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道の奥。(11/3 東北楽天ゴールデンイーグルス@Kスタ宮城 日本シリーズ第7戦)

この日は、松島までドライブ。
…そう書くと、楽しい旅のようですが(実際、楽しかった)、前日の長旅と応援で、疲れはピーク。
体調を崩してしまい、食事も満足に摂れないまま。

それでも、夕刻迫る頃、球場に向かいました。
…ここからの応援はキツいなあ。
と思いつつも。

日本シリーズもついに第7戦。
泣いても笑っても、2013年シーズン最後の試合でした。

ジャイアンツ 0−3 ゴールデンイーグルス 

(以下、いつもよりも長文です)

「ちょいちょい、ドームで見る顔を見るなあ」
席に着いてそう言うと、すぐにツッコミが入りました。
「『ちょいちょい』というレベルか?」
連休中ということもあってか、ジャイアンツファンは前日よりも増え、ライトスタンドはオレンジで埋め尽くされていました。
そして、そのほとんどは、関東方面から遠征して来た人たちのようでした。

そんな中にも、チラホラ楽天ファンが。
私の近くにも楽天グッズに身を固めたご夫婦がいたんだけど、試合が始まって、ご主人が応援したのはジャイアンツの方。
それも、他のジャイアンツファンと同じように、立ち上がっての応援。
東北人の懐の深さを見た気がする…

 

さて、試合の話です。
ジャイアンツのスタメンは、前日と同じでした。
長野ー松本哲ー高橋由伸ー阿部慎之助ー村田ー坂本ーボウカーーロペスー寺内。

先発投手は、杉内。
杉内は、この日本シリーズ第3戦に先発し、2回を持たずに降板。
どこかに不安な気持ちがあったものの、ここまで来たら、信じるしかありません。

楽天の先発は、美馬。
杉内と同じく、第3戦から中4日での先発でした。

センターからホームへ弱い風が吹いていました。

 

1回表:
先頭・長野の打席、インコースに投げられた球は、バットの辺りで大きく跳ね返りました。
「!?」
…ファウル??
実は、よくみえなかった…

治療のために長野はベンチに下がり、一時中断。
どうも、デッドボールのようでした(遅い)。

中断後、復帰した長野を、松本がバントで送ります。
すると、3番・由伸の打球をショートが弾いて(記録はエラー)、1死1・2塁。
早くも、チャンステーマ「Gフレア」が始まりました。
もっとも、前にも書いたように、体は絶不調。
…いきなりかよ。きついなあ。
さすがに、そう思わずにはいられません。
もちろん、やりましたが。

ところが。
4番・慎之助は、高く上がったピッチャーゴロ。
村田は四球を選び2死満塁としましたが、坂本はセンターフライ。
「ああ…」
大きなチャンスを逃しました。
試合後に、
「1回のチャンスを逃したのが痛かったな…」
と言い合うことになるくらいの…。

 

1回裏:
2アウトから、銀次にデッドボール。
すると、ジョーンズには左中間へ2塁打を打たれ、あっという間に2死2・3塁のピンチ。

5番・マギーの強い打球はショートを襲いました。
よく見えなかったけど、坂本が後ろに弾いていて、この間に3塁走者がホームイン(記録はエラー)。
0−1。痛い失点…。

なおも2死1・2塁。
中島はレフト前に鋭く弾き返しました。
…あ!?
思わず息を呑みましたが、ボウカーが前進して、地面すれすれでキャッチ。
1点でしのぎました。

2回裏:
1死から嶋は四球。
9番・牧田はサード前へのゴロ、村田が前進して拾い、間一髪で1塁をアウト。
2アウトとしましたが、岡島には左中間を破られる2塁打。
これで2塁走者がホームイン…。0―2。

ここで、さすがに投手交代。杉内から澤村。

しかし、澤村は1番・藤田に四球。
友人がつぶやきました。
「準備できてなかったんだろうなあ…」
どうも悪循環に陥っているようでした。

それでも、澤村は銀次をレフトフライに打ち取り、ピンチをしのぎました。

 

3回表:
楽天は早くも交代。中島に代わって聖沢がセンターに入りました。
ジャイアンツの投手が右腕の澤村に代わったこと、リードして守備を固めたい、といった理由が考えられます。
いずれにしても、ジャイアンツとは対照的に、楽天はいい循環に入っている…

先頭・長野は四球を選びましたが、松本は空振り三振。
「なんで、バントで送らないんだろう?」
友人がイラついたように言いました。
…知らないって。

この後、由伸は見逃し三振。
慎之助の打球は深い所まで飛びましたが、レフトフライ。
ノーアウトの走者を生かすことができなかった…。

3回裏:
ジョーンズにヒットを打たれましたが、マギーはセカンドゴロで、ダブルプレイ。
その直後。
聖沢の打球は、ライトへ伸びました。
…ああ、入った。
そう思いましたが、聖沢は2塁へヘッドスライディング。
どうやら、スタンドまで届いていなかったようです。
※こんなのばっかですが、視力がよくないのと、Kスタは照明がアレなので…

すると言われました。
「ダブルプレイの後で2ベース、流れが悪いのは向こうだ!」
こういうところ、友人は自分よりもはるかに強気だ。

岡島は深い所まで飛びましたが、レフトフライ。
この試合初めて、楽天に「0」が入りました。

 

