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温度差。(10/26 東北楽天ゴールデンイーグルス@Kスタ宮城 日本シリーズ第1戦)

仙台駅に着くと、まずは腹ごしらえ。

  • 東北の某所に到着してます。駅弁のうにめし食った。 posted at 15:04:28

某朝ドラの影響で「うにめし」を食べたり、のんびりしていると違和感を覚えました。
…あれ?
そこかしこに見られる球場に向かいそうな人たちは、楽天ファンがほとんど。
「そんなの当たり前だ」と思われるかもしれませんが、去年の交流戦の帰路、オレンジ一色になった仙台駅の印象が強い自分には、ちょっと意外でした。

交流戦から1年余り…

こんなに早く、仙台を再訪するとは思っていなかった。
この日は、日本シリーズ第1戦。
日本一を決める戦い、おそらく日本の大部分を敵に回すであろう戦いが、始まろうとしていました。

ジャイアンツ 2−0 ゴールデンイーグルス 

(以下、長文です)

入場してライトスタンドに回ると、ホッとしました。
すでにジャイアンツファンで埋まっていて、いつもの雰囲気でした。

さて、ジャイアンツのスタメンは、
長野ー寺内ー阿部慎之助ー村田ー高橋由伸ーロペスー坂本ー亀井ー橋本到。
広島と戦ったクライマックスシリーズとほぼ同じ。
ただ、由伸が指名打者に入り、強肩の橋本到がセンターに入っていました。

ジャイアンツの先発は、内海。
対する楽天の先発は田中…ではなく、則本でした。

 

「やだなあ… また日本シリーズが始まる…」
試合開始が近づいた時、つい、そんなことをつぶやきました。
もちろん、ここを目指して応援してきて、こうして仙台までやって来ました。
ただ、日本シリーズ独特の緊張感と、その中で応援することによる身体的ダメージ。
そういったものは、去年のCSから日本シリーズにかけての連戦で身体に刻まれて、無意識のうちに試合を拒んでいるようでした。

 

台風は抜けて、雨も上がりました。
ただ、風はホームからセンターに向けて吹いていて、
「寒い。」
そんな声が、あちこちから聞こえてきました。
まあ、地元の人たちでさえダウンコートを着ているのに、ユニフォームを着ていれば…

 

1回表:
さて、このKスタ宮城ではトランペットが禁止されています。
それで長野の打席でも、応援歌ではなくコールが主体。
長野はライトフライ。

それでも寺内が打席に立つと、応援歌が始まりました。
ひとしきり歌った後で、友人が言いました。
「合うもんだなあ…」
その直後、寺内が打ち上げて、キャッチャーファウルフライ。
「言ってる場合じゃないか」

3番・慎之助は足にデッドボールで出塁しましたが、村田はセンターフライ。
無得点に終わりました。

 

「こっちが熱いって、おかしくないか?」
攻撃が終わった時に、そう言われました。
ライトスタンド上段は真ん中付近で、ビジター応援席とライト外野指定席上段とに分けられていました。
私達が座ったのはライト外野指定席上段だったのですが、ビジター応援席は比較的静かで…
ふと、気がつきました。
「ビジター応援席は昨日売り出したばかりだから、東京から来る人たちはこっちを買っているんじゃ…」
なにせ、ライト外野指定席上段はドーム等で見慣れた人が多かった…

 

2回表:
2アウトから、坂本がセンターの前に落とすヒットで出ると、亀井も四球を選び、2死1・2塁。

すると、9番・到のところでチャンステーマ「ファイター」が始まりました。
「オーオーオ、オーオーオ…オー、オイ!」
しつこいようだけど、トランペットが無いので、これも全部アカペラ。
なんとか合わせましたが(たぶん、きっと)、到はファーストゴロ。
先制のチャンスを逃しました。

…これ、9回まで保つのか?
応援から1ヶ月近く遠ざかっていたため、体が重たく感じられました。
日頃の運動不足のツケが…

 

2回裏:
先頭、ジョーンズを四球で出しました。
「すごい警戒しているな…」
友人がそう言ったように、内海は変化球を中心に厳しい所へ投げこんでいるようでした。

5番・マギーにもボールが先行しましたが、フルカウントからファーストファウルフライ。
…助かった。

そして、桝田、松井稼頭央と空振り三振に打ち取りました。

3回表:
「ジャイアンツは一回りしてからだよ」
攻撃が始まる前、友人がそう言いました。
しかし、1番・長野、2番・寺内と打ち取られ、3番・慎之助も空振り三振…。

「あれ?(則本は)乗ってきちゃったね。」
…て、おい。

4回表:
則本の好投は続きました。
4番・村田が空振り三振に倒れると、由伸も空振り三振。
「どこから三振だっけ?」
訊かれて、記憶を辿ります。
「阿部からだから、これで三者連続(三振)か…」
「全部落ちる球じゃないか」

そんなことを言い合っていると、ロペスは打ち上げて、セカンドフライ。
「がまん、がまん」
友人は、自分に言い聞かせるように言いました。

 

5回表:
坂本の打球はファーストの左。
ファーストがなんとか捕りましたが、悪送球となって出塁(記録はエラー)。

亀井の打球は左中間へ。
これが2塁打になって、無死2・3塁。

この試合初めてのビッグチャンスに、到からチャンステーマ「バタフライ」が始まりました。
しかし、到はセカンドゴロ、3塁走者の坂本がホームに突入して、タッチアウト。1死1・3塁。
チャンスはしぼんだかのように見えました。

