« 7/26 JAXA相模原キャンパス特別公開2014(後編) | トップページ | 閑話休題。(10/4 横浜DeNAベイスターズ) »

雨の向こうへ。(9/20 プレミアリーグ 鹿島アントラーズ@藤枝)

「ここを逃すと、もう今年は見る機会がないかもしれなくてね…」
そう言ったのは、スタジアムに着いた時。

今年はずっと観戦の機会に恵まれないまま、もう9月。
…とにかく1回見ておかなければ。
静岡時代に見ていた選手達、そして新しく入った選手達を。
その一念で、いつも(J-STEPが多い)より遠い藤枝までやってきたというわけです。

その中でも、気になる選手が一人。
北川航也(こうや)。
「10番」を託されながら、春先にケガをして離脱。
最近になって復帰したと聞きましたが、SBSカップにも出場せず、その様子が気になっていました。

ということで(?)、久しぶりにプレミアリーグを見てきました。
遅くなりましたが、そのことを書いていきたいと思います。

エスパルスユース 0−3 鹿島アントラーズユース

(以下、かなりの長文です。また、時間はおおよそのものです。)

この日の予報は雨。
道中、パラパラ来たりしましたが、藤枝では、幸いなことに降っていませんでした。
隣では陸上大会が開催されていて、その歓声が聞こえてきたり。
試合前は、どこかのんびりした雰囲気が漂っていました。

 

スタメンがどこにも表示されなかったため、場内アナウンスを聞き取り。
エスパルスの先発メンバーは、以下の通りです。
GKに山川。
DFに鈴木翔太、田口雄太、村松航太、梅村豪(ごう)。
MFに宮本航汰(こうた)、望月大(ひろ)、森主麗司、西澤健太、望月陸(りく)。
FWは大野椋馬(りょうま)の1トップ。

個人的に注目している航也は、サブに入っていました。

 

試合開始直前、目を疑いました。
というのも、竹内社長がやってきたから。
…いつも来てたっけ?
そんなことを考えているうちに、社長は関係者席に着き、まもなくキックオフとなりました。

 

前半:
鹿島ユースのキックオフで試合開始。
エスパルスユースは、メインスタンドから見て左から右に攻めます。
もっとも、無風で曇っているから、あまり関係ない気がする。

…鈴木翔太と村松航太がCB、梅村豪が右SB、田口が左SBで…
最初の数分は、ポジションの確認に追われました。
「健太はボランチかな?」
森主と健太のダブルボランチかな、とも思いましたが、これに航汰を含めた3人の中盤は流動的でした。

ポジションの確認が終わる頃には、鹿島に押し込まれているのがはっきりしてきました。

 

鹿島は前半4分、エスパルス陣内に入った所、やや左の位置でFKを獲得。
40mくらいあったろうか。
これはGKが直接キャッチして防ぎましたが、
「ちょっと受けに回ってるな」
「右サイドを狙われてるな」
そんなことを言われました。
鹿島の左サイド10番・田中君の動きがよく、右SBの梅村豪は手を焼いているようで…

その後も鹿島に押し込まれ、
「苦しい展開だな」
と言い合う時間が続きます。

そんな前半11分、大が左サイドをドリブル。
切れ込んだところで、FKを獲得。左サイド30mくらい。

このFK、ゴール方向に巻いてくるボール。
「!?」
ニアでエスパルスの選手がフリーに見え、またファーにも1人。
一瞬、期待しましたが、ボールは流れてゴールラインを割りました。

前半13分、航汰がボールを奪って、大野椋馬へスルーパス。
椋馬は左深い所から切り返しましたが、DF2人に囲まれ、航汰に戻そうとしたところをカットされました。

 

前半14分、梅村豪が鹿島9番・吉岡君に入れ替わられると、そこから鹿島10番・田中君がドリブル。
ゴールライン際から中に切れ込まれそうになりましたが、ここは梅村豪がスライディングタックル。
なんとか左CKに逃げました。


