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ラッキー(7/5 中日ドラゴンズ)

チケットに書かれた席に着くと、通路に近い、前から3列目の席。
「よく、こんな席が当たったなあ…」
友人の言葉には、全く同意でした。
「本当、運がいいなあ…」

その気持ちは、直後のアナウンスで一層強くなりました。
「え?今日、映画『THE GIANTS』をやるの?」
これは今年の開幕戦に上映された、球団創設からの歴史を綴った映画。
そのスペシャルエディションが上映されることを、この時まで知りませんでした。

どうも、この日は変に「ツキ」があるようでした。
そして、その「ツキ」はまだまだ続くことになります。

ジャイアンツ 7x−6 ドラゴンズ 

(以下、かなりの長文です)

ドームに着いたのは、自分にしてはかなり早い時間。
しかし、外はあいにくの雨。
さっさと入場し、球場内を散策することにしました。

まずは、ありったけの勇気を振り絞って、「あべん10(とう)」(※)。
※阿部慎之助選手プロデュースの弁当。1,550円もする。

というわけで、飯テr…写真だけでもおすそわけ。

Photo

味は…温かいうちなら、美味しいと思います。たぶん。

 

さて、内野に行くと、「ジャイアンツ・メモリアルウィークス」と銘打って、トロフィーなどが展示されていました。
その一部を貼ります。

13_2

去年のリーグ優勝トロフィー。

V9

V9の内閣総理大臣杯。

Photo_2

長嶋さんのペナントと王さんのバット、堀内さんのグローブなど。

 

試合中も、スコアボードの字がオレンジ色で表示されていたり、エレクトーンの演奏があったり…
レトロっぽい演出がされていました。

それから、交流戦MVPの亀井選手の表彰…あ、これは写真を撮るのを忘れてた orz

 

気を取り直して、試合の話。
ジャイアンツのスタメンは、坂本―片岡―亀井―村田―(レスリー)アンダーソン―長野―阿部慎之助―セペダという打順。

先発投手は杉内。
交流戦明け最初の登板で、間隔が空いています。
その調整の成果が期待されます。

中日の先発は山井でした。

 

1回表:
杉内は先頭の大島にボールが先行して、四球。
すると、谷の初球に大島がスタート、慎之助が2塁に送球。
…刺した。
そう思った次の瞬間、送球がまるで失速したかのようにベース手前でバウンド。
結局、セーフ。
「完全にアウトのタイミングだったのに…」
「若い頃は、走ってくるとラッキーみたいな感じだったのにな…」
ため息混じりに言い合います。

この大島を谷がバントで送って、あっという間に1死3塁。
このピンチに、3番・エルナンデス。
それでも、杉内はエルナンデスをサードへの小フライに打ち取ると、4番・ルナもショートゴロ。
なんとかしのぎました。

 

2回表:
先頭、森野の打球がセンター左後方に伸びました。
…ヤバい!
しかし、ボールを追った長野がジャンプすると最高点でキャッチ。
「おお!」
立ち上がって拳を突き上げると、長野コールが起きました。
捕球後にフェンスにぶつかった長野は、しばらく腰の辺りを押さえていましたが、スタッフを制して再び守備につきました。

直後、和田の打球はレフトへ。
…詰まった。
そう思ったものの、ボールはレフトフェンス際、セペダがジャンプしましたが届きません。ボールが転がる間に、和田は3塁へ。
「低めのいいストレートだったのに、なんであんなに飛ぶんだ?」
そんなことを訊かれてもわかりません。
なにせ、プロ野球に多くの選手がいるけれど、一番わからないのが、和田のバッティング…。

とにかく、1回表に続いて、またも1死3塁のピンチ。
それでも、杉内は藤井を三振にとると、武山もピッチャーゴロ。
この回もしのぎました。

 

4回表:
1アウトから、ルナはサード前へのゴロ。
村田のグラブからボールがこぼれて送球が遅れ、セーフ(記録はエラー)。
…村田のエラーなら仕方ない。
いつも素晴らしいプレイをし、この3回表にも上手いプレイをしているだけに、自然にそう思えます。

しかし、杉内は森野にボールが先行して、四球。
1死1・2塁のピンチで、前の打席に3塁打の和田。
フルカウントになって、ランナー2人がスタート。
すると、和田が打ったボールはライト・亀井の横を抜け、フェンス際まで転がる間に2人がホームイン。0-2。

またしても、和田。
和田は絶好調、手をつけられない時の和田のようでした。

なお、1死2塁のピンチでしたが、藤井はファーストフライ、武山は三振。
追加点は防ぎました。

 

