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到来。(4/20 中日ドラゴンズ)

試合前のこと。
「トマホークスのユニフォームに似てるなあ」
その声に荷物を出す手を止め、グラウンドを見て合点がいきました。
「ああ、昔のに」
「トマホークス」とは、法政大学アメリカンフットボール部のこと。
そのユニフォームはオレンジを基調としていて、「昔の」ものは、上部が淡い(薄いといった方がいいかな?)オレンジ色で、下部は白。

 

この日は「橙魂2014」。
つまり、ジャイアンツが着用するオレンジユニフォームが、トマホークスのそれを連想させたというわけです。

まあ、このブログを読んでくださるような人には、とっくにご存知のことかもしれませんね。

ジャイアンツ 6−4 ドラゴンズ 

(以下、長文です)

さて、2014シーズン、ジャイアンツの試合を観るのは初めて。
そのスタメンは、坂本ー片岡ー(レスリー)アンダーソンー村田ー長野ー阿部慎之助ーロペスー橋本到(いたる)。
先発投手は、広島から移籍して来た大竹寛。

中日の先発投手は、カブレラ。
そして5番・ファーストには、こちらはジャイアンツから移籍した、小笠原が入っていました。

…と、すらすら書いてきましたが、実は、このオーダーを知ったのはずっと後。
いつものように試合開始直前に滑り込んだ上、席は上段の方でスコアボードも見えません。
結局、打席に入る選手を見て打順を知る始末でした。

 

1回表:
「中日て…あれか…」
「ナゴヤ(ドーム)だけかと思ってたけど…」
中日の応援からは鳴り物が消えていました。
他所様のことで、詳しい事情もわかりません。
ただ、今まで「あった」ものが「ない」と、どうしても気になってしまいます。
まあ、戻れば戻ったで、「うるさい」とか思ったりするんだろうな。

 

1アウトから、2番・荒木はショートへの内野安打。
続くルナに四球を与えると、4番・平田はサード前へボテボテの当たりでしたが、これも内野安打。
「あああ…」
いい当たりは1本も無かったのに、あっという間に1死満塁。

そして、5番・小笠原が弾き返しました。
…センター前に落ちる!
一瞬、ヒヤリとしましたが、小笠原はセカンドフライ。
「小笠原も衰えたなあ…」
友人がため息混じりに言いました。

しかし。
野本は四球で押し出し。結局、先制されました…。0-1。

続く堂上直の打球は低い弾道で、レフトの前へ。
…あ、レスリーだ。
一瞬、緊張が走りましたが、アンダーソンはすくい上げるようにキャッチ。
1点でしのぎました。

 

1回裏:
「変な投げ方だなあ…」
中日の先発・カブレラを観るのは初めて。
小さなテイクバックから小さなステップで投げ、ほとんど「立ったまま」投げているように見えます。

そんなことを話し合っているうちに、先頭・坂本が四球で出ると、坂本は1塁で露骨に大きなリード。
これにカブレラが苛ついた様子で、何回も牽制の素振り。
「そのうちボークするぞ」
そんなことを言ってしまったほど。

直後、坂本がスタート。
2塁に投げようとしたキャッチャーのミットからボールがこぼれて、盗塁成功。

片岡も四球を選ぶと、レスリーは背中へデッドボール。
まさかの、ノーヒットで満塁のチャンス。
1回表の中日の攻撃を思い出し、
…なんて試合だ。
やや呆れ気味に思いました。

 

打順はもちろん、4番・村田。
「満塁ホームラン、村田」
そんなコールが送られましたが、村田は浅いレフトフライ。

次の長野で、またコール。
「満塁ホームラン、長野」
…懲りないなあ。
そう思った直後の2球目。
「行け!」
今度は右中間を破る2塁打で、2人がホームイン。
あっという間に逆転。2-1。

慎之助は四球で1死満塁。
「!」
続くロペスが捉えたように見えましたが、これはレフトフェンス手前でキャッチ。
それでも、犠牲フライには十分。3-1。

 

