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7/26 JAXA相模原キャンパス特別公開2014(後編)

昼に食べた「ダークマターカレー」、意外にも美味しゅうございました(失礼)。
…あ、写真を撮り忘れた。

なにせ、この日はびっくりするような猛暑(少なくとも、自分にとっては)。
だんだん集中力も途切れていって…

 

というわけで(?)、今回もJAXA相模原キャンパス特別公開に行った話を書いていきます。
内陸の暑さはきついな…

日陰で「ダークマターカレー」を搔き込むと、休憩もそこそこに再び会場を回りました。
まずは、目の前の第3会場。
入り口を入ってすぐの所に、その展示はありました。

 

DESTINY、PROCYON:
第3会場に行くと、そこには見慣れない文字が。
…「PROCYON」? 「プロキオン」と読むのかな?

Procyon

話を聞くと、この「PROCYON」(プロキオンで合ってた)は50kg級の小型衛星で、「はやぶさ2」の「相乗り」で打ち上げられるとのこと。

それにしても、展示されているのはこのような通信機器ばかり。

Xsspa

※左の「XSSPA」という機器が重要…らしいです。

…このミッションの目的は何だろう?
そう思って訊いてみると、
「深宇宙で地球との通信をする、これがフルサクセス。
 小惑星をフライバイ観測する、これがアドバンスドサクセスです」
なるほど。

ところで、この「PROCYON」が積んでいるのは、μ1イオンエンジン。
3年前に、

需要があるかどうかは、自分にはわかりません…。
(7/30 JAXA相模原キャンパス特別公開(後編)

などと書いた、あの直径1cmの小型エンジン!
自分の見当違いは認めるにしても、まさか、こんなに早く使われるなんて…

 

さて、このミッションは2013年9月に決まり、2014年末打ち上げ予定という驚異的なスケジュール。
「間に合いますか?」と訊かれると、
「間に合う…というより、『間に合わせる』と言った方が正確でしょうか」
そ、そうですよね。
大変ですが、がんばってください。

だから、あの時…(謎)

 

隣には「DESTINY」

Destiny

…これは去年も見たな。
そう思いましたが、近づいてよく見ると、なんとペーパークラフト。
…どうやって作るんだ、これ??
去年、「あかつき」の折り紙さえ失敗した自分には想像もつかない…

ただ、空調があまり利かない第3会場。
話を聞く間、メモをしている間にも汗が滴り落ちてきて、さすがに堪えきれず早々に退散しました。
係の方、ごめんなさい。そして、大変ですね…

 

あかり:
…ミニ講演を聞いて、少し体力を回復しよう。
そんな邪な考えを抱いてやってきた「あかり」ブース。

しかし、予定時刻よりも早かったにも関わらず、すでに満席。
やむを得ず、ふらふら見回りました。

そんな時に目についたのがこれ。

Spica

手前が「SPICA」で、その向こうが「あかり」

「ここの人はペーパークラフトが好きだよね~」
呑気に言い合いました。「DESTINY」のペーパークラフトを見た後だけに。
太陽電池の形状とかツッコミ所あるだろう、自分。

ちなみに、一番奥のモニターに映っているのは、中庭に「SPICA」を置いた場合のCG。
この写真ではわかりにくいですね。

それにしても、講演を聞きたかった。
あ、もちろん、内容が面白そうだったからですよ。

 

アストロバイオロジー:
第1会場2階の隅に、こんなものが。

Photo

話を聞くと、このエアロゲル(右側)を国際宇宙ステーション(ISS)の曝露部に設置し、宇宙塵を採取するとのこと。
…ああ、去年、矢野先生が言っていた「たんぽぽ計画」か。
と、ようやく思い出しました。

もうちょっとわかりやすい図で。

Photo_4

エアロゲルの密度は0.01g/cm³!
「水の1/100です」
ここまで来ると、手に持ってる感覚もないとか。
…うーん、持ってみたい。(天の邪鬼)

宇宙塵はこのようにエアロゲルに入ります(予定)。

Photo

1〜2年放置した後に回収、まず、このサンプルが入って来た方向や体積を分析。

それから採取したサンプルを、このガラス針を使った装置で取り出すのだとか。

Photo_2

デモ実演中…て、照明が強くてよく見えませんね。

では、もう1枚。
モニターに映し出されていた拡大画像です。

Photo_3

右から横に入ってる線がガラス針です。

 

この「超パッシブな(中の人談)」ミッションの狙いは、
「アミノ酸…アミノ酸前駆体です」
というから楽しみ。

実験は2015年、早ければ春からということだから、実際の作業は2~3年後でしょうか…

この装置の所にいた女性から、さらに詳しく話を聞きました。

ちょっと驚いたのが(いや、「かなり」だな)、この実験では宇宙塵の他に、地球の微生物が採取される可能性もあるということ。
「もし見つかったらそこですよ、そこ!(「ひさき」「はやぶさ」の場所を指しながら)」
「生物の教科書を書き換える自信はあります!」
…やたら威勢がいいな。
そう思いましたが、勢いだけで言っているのではありません(当たり前だ)。

雲にはいろいろな塵が浮いていて、飛行機や気球を使った観測では、すでに微生物が採取されているそうです。
もちろん、ISSはもっと上(高度約400km)。
そこまで飛ばすのは、
「雷の放電です」
雲から下にだけではなく、雲から宇宙への放電、そういうメカニズムが見つかった…。
「帯電すれば、宇宙に飛ばせます」

話を聞きながら、
…スプライトのことだな。
そう思いつつも、まだ半信半疑。
「雷の可能性が高いのですか?」
意地悪く訊くと、
「雷は頻度が多い。隕石等は頻度が少ない」
との答え。
ぐうの音も出ない…

このエアロゲルを使った実験と並行して、地球の微生物(放射線に強い「デイノコッカス・ラジオデュランス」等)を曝露する実験の話も聞いたのですが、見事に吹っ飛んでしまいました…

 

それにしても。
仮に入り口近くの「ひさき」や「はやぶさ」の位置を奪ったとして(あくまでも仮に!)、何を展示するのだろう?

まさか、特大のエアロゲル??

 

5000

同じアストロバイオロジーの一角に、何の説明もなく置いてあったチムニー。
みんな素通りしていたけど、これもJAMSTEC様が提供してくれた貴重な資料な気がする…

…てか、もしかして、去年生中継したあの潜航と関係があるのかな?

 

…というわけで(?)、今年もたっぷりと「熱」に当たってきました。
それもこれも、関係者の皆様のおかげです。猛暑の中、本当にありがとうございました。

もっとも、前回に書いた、

「中の人」、そして他の来場者の「熱気」に当たるのが好きで来ているのかもしれません。(7/26 JAXA相模原キャンパス特別公開2014(前編)

に付け加えたいというか、後から気づいたことがあります。
それは、「わかる」ことよりも「わからない」ことに直面する方が楽しいのではないかということです。

今年で言うと、「ひさき」や「アストロバイオロジー」の話を聞いた時のワクワク感。
去年の「アストロバイオロジー」トークイベントでの、頭をぶん殴られたような衝撃などは最高です。
そういう瞬間を求めて、このイベントに行っているのかもしれません。

…でも、まあ、もうちょっとは勉強しよう。
なんとか「門前の小僧」くらい…いや、その足元くらいには辿り着きたいから…

 

最後に、もう1枚だけクラッシュから生き残った写真を貼っておきます。

「こうのとり」の模型。

Photo_2

帰りに食べた冷凍パイン、美味でした…(色で思い出したらしい)

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