前半17分、鹿島が右CK。
このキックが鹿島の選手に当たって(狙ったかどうかは不明)、ボールはゴール左を襲いました。
「あ!」
思わず声が出ましたが、山川が右に飛んで片手でかきだすようにして防ぎました。
最後にオフサイドとなってプレイが切れたところで、「山川」コールと大きな拍手が起こりました。

前半20分、鹿島10番・田中君がドリブルでペナルティエリア内に切れ込みます。
梅村豪、村松航太が対応するも止められません。
「寄せろ」
思わず声が出ましたが、そこから右(こちらの左)へパス。
フリーになっていた選手がシュートを放ちましたが、これは大きく上にふかしました。
助かった。。。

前半22分、大が左サイドをドリブルして、速いクロス。
これを中で合わせましたが、左上に大きく外れました。
「陸」コールと「大」コールが送られました。

 

前半23分、こちらの左サイドで競り合った航汰がファウルを取られました。
30mくらいの位置で鹿島のFK。壁は3人。
このFK、ファーの選手にマークが集中して、ニアの11番がフリーに。
「あ!」
声を上げた直後、11番のヘディングシュートが決まりました。0−1。
あっさり失点してしまいました。ずっと耐えていたのに。

 

「!?」
キックオフ直後、鹿島にボールを渡してしまいました。
奪い返して、エリア内でつなごうとして(だと思う)、左SB・田口の手に当たったようにも見えましたが、レフリーは取りません。
その間に場内アナウンス。先ほどのゴールは鈴木君。

 

前半25分、右サイドで健太が裏にボールを出し、自ら抜け出そうとして倒され、FKを獲得。
30mくらいで(かな?)、壁は2枚。
キッカーの大は、ファーへ蹴りましたが、これもクリアされました。

こんな感じで、徐々にエスパルスがボールを支配するようになりました。
もっとも、ボールを「回させ」られているような感じがしないでもありません。

前半28分頃、
「手詰まり。(鹿島は)ラインを上げ、狭い。」
そんなことをメモに書きつけていると、左SB・田口がドリブル。
大につなぐと、ここから速いクロス。
中には椋馬がいましたが、ボールはゴールの左に外れ、左CKになりました。

この左CKでは、ゴール前に人を密集させる形を取りましたが、クリアを拾うことができません。

 

エスパルスにとって難しい時間が続きました。
そんな中で、目についたのは3年生の落ち着いたプレイ。
航汰や健太、森主が中盤で巧みにキープする姿に、
「SBSカップ組は頭抜けてるなあ」
つい、そんな言葉が出てきました。

前半34分、村松航太が倒してしまい、鹿島がFKを獲得。
40mくらいあっただろうか、そのキックは思いのほか伸びたようで、GK・山川がジャンプしながらキャッチ。

 

前半38分、CB・鈴木翔がドリブル。
鹿島のペナルティエリア付近まで上がると、そこから左につなぎます。
ゴールライン際の深い所から速いクロスを上げると(!)、その直後、ゴールネットを揺らしました。
周囲から歓声が起こりましたが、判定はゴールキックに。
その前に、ゴールラインを割っていたようです…。

その後もエスパルスがボールを支配。
MFが上がったり下がったり、入れ替わりながらつなぐも、チャンスを作れません。
「こっちが疲れちゃいそうだなあ」
愚痴が出ます。
そう言ったそばから、航汰が入れたパスがクリアされました。

結局、このまま前半を終えました。

  • ユース見てます。 前半終了、0-1。鹿島のコンパクトな形に苦しんでます。。posted at 11:52:16

最初に出て来たのは、エスパルスの選手達。
「ああ、出るね」
そう言ったのは、背番号10・北川航也の姿が見えたから。
もう一人、8番・柴田もイン。

間もなくアナウンスされたところによると、9番・椋馬に代わって10番・航也。
31番・望月陸に代わって8番・柴田祐輔でした。 

 