ジャイアンツの攻撃はまだ続きます。
8番・到の鋭い打球はレフトを越え(おそらくフェンスを直撃していたと思う)、
2塁から長野がホームイン。4-1。
それにしても、左打者でレフトオーバーなんて。
…到も成長してるなあ。
つくづく思いましたが、これはまだ序の口でした。

大竹寛はショートゴロで攻撃を終わりましたが、打者9人、4点を取った攻撃に拍手が起こりました。

 

2回表:
1アウトから、投手のカブレラが打席に立ちました。
ブルンブルンとバットを振り回す、カブレラ。
「なんか怖いな…」
「身体が大きいからな…」
そんなことを言い合いましたが、さにあらず。
大竹が投げると、まるで打つ気がないように打席を外し、結局、見逃し三振。
「自分の立場がわかってるのかな?」
「点差がわかってるのかな?」
一転して、そんなことを言い合いました。
他チームの選手に失礼だけど、さすがにこれは…

この回は3人で打ち取りました。

3回表:
2アウトから、4番・平田がライト前ヒット。
そして、5番・小笠原。
「!?」
今度こそ小笠原が捉えたように見えました。
しかし、セカンドへのハーフライナーというか、小フライ。
「…やっぱり、小笠原は衰えたんだよ」
友人が再び言いました。

 

3回裏:
先頭・慎之助が四球。
…慎之助では脚が使えないな。
そんなことを考える、いろんな意味で性格が悪い自分。
言い訳をするなら、2回に坂本が出塁した時にも、脚でかき回していて…

 

1アウト後、8番・到の打球が伸びました。
「行け!」
打球は、バックスクリーンの右に飛び込みました。
それを見届けてから、タオルを掴み「ビバ」。
6-1。
ホームランなら、脚は関係ない

それにしても、到。
第1打席の2塁打といい、
…本当に成長したなあ。
到の活躍に、驚かざるをえません。

そして、このホームランが効いたのか、カブレラは大竹に四球。
「おい…」
さすがにちょっと呆れて声が出ました。
まあ、後続は打ち取られたんだけど。

 

5回表:
大島、荒木に連打されて、無死1・2塁。
ここでルナにライト前に弾き返されると、バックホーム体制ではなかったため(当たり前だ)、2塁走者がホームイン。6-2。

「ピッチャーを代えてくと、こっちが不利なんだよな」
とは友人。
「1点返されたくらいで、何を弱気な」
そう思うかもしれません。
しかし、 今シーズン、某スポーツ紙が「スコット鉄太朗」と呼んだ中継ぎ陣が不安定で…

それでも大竹は後続を打ち取り、1点でしのぎました。

 

5回裏:
2アウトから到は二遊間を破るヒット。
ここまでの打席、2塁打、ホームラン、ヒット。
…次の打席で3塁打が出れば、サイクルヒットだ。
そんなことが頭をかすめます。

大竹は三振で攻撃を終わりましたが、しっかり打順調整できたから…

 

7回表:
大竹は、この回も続投。
代わりに(?)守備で交替がありました。
セカンド片岡に代わって井端、レフト・アンダーソンに代わって松本哲。
とくに井端に対し、歓声が起こりました。

先頭・荒木はセカンドライナー。
…本当に替わった所に飛ぶな。
と、野球界に伝わる「言い伝え」を思い出していたとき。
ルナの打球がセンターに伸びました。
「ああ!」
ボールの行方を追う気にもならない当たりでした。
まあ、どっちにしろ、ボールが飛び込んだのは席から死角になる所だった…。6-3。

 

大竹の球数は100球をとうに越え、これで2桁安打。
「去年なら、もう交替で、全然心配ないんだけど」
とは友人。
「スコット鉄太朗」と呼ばれた中継ぎ陣が…(以下同文)

「小笠原が(大竹と)合ってないから、小笠原まで投げるんだろうな…」
友人がそう続けた直後の初球。
小笠原の鋭い打球がセカンドの左へ。
…抜けた。
そう思った次の瞬間、井端が飛び込んでキャッチ。
「おお!」
立ち上がって叫びました。
起き上がる時、グラブから白いボールが見えた気がする。
「あれを捕るか!」
興奮気味に、その言葉を言い合いました。

 

