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7/27 JAXA相模原キャンパス特別公開2013(会場巡り編)

えーっと、もう1ヶ月近く経ってしまいましたが、書いておきます。
このくらい、当ブログではデフ(略

 

トークイベントが終わっても、まだ、その余韻は残っていました。
とはいえ、この特別公開も、残り半日。
…会場を回れるだけ回っておこう。
無理して 各会場を回りました。

この時の様子を、写真を中心にまとめておきたいと思います。

(おことわり:毎年書いていますが、yochiはど素人レベルです。丁寧な説明をいただいたにも関わらず、内容を誤解したり、そもそも理解していない可能性があります。ご了承ください。)

ということで(?)、各会場を回ることにしたものの、時刻は土曜日の午後。
一番人が多くなる時間で、どこもかなり混んでいました。

 

月探査:
人に揉まれながら、月探査のコーナーへ流れて来ると、そこには場違いなこれが。

Photo

月探査機の着陸地点総選挙。

去年もこの企画はありましたが、せいぜい、シールを貼る程度。
それが、

Photo_2

ここまで本格的なものになっているとは。
投票用紙も、紙質以外は本物そっくりで、ちょっとびっくり。

一応、自分がどこに投票したのかは内緒です。秘密投票ですから。

トップ当選だ!

 

DESTINY:
比較的空いてる所を探して、たどり着いたのが、ここ。
DESTINYのブース。

今年は模型も展示されていて、去年よりもパワーアップしていました。

Destiny

写真に2013年モデルとある通り、隣の2012年モデルとは大きく変わって…て、2012年モデルは太陽電池の一部しか写ってないな。

さて、この2013年モデル。
片翼に薄膜太陽電池が14枚で、長さは7~8mだとか。
すると、当然、浮かぶのはこの疑問。
「どうやって広げるんだろう?」
実は、隣のディスプレイで、薄膜太陽電池を展開する様子が流れていました。
最初に1~2枚が展開し、それからマストがするすると伸びます。
それに伴い、1枚また1枚と…
ごめんなさい。実は、動画を何回も見たのですが、あまり理解できなかった…

Destiny_2

この薄膜太陽電池ですが、実は問題も抱えています。
原因は、上空数百km〜2万㎞くらいまで広がる、ヴァン・アレン帯。
ここを通過する時に、その放射線で、太陽電池がダメージを受けるのだそうです。
「ここを抜けることが最優先」
とのことですが、そこは地球周回軌道から徐々に高度を上げることで、月を目指すミッション。
ヴァン・アレン帯を抜けるのに半年くらいかかり、この間に推測されるダメージは、20%だそうで…

「それなら、化学ロケットでやればいいんじゃないですか?」
と、意地の悪い質問をしてしまいました。
…いや、自分でもわかっています。
この方法で、この問題をクリアすれば、一気に深宇宙探査の敷居が下がることくらい。

今は、少しでもダメージを減らすため、太陽電池にかけるカバーガラスの調整をしているそうです。

 

ハイブリッドロケット:
部屋の真ん中、目立つ所にこれ。

Photo_5

「ペーパークラフトをダウンロードして、徹夜で作ったんですよ」
…そ、そうなんだ。
「ここの強度が足りなくて…」
…ご、ご苦労さまです。
あ、これはアメリカの某社の宇宙船です。
どの辺がハイブリッドなのか、訊くのを忘れた…

 

たしか、同じハイブリッドロケットのブース前だったと思うけど、こんなのもありました。

M

中に入ってるのは、はやぶさ?
ちゃんと斜めになっているし。
本当に、ご苦労さまです。

 

イプシロン:
ロケットと言えば、外にはこんなものも。
8月下旬に打ち上げを予定している、イプシロンロケットの絵(?)

Photo

微妙に斜めだけど、気にしない(しろよ!)
これ、やっぱり実物大なのかな?

 

はやぶさ2:
ここまで貼った写真は、ある意味、宇宙研の「すごさ」を物語るようなものばかり。
でも、ファンも負けてはいません(ぇ。

Photo_2

…え!?これ有志で作ったの??
と、二度見してしまいました。

世の中には、すごい人(達)がいるものだ…

 

あかつき:
そこまで「本格的」でなくても、「あかつき」のブースでは、子供たちが折り紙を折っていました。

Photo_7

見てのとおり、「あかつき」のです。
「これいいなあ…」
などと言っていたら、優しいお姉さんが折り方の紙と折り紙をくれました。
ありがとうございますm(__)m

 