直後、1番・長野が右打ち。
打球はセカンドの右を、ゆっくりとライト前に抜けて行きました。
1−0。
「ビバ」が始まると(これもアカペラ)、ライトスタンドばかりか、1塁側の内野席でもオレンジのタオルが振られました。
終わると、見知らぬ近くの人とグータッチ。

2アウトになった後、慎之助が四球を選び、2死満塁。
大量点のチャンスでしたが、4番・村田は三振。
1点で攻撃を終わりました。

 

5回裏:
先頭・松井稼頭央はショートへの内野安打で出ると、嶋はバスター。
ジャイアンツはバントシフトを取っていて、裏をかかれた形。
それでも三遊間で坂本がボールを捕り、強引に1塁に投げましたが、これがホーム方向に逸れました。
…オールセーフか。
そう思った次の瞬間、ロペスが3塁へ送球。
3塁に向かっていた松井稼頭央がタッチアウト。
腕を突き上げて叫びました。
「よし!」
まあ、本当のことを言うと、一瞬の出来事で、ついていくのが精一杯だった…

聖沢はバントで送って、2死2塁。

岡島の打球はレフト線に飛びましたが、守備位置を変えていた亀井がキャッチ。
なんとかしのぎました。

 

7回裏:
楽天の球団歌が流れ、風船が準備される喧騒のなか、大きな選手がマウンドに上がりました。
「? あれはマシソン?」

このマシソンはストライクが入らず、松井稼頭央にストレートの四球。
どうも、いつものマシソンではないようでした。
嶋はバントで送って、1死2塁。

それでも、マシソンは聖沢を三球三振。2死2塁。
1番・岡島。
2ストライクと追い込むと、外野が極端な前進守備を布きました。
…そこまで前で大丈夫か?
と思ってしまったくらい。

ファウルで粘る、岡島。
体を硬くして息を詰め、祈るようにして見守る時間が続きました。
が、結局、岡島は四球。
公式ホームページから記録を見ると、全部で12球だ…

それでも、マシソンは藤田を空振り三振に打ち取り、この回も何とかしのぎました。

 

8回表:
1アウトから、慎之助は変化球で空振り三振。
「阿部は本当に合わないんだなあ…」
そう言われて、
「それで言ったら、村田も。」
と、返した直後。

村田の打球がライトに伸び、フェンスに当たってスタンドに飛び込んだように見えました。
「エンタイトル2ベース!?」
そう言うと、近くの人に言われました。
「入ってます!」
見ると、審判も手を回していました。
狐に包まれたような気分のまま、「ビバ」を歌いました。2ー0。
再び、近くの人とグータッチ。
※後でビデオで見ると、スタンドの前にラッキーゾーンがあって、打球はそこで弾んでいますね。

何はともあれ、貴重な追加点が入りました。

 

8回裏:
山口がマウンドに上がりました。
銀次はセカンドゴロ。
「先頭を打ち取るのは、久しぶりだなあ。」
と言い合いました。
なにせ、4回から7回まで毎回先頭打者を出していて…

ジョーンズもセンターフライ。
この回はあっさり終わるかに見えました。

しかし、ここからマギーがピッチャー返しで出ると、中島の代打・牧田も1・2塁間を破るヒット。2死1・2塁。
また息を詰めて、見守る時間。

「あ!」
友人が叫びました。
松井稼頭央の打球は、左中間フェンス際に伸びました。
ボールを追った亀井がジャンプして、フェンスに激突。
そして、ボールは消えました。
「…」
一瞬の静寂の後、倒れこんだ亀井が、グラブからボールをポーンと放るのが見えました。
「おおお!」
立ち上がって叫びました。
「かめい~」
やがて亀井コールが始まりましたが、興奮のあまり、出て来るのは変な声ばかり。
まったく合わせることができなかった…

 

9回裏:
西村がマウンドに上がりました。

先頭・嶋の打球は二遊間、寺内が追いつきますが、投げられません(記録は内野安打)。

それでも聖沢は空振り三振で、1番・岡島もショートゴロ。
…ダブルプレイだ。
そう思った次の瞬間、
「あ!」
2塁にカバーに入った寺内のグラブからボールがこぼれていました。
このエラーで、1死1・2塁。

藤田はショートゴロで2死1・3塁となって3番・銀次。
この銀次は、セカンド右へのゴロ。
難しい打球でしたが、寺内が捕ると、くるっと回って1塁へ。
…際どい。
周りから歓声が起こる中、審判が「アウト」をコールするのを確認してから、叫びました。試合終了、2−0。
そして、見知らぬ近(以下略)

ヒット数はこちらの4安打に対し、楽天は9安打。
とくに後半は、毎回先頭打者を出し、ずっと楽天に押されっぱなし。
内海を始め、よく粘って勝ったものだ…

 

さて、2次会はトランペットどころか、太鼓もなし。
それでも「1―9」をやり、内海や村田、亀井の応援歌を歌い、「ビバ」を歌いました。
最後の「ビバ」を歌っている時、照明を消されたのにはびっくりした。

それから、余韻に浸りながら駅まで歩きました。
途中、踏みしめた葉が赤いことに気がつきました。
見上げると、ライトアップされた街路樹がきれいに紅葉していました。
真っ赤に近い赤。
深紅と言った方がいいかな。
それは、伊豆に生まれ育った自分が見たことのない色でした。

 

最後に写真を貼っておきます。

Photo

試合前、整列した時の1枚。
これを見ると、日本シリーズが始まったという感じだなあ。

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