第4Q:
すぐに法政陣40ヤードからの攻撃となりました。

このドライブ中、オプションから笹尾のラン、裏に抜けたRB・池田に「フェイスマスク」の反則があったりして(15ヤードの罰退)、日大陣23ヤード付近まで進みます。

第2ダウン、QB・寺村がオプションからキープし、10ヤード近くゲインしたところで、またイエロー。
「今度は何だよ…」
友人の言葉に、
「でも、あの辺に、こっちの選手はいなかった…」
はたして、日大の「パーソナルファウル」でした。
残り12ヤードだったため、半分の距離となって、オートマチック・ファーストダウン。
日大陣3ヤード。

そして。
「なんだ、これ!?」
思わず声を上げてしまいました。
レシーバー5人が右に、Vの字形に密集して並んでいました。
…ここに(パスを)投げるのかな?
そう思った次の瞬間、近藤がQBスニーク。
わずかに届かなかったものの、エンドゾーンまで1ヤード以下。

3&1。IフォーメーションからTB・笹尾が中央を衝いて、ジャンプ。
「よっしゃ!」
…届いた。
レフリーの判定を見るよりも先に、叫びました。

このコンバージョン、法政はまたロンリーセンターを見せてから蹴ろうとして、ディレイ。
改めて蹴ったキックは、左に外れました。23ー16。
「…」
絶句していると、友人に言われました。
「この1点が、後々効いてきそうだな…」
…わかってるよ、そんなこと。
9:33

 

この後、互いに相手の攻撃を3回で止め、再び日大の攻撃。
日大陣22ヤードからの攻撃でしたが、立て続けに中央へのパスを通して、あっというまに法政陣48ヤード。

思わず、
「あれ?こんな(中央への)パス、使っていたっけ?」
と言ってしまいましたが、考えてみれば当然のこと。
タイムアウトが1回しかない日大に対して、法政は、ロングパスとサイドライン際へのパスを警戒しているようだったから…。

さらに、ランとパスで日大に畳み掛けられ、法政陣5ヤード。
それでも、ここからDFがふんばり、3&5。
エンドゾーン内右へのパス。このパスを法政の選手がカット。
「よっしゃ~」
叫びましたが、イエローが出ていました。
そして、法政のパスインターフェア…。
「今の、インターフェアなんてしてた??」
そんなことを言われても、どうにもなりません。

エンドゾーン内での反則だったため、2ヤードの位置で、オートマチック・ファーストダウン。
残り1:00

このピンチでも、DFがふんばります。
RBのラン、QBスニーク…3回の攻撃を、1ヤードの前進に抑え込みました。
日大は最後のタイムアウトを取り、もちろん、ギャンブル。
RBが飛び込みます。
…止めた。
一瞬、そう思いましたが、レフリーは両手を上げていました。
「あああ…」
23-22。とうとう1点差。

…ツーポイント来るぞ。
ポイント・アフター・タッチダウンで、キックを決めれば1点が入り同点。
ただ、普通にプレイして、エンドゾーン内にボールを持ち込めば2点が入り、逆転されます。
どういう訳か、自分は「ツーポイント」を狙うと思い込んでいました。

ところが、日大はスペシャルチームが入ってきました。
…え?普通に蹴るの??
そう思いながらも叫びました。
「つぶせ!」
キックを「つぶす」ことはできなかったものの、蹴られたボールは右に外れていました。
「おお!」
…勝った。
そう思い、飛び上がって、腕を突き上げました。

次の瞬間、スコアボードが目に入りました。
…まだ10秒残ってる。
「オンサイド(キック)、来るぞ!」
そう叫ぶと、友人も叫びました。
「まだ勝ってないぞ!」

日大のキックオフ、法政の選手が位置についた後も、日大の選手は出て来ません。
「あれ?精神的ダメージが大きいのかな?」
そんなことを言い合いましたが、日大はオンサイドキックに成功。
「…」
日大陣49ヤード付近から、再び日大の攻撃となりました。残り8秒。

QB・安藤から左へ、運任せの「ヘイルメイリーパス」。
いいパスでしたが、このボールに追いついたのは日大の選手ではなく、法政の選手。
佐藤がインターセプトして、日大の攻撃は終了。

…勝った。
再びそう思い、飛び上がって、腕を突き上げました。

残り1秒。近藤がニーダウンをして、試合終了。23−22。

 

Photo

表彰式が終わり、エールの交換が終わっても、まだ余韻に浸っていました。
「よく勝ったなあ…」
「やっぱり、(日大の)パーソナルファウルがな」
そう答えると、友人はしみじみ言いました。
「これが、フットボールなんだよな…」

それから荷物をまとめ、スタジアムを後にしました。
その夜は遅くまで、勝利の美酒に酔いました…

 

ここまで振り返ってきましたが、
「なんだ。日大が反則を犯して自滅したから、法政が勝ったのか」
そう思われるかもしれません。
実際、日大の反則に助けられた面もあります。
ただ、同時に別の疑問が浮かびます。

なぜ、法政は自滅しなかったのか?

法政にも日大と同じくらい、あるいは、それ以上にプレッシャーがかかっていたはずなのに。

自分自身、この疑問の答えを見つけようと、試合後にメモをまとめ、スカパーで再放送を見たりして、何度も考えてみました。
それでも、はっきりした答えは見つからなかった…。

まだまだフットボールがわかってないな、自分…。

 

さて、今回のもらい物です。

Photo_2

左下は、折り畳んで、叩く物(正式名称を知らない…)です。

右は、購入したパンフレットです。
表紙の写真、法政の選手はLB・田中でした。
インターセプトで流れを呼び込んだ田中は、この日のMVPに選出されました。

このパンフは大当たりですね。

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