大竹はここで降板し、左腕の山口に交代。
ドームに起こった拍手は、大竹に向けてのものだと思う。

野本は、山口の初球を打ってショートゴロ。
「(ホームランの)1点でしのいだぁ…」
安堵の息をつきながら、そんなことを言いながら立ち上がりました。

 

8回表:
キャッチャーが阿部慎之助から小林に代わりました。
小林はルーキーながら、オープン戦からの活躍で、2番手捕手の座を掴んでいます。
とはいえ。
「阿部の状態は、あまりよくないんだろうな…」
友人の言葉には頷かざるをえません。
「いくらなんでも、この大事なところで下がるなんて…」

この交代が影響したのかどうか。
堂上直、松井雅の連打で、あっという間に無死1・3塁のピンチ。
…こんな山口見たことない。いや、一軍に上がったばかりの時にあったかな?
そんなことを考えているうちに代打・和田。

和田はエキサイトシート後方に打ち上げます。
フェンスとシートに囲まれた捕るのに難しい場所。
それでも長野がキャッチしましたが、犠牲フライには十分でした。6-4。

 

なお、1死1塁で、松井雅がスタート。そして、小林から2塁へ糸を引くような送球。
ランナーがアンツーカーに入るか入らないかのうちに、ボールは2塁に到達。
「おっしゃ!」
そう言って立ち上がりましたが、ボールが地面に転がっているのが見えました。
そう、ボールをキャッチできず、セーフ。
「おおう…」
頭を抱えるようにして、再び座ります。
「それにしても、凄い肩だなあ…」
横で友人が感嘆の声を上げました。
「あんな強肩なのに、よく、スタートを切ったなあ」
…あ、そっちか。

 

さて、山口が大島を三振に打ち取ると、ピッチャー交代。
「久保か?」
「マシソンか?」
マウンドに上がったのは、久保裕也でした。
前日復活の登板をしたばかりの久保に、大きな拍手と歓声が起こります。

荒木は2球目を打って、ショートゴロ。
マウンドを降りる久保に、「裕也」コールが贈られました。

 

8回裏:
ピッチャーは又吉に代わりました。

先頭・到はドラッグバント。
ピッチャーとファーストの間で、中日の内野陣が一瞬混乱しましたが、カバーに入ったセカンドにボールが送られてゴロ。
「もうちょっと強ければ…」
友人の言葉に頷きつつも、
…これなら3塁打の可能性に賭けて、打って欲しかった。
という気持ちも湧き上がってきます。

まあ、試合の展開を考え、チームプレイに徹したこのバントは、その後各所で称賛されることになりました。

続いて代打・高橋由伸が出て、ドームは盛り上がりましたが、セカンド正面へのゴロ。

結局、この回も3人で攻撃を終わりました。

「中日の中継ぎ陣がいいのか、こっちが打てないのか」
そう独り言のように言った友人が続けました。
「昔みたいに豪華じゃないけど、いいんだろうな」

 

9回表:
9回のマウンドに上がったのは、マシソン。

マシソンはルナ、平田と打ち取って2アウト。
ここまでノーヒットの小笠原を迎えましたが、小笠原はライトに弾き返し、ヒット。
代走が告げられ、ベンチに下がる小笠原に、ライトスタンドからもパラパラと(内野はもっとあったかな?)拍手が起こりました。

それでも、マシソンがストレートで野本を空振り三振。
ようやく、試合が終わりました。6-4。

 

ヒーローインタビュー、それに続く場内一周。
スタンドからは何度も、到に声がかかりました。
入団して4年。ずっと期待してきて、「ヒーロー」になった姿に、
…とうとう、ここまで来たか。
そんな思いを抱きました。
そして、そんな風に思った人は多かったんだろうなあ。

 

そんな到ですが、現在、一軍にはいません。
この試合の後もレギュラーとして活躍を続けていましたが、5月8日の試合中に肉離れを起こし、離脱してしまいました。
早い回復と復帰を祈っています。

そして、
「俺はマイヒーローを到と大田で迷って、大田にしてしまったんだよ~」
グチを聞かされた言っていた友人を、再び悔しがらせてください。

 

あ、大田もがんばれ。

64G-Po(ジーポ)

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