4回裏〜5回:
山井は好投を続けました。
とくに低めの変化球を有効に使い、ヒットも2本だけ(1回の亀井と3回の坂本の2ベース…あ、どちらもカットしちゃった)。
そのピッチングには、
「山井には時々はまるんだよな…」
「(ジャイアンツは)よくやられるよな…」
などと、グチを言い合う始末。

一方の杉内も、走者を出しながらも点は与えません。
ただ、
「いい球を投げてるなあ…」
「でも、その割には粘られてるよなあ…」
と言い合ったように、良いのか悪いのかよくわかりません。
球数も多めで(5回で87球)、
…6回、がんばって7回くらいまでかな。
そんなことを考え始めていました。

 

6回表:
ルナ、森野と打ち取って、打順は和田。
「まさか、ここは勝負しないよな?」
と言ったのは友人。
「どこに投げても打たれてるし」

それでも勝負。
「あ!」
打った瞬間、声を上げました。
打球は見上げるセペダの上を飛んでいき、レフトスタンドに入りました。0-3。
友人がぼやきました。
「…結局、和田1人にやられてるな」
…全くだ。
そして、
「次、ヒットが出ればサイクルヒットか」
という言葉を呑み込みます。

杉内は、藤井をファーストファウルフライに打ち取って、チェンジ。
本当に和田1人…

 

7回表:
この回も杉内がマウンドに上がりました。
球数はすでに100球近く。
そのせいか、先頭・武山はセンター前ヒット。
「あれ?球が落ちてきたかね?」
などと、失礼なことをいう友人。

山井の送りバントはキャッチャー前、慎之助が1塁に送ってアウト。1死2塁。
すると訊かれました。
「今の見てた?」
…何を?
「(ファーストの)アンダーソンが前に出ると見せかけて1塁に戻った時に、杉内が投げちゃったんだよ。で、慌てて戻って」
言われてみると、1塁でボールを受けたのはレスリーだった。
…怖っ。

そんなドタバタがありつつも、大島はレフトフライ、谷は見逃し三振。
このピンチも、杉内は無失点で切り抜けました。

この杉内のピッチングには、後で、
「杉内はやっぱり好投だったんだな…」
そう言い合うことになります。

 

7回裏:
先頭、村田の打球がセンターに伸びました。
…お!
とはいえ、ボールの方向は最深部。
興奮を抑えながら見守っていると、ボールはバックスクリーンに飛び込みました。1-3。
それを見届けてから、タオルを手に取って、「ビバ」。

1アウトとなった後、長野がセンター前に抜けるヒット。
続く慎之助は左中間を破る2塁打で続いて、1死2・3塁。

ここで、山井から浅尾に交代。
セペダが打席に立つと、この日初めてのチャンステーマ「Gフレア」。
なにせ、ここまでチャンスなんてなかったし。

しかし、セペダは空振り三振に倒れ、杉内に代打、高橋由伸。
…お!?
鋭い打球がセンターへ。
…これなら、(前に出ている)外野の頭を越す。
そう思った打球はさらに伸び、バックスクリーン右に飛び込みました。4−3。
代打逆転3ラン!
興奮して数回ジャンプした後、前列の人たちとハイタッチ。
それから、ベンチ前で祝福される由伸を見ながら、「ビバ」を2番。
ようやくほとぼりが冷めると、
「さすが由伸だなあ」
口々に言い合いました。

 

8回表:
杉内に代打が出たため、山口がマウンドに上がりました。
しかし、この山口がよくありません。

先頭、エルナンデスにセンター前に抜けるヒットを打たれると、ルナは右中間への2塁打。無死2・3塁。

「同点まではいいということだな」
前進守備を採らない内野を見て、友人がそう言った直後。
森野はボテボテのセカンドゴロ。もちろん、3塁走者はホームイン…。4-4。同点。

なおも、1死3塁。
…前進守備で、当たっている和田と勝負か…。
そう思っていると、今度はデッドボール。
山口は、本当に調子が悪いようでした。

直後。
初球を藤井がスクイズ。
…!?
思わず息を呑みましたが、山口がマウンドを降りて処理すると、ホームに送ってアウト。
すると言われました。
「山口って、守備がいいんだなあ」
…え?今?