4回表:
2アウトから、ボウカーが四球を選びます。

打順はロペス。
前日と同じように同点2ランを期待しましたが、セカンドゴロ。
この回も無得点。

この頃のメモに「声がかすれてきた」とあります。
コールはごまかしようもあったけど、応援歌になると声が出ない音域もあって、大変でした。
元々、音程が外れてるとか言うな。

4回裏:
1アウトから、牧田の打球はレフトスタンドギリギリに入りました。0―3。
…さすがに苦しい。
友人ほどではないにしても、自分は強気…というか、楽観的な方。
そんな自分でも、苦しいと思わざるを得なかった…

 

5回裏:
内海がマウンドに上がりました。
第5戦に先発してから、中2日。
そのコンディションが心配でしたが、銀次をショートフライ、ジョーンズを見逃し三振で2アウト。
…さすが、内海。

ほっとしたのもつかの間。
マギーはライト右へのフライ、長野がスライディングキャッチを試みますが、ボールがこぼれました。
この2塁打で、2死2塁。

聖沢を打席に迎えた所で、聞かれました。
「なんで外野は前に出ないの?」
2アウトだからとか、前の打席、あわやホームランという打球だったからと、適当に答えると、
「この1点は重要だと思うけどなあ…」
いや、自分に言われても。

結局、この聖沢には四球。
2死1・2塁となりましたが、松井稼頭央はレフトフライ。
なんとかしのぎました。

 

7回表:
イニングの間に、チャンステーマ「バタフライ」が始まりました。
このタイミングでチャンステーマをやるのは負けているとき、それも追い込まれたとき。

まあ、投手が則本に代わったこともあり、
…これで流れが変われば。
と、ワラにもすがるような気持ちでした。

攻撃が始まると、また「バタフライ」を繰り返します。
ふいに、08年日本シリーズ第7戦を思い出しました。
…あの時の西武も、このくらい苦しかったのかな?
その試合では、ジャイアンツがリードしながら、8回に逆転されました。
しかし、すぐに、その考えを振り払います。
…あの時は1点差だったじゃないか!

1アウトから、ボウカーがセンター前に弾き返しました。
ようやく、この試合2本目のヒット。

しかし、ロペス、寺内の代打・脇谷と、空振り三振に倒れました。

 

8回表:
先頭・長野には代打、亀井。
…やっぱり、長野はダメか。
そう思っていると、友人が叫びました。
「代打は、松m…(以下、自重)」

亀井はセンターフライに倒れましたが、2番・松本哲はセンター前に弾き返すヒット。
友人に代わって言います。
失礼しました。

しかし、3番・由伸は空振り三振。
慎之助は3ボール1ストライクから打って、ピッチャーゴロ。
この回も無得点…

8回裏:
マウンドには西村が上がりました。
この西村は、第5戦の延長10回、則本への四球から崩れて、失点。
負け投手になっています。
まあ、いろいろな意味で、いいタイミングだったと思う…

この西村は、三者凡退に打ち取りました。

 

9回表:
マウンドには田中将大が上がりました。
前日160球で完投しての連投。
楽天側から見たら最高のシナリオかもしれないけど、
…これで流れが(以下同文)

先頭・村田はセンター前に抜けるヒット。

坂本は空振り三振、ボウカーは高く弾んだファーストゴロ。
2アウトとなりましたが、ロペスはうまくライト前に運んで、2アウト1・3塁。

そして、代打、矢野。
矢野の応援歌はいつも大音量になりますが、この時は、今までに聞いたことがないくらいの大声援でした。
それなのに、時々、矢野への声援を突き破って、楽天の声援が聞こえてきました。
シリーズ中、レフトスタンドの一角を除いて、ずっと静かだった楽天ファン。
その楽天ファンに、ついに火がついたようでした。
※もっとも、テレビで見るとまるで逆でした。楽天への大声援を突き破って、矢野の応援が聞こえて来る…。

矢野は、低めの変化球に空振り三振。
これが意味することを理解するのに、少し時間がかかりました。

…負けた。

3塁側ベンチから楽天の選手が飛び出してきて、だいぶ時間が経ってから、胴上げが始まりました。0−3。

 

セレモニーが終わると、応援団の方があいさつを始めました。
2年連続日本一にあと一歩という所で負けたことに、
「悔しいです!」
そう言った後で、1年間の応援に対して感謝の言葉を述べていると、ジャイアンツの選手達がライトスタンドの前にやってきました。
整列してあいさつする選手に、
「ありがと、ありがと、ジャイアンツ」
コールが起こりました。
1年前、このコールを送ったっけ。

応援団の方が再びあいさつに立つと、巨人ファンに来年の応援を呼びかけ、続けて楽天ファンへもあいさつ。
最後に締めると、「いいぞ、応援団」コールが起こりました。

いつものように。
 

 

試合中にパラパラきた雨は、セレモニー中に本降りになり、帰り道は強い雨。
えんじ色の波の中で、私達のオレンジが浮きまくっていました。
周りの楽天ファンは誰も楽しそうでしたが、意外に静かでした。
雨がそうさせたのか、よく言われる東北の人の気質なのか…

途中、ホームランメールを受信した友人が、原監督のコメントを読み始めました。

東北復興の象徴である楽天と全力で戦って、日本一の座を譲った。心よりおめでとうございます云々

読み終わって一言。
「原監督は素晴らしいな」
…全くだ。
心から同意しました。
そして、コメント通りの戦いはしたと思う。

「一年終わったなあ…」
東京まで戻った時に、そう言われました。
「終わったね…」
かすれた声で応えました。

この一年、あと一歩で及ばないことばかりだった気がする…。

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