あかり、SPICA:
赤外線カメラがあったり、質問をした人には某同人誌が配られていたりと相変わらずでした。
ごった返す人の中で、ふと上を見ると、こんなものが。

Photo

地球と月。
写真にもあるように、この縮尺だと「あかり」は3㎜だとか(ちなみにISSは2㎜)。

そして、SPICAが予定しているラグランジュ点(L2)はここ。

Spica

部屋の反対側。
…遠っ。

 

IKAROS(イカロス):
イカロスのブース、ふと上を見ると、こんなものが。

Photo_4

先端マスとは、早い話が重りのことで、これをつけて回転することで、セイルが広がる仕組みです。

Photo_3

この距離を再現することで、イカロスの大きさを実感できるようになっていました。
…てか、なんだ、この既視感。

 

ところで、この「イカロス」のブース、今回のメインはこちら。

Photo_6

次期ソーラーセイルに使われるセイルのプロトタイプ(奥)。
手前にあるイカロスのセイルと比べるとわかると思いますが、かさばらないように、折を大きくしたのだそうです。
ついでに訊いてみました。
「素材も新しくなったとか…」
「それはありません(キッパリ」
…さ、さいですか。

 

隣では、プロジェクトリーダー・M先生が人に囲まれてました。
ちょっと聞き耳を… そこに紛れ込みました。
その内容を簡単にまとめます。

  • イカロスは太陽の周りを10ヵ月で回っている。推進剤を使い切っているため、姿勢制御ができない。このため、太陽電池に太陽が当たらない6ヵ月間は冬眠、4ヵ月間は冬眠明けという状態が続く。
  • 前回の冬眠明けは2ヶ月後に見つけたが、今回は一発で見つけた。冬眠中に、イカロスがどう動くか正確にわかった。日本のソーラーセイル技術はそういう所まで行っている。
  • 一発で見つかるということは、セイルはOK。膜が切れたり、割れたりしていたら、この予測は当たらない。
    そうは言っても膜の写真がほしい。薄膜太陽電池のデータを見たい。 次の計画に生かせる。

聴衆の質問もイカロスに集中していて、相変わらず根強い人気。

でも、自分には、次期ソーラー電力セイルについて、訊かなければならないことがありました。
それは、これ。

Photo_3

「え!?」
最初に見た時、声を出してしまいました。
片道だけでも未踏の領域なのに、小惑星からサンプルを採取して持ち帰る(サンプルリターン)なんて…
そもそも、去年、サンプルリターンについて訊かれた時には、
「勢いよく、言ってしまいました…言い過ぎました」
と打ち消していたのに。

 

タイミングを見計らって質問。
「去年、『やらない』と言ってたじゃないか!」
と言う言葉をグッと呑み込み、
「去年は、サンプルリターンに乗り気でないように見えたのですが、何が変わったのですか?」
「…去年は乗り気ではなかったです、ええ」
とM先生は認めると、
「どうしようかな、15分でできるかな?やっちゃおうかな…」
と独り言。

そして、やおら「今後の計画」云々と書かれたパワポ(?)の資料を取り出すと、次期ソーラー電力セイルの話が始まりました。
「木星をやらなくなった理由は、木星はアメリカやヨーロッパが熱い。行ってもしょうがない」
…え!?それだけ?
そう思う自分を他所に、変更された計画の説明が続きました。
「ここ(木星)はさっくり通過して、トロヤ群に行きます」

こうなったら、もう、先生のペース。30分くらいしゃべり続けたただろうか。
もちろん、その間、サンプルリターンに変更した経緯が語られることはなかった…

一応、こちらも簡単にまとめます。

  • 2022年頃打ち上げ。地球の重力を利用して加速(スイングバイ)&自力で加速して、5年後に木星に到着。
    ここで、アメリカとヨーロッパの観測に協力。
  • 木星でスイングバイした後、トロヤ群小惑星を目指し、到着は10年後。
  • サンプルを採取した後、木星経由で(この案が有力)帰る。

帰還は2042年頃で、合計20年!
気の長いミッションだ…

やがて時間になり(先生はまだまだ話し足りないようでしたが)、一同、先生にお礼を言って解散となりました。

この時の、パワポ(?)の1枚。

2

※後ろで紙を持ってくださっているのは、リーダーのM先生です。ありがとうございました。

やたら「世界初」とか付いてるのは、予算の獲得に向けたアピールなんだろうな。

 

というわけで(?)、今回、会場を見て回ったのは半日でしたが、とても濃密なものでした。
 

そうだ、最後にこれを貼っておきます。
自分も作ってみました。

Photo

優しいお姉さんにもらった、「あかつき」の折り紙。
まあ、その、自分には難易度が高かった…

自分、不器用ですから

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