さて、2死1・2塁となって、武山には代打・松井佑。
「!?」
松井の打球は三遊間を破り、フルカウントでスタートを切っていた2塁走者はホームへ。定位置よりもかなり前に出ていた亀井がバックホーム。
再びホーム上でのクロスプレイになりましたが、これもタッチアウト。
なんとか、同点でしのぎました。

 

8回裏:
マウンドに上がったのは福谷。
「ああ、慶應(出身)の」
そんなことを言い合います。

1死から、村田はセンター前に抜けるヒット。
続くレスリーの打球はライトフェンス際、ちょうどフェンスの死角になるところ。
全く見えなかったものの、内野から歓声が聞こえてきました。このヒットで1死1・3塁。

長野の打席、福谷が変化球を投げたところで、レスリーの代走・寺内が盗塁。
キャッチャーは投げることができず、1死2・3塁。
すると、中日は内外野ともに前進守備をとり、ジャイアンツは3塁走者を村田から、代走の切り札・鈴木尚広に替えます。
1点を巡って両チームとも激しく動きます。

もっとも、結果はどちらの思惑をも超えていました。
長野が打った打球は、前に出ていた右中間を真っ二つに破り、2人がホームイン。6-4。

周囲の数人と何度もハイタッチを交わしました。

この後、2死1・3塁のチャンスを広げましたが、無得点。
それでも、9回を前に2点を勝ち越し。
十分なリードを奪ったはずでした。

 

9回表:
マシソンがマウンドに上がりました。
ところが、このマシソンもよくありません。

代打・小笠原がライト前に弾き返し、無死1塁。
大島はボール2から高めの球を打ち上げ、サードファウルフライ。
…助かった。
そう思ったのもつかの間、代打・堂上の打球は三遊間の深いところ。
坂本が追いつくのがやっとで、1死1・2塁。ランナーが溜まります。

それでも、エルナンデスを打ち取って2アウトとなりますが、ルナには四球…
2死満塁で、打順は5番・森野。
「あああ…」
森野の打球はライトの右へ。
このヒットで、走者2人がホームイン。6-6。
しばらく呆然と立ち尽くした後、ふと気づいて座りました。

直後、和田にデッドボール。しかも、2打席連続。
…もう代えた方がいいんじゃないか。
マシソンも普通の精神状態ではないように思えました。

それでも、藤井はセカンドゴロ。
なんとか同点で止めました。

 

10回裏:
9回裏は岩瀬、10回表は香月がそれぞれ三者凡退に打ち取り、10回裏。
中日の投手は、又吉に代わりました。

「鈴木尚広からか…」
村田に代走で出て、そのまま4番センターに入っています。
…なんとか尚広が出れば、次の寺内で送って…
こんな計算が当たることはまずないのですが、なんと、尚広はストレートの四球!
「一番やってはいけないことをやりやがった!」
狂喜する友人。

寺内は初球に見事なバントを決めて、1死2塁。
俊足の尚広のホームインを防ぐため、中日の外野は極端に前に出ます。

又吉は、次の長野にもストライクが入らず、ボール3。
そして4球目。
長野が捉えた打球が、今度は左中間に伸びました。
打球の行方を最後まで見ることもなく、叫びながら、周囲の人達と滅茶苦茶なハイタッチを交わしました。
グラウンドを見ると、ベンチから飛び出した選手達が、逃げる長野を捕まえてもみくちゃにしていた…。7x-6。

 

いつものように、ヒーローインタビューから長野選手の場内一周とセレモニーが続きました。
しかし、劇的な勝利にも関わらず、2次会はあっという間に終了(「ビバ」すらなかった)。

というのも、「映画 THE GIANTS」スペシャルエディションの上映が控えていたから。
内容については書きませんが(ここまで長くなったし)、映画本編にも、今年の開幕戦の様子にも圧倒され、クラクラしたくらい。

…もうお腹いっぱい。
そんな気持ちでドームを出ました。
時計を見ると、なんと19時近く。
それでも外は晴れ上がり、まだ明るさが残っていました。

 

最後に、今回も「もらい物」の写真を貼っていきたいと思います。今回は写真が多いなあ。

まずは、いつものGDPなど。

Gdp

もっとも、今回のGDPは交流戦優勝仕様で、裏面のポスターはトロフィーとの整列写真でした。

 

それから、最後にとっておき。

Photo

幸運にも自分の所に飛んできたサインボール。
しかも、この試合のヒーローとなった、あの選手のもの。
※ネットに上げていいものかどうかわからなかったので、サインがわずかに見える角度にしました。

思い起こせば10年くらい前、投げ込まれたサインボールを落球してしまいました。
その時のリベンジ(?)がようやく果たせた感じです。

そうだ、あの時ボールを投げ込んだのは、この試合のもう一人のヒーロー、高橋由伸選手だった…

 

76G-Po(ジーポ)

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