 

後半:
エスパルスはメインスタンドから見て、右から左に攻めます。
見ていると、8番・柴田が左サイドに入り、大が右に回ったようでした。

後半2分、航也から大にスルーパス。
大は浮き球に足を上げましたが、GKがキャッチ。
もっとも、オフサイドのフラッグが上がっていました。

ただ、航也がスルーパスを出したことが意外でした。
というのも、ガンガン裏に飛び出す航也の印象が強くて…

この後も、航也は中盤まで下がり、そこでプレイする場面が何度も見られました。

 

後半6分、航汰をフォローした田口が左サイドをドリブル。
鹿島DFが手を挙げてオフサイドを求める隙に、深い所まで持ち込みクロス。
エスパルスの選手が中で合わせようとしましたが、DFに当たってしまいました…

後半11分、鹿島のDF裏にボールが出ましたが、航也が倒れていてボールを失いました。
とくに接触があったようには見えなかった。
「スリップかな?」
そう言うと、
「かっこよく言えば、そうかな」
そんなくだらないことを言い合っていると、「航也」コールが起きました。

 

後半14分、西澤健太が倒れ、FK獲得。
左サイド、壁は2枚でキッカーは航也。
蹴ったボールは、ゴール右上に巻いていきます。
「入れ!」
思わず声を出しましたが、ジャンプしたGKがキャッチ。

その直後、梅村豪から航也へスルーパス。
航也はDF裏で受けると、目の前にはGKだけ。
息を詰め、祈るような気持ち。
…打て。
しかし、次のタッチが大きくなり、ゴールキックへ。
まるで自分で蹴り出してしまった感じ。
「あああ…」
天を見上げて頭を抱え、大きくため息をつきました。

ビッグチャンスを逃し、
「間違って点を取れないかな?」
そんなことを言った次の瞬間、鹿島の右クロスを、ファーで鹿島の選手(10番?)がダイビングヘッド。
弾丸のようなシュートが、ゴールの右を通過して行きました。
「あぶねぇ…」
思わず声が出ました。

 

後半23分、メモを取ろうとした時に悲鳴が起きました。
ピッチを見ると、DFの前でボールをカットされていて、大ピンチ。
(鹿島側から見て)やや左からシュートをされましたが、山川が右に飛んでブロック。
なおも、跳ね上がったボールを鹿島の選手が拾ってシュートしましたが、これは左へ外れました。

スタンドからどよめきと拍手が起きました。

後半24分、左サイドで大がドリブルを仕掛け、クロス。
ファーで健太がフリーでしたが、シュートを打つことができません。
決定的なチャンスだっただけに、
「ああ…」
と声を出して、地団駄を踏みました。文字通りの意味で。

後半27分、健太がドリブルも倒されて、FKを獲得。
中央、ペナルティエリアのすぐ外で、壁は5〜6人。
キッカーは森主だったと思う。
そのキックは壁に当たり、このチャンスも逃しました。

後半29分、エスパルスは選手交代、森主から4番・深澤優太郎。
森主はキャプテンマークを鈴木翔太に渡すと、ピッチを後にしました。
「2トップだ」
どこからか、そんな声が聞こえてきました。

 

後半30分、鹿島が、こちらの左サイドからクロス。
エスパルスの選手は全員が左サイドに寄っていて、ファーサイドががら空き。
フリーになっていた鹿島6番が追いつくと、ゴールに蹴り込まれました。0−2。
アナウンスによると、大石君。

 

後半36分、エスパルスが選手交代。
「え…」
声を出してしまったのは、「8」と書かれたボードが見えたから。
後半から入った柴田に代わって、19番・武田夏輝が入りました。
この武田夏輝は右サイドに入りました。

後半41分、鹿島の右(こちらの左)からのボール、詰めてきた鹿島の選手とGK・山川が競り合ってこぼれます。
これに鹿島の8番・平戸君が追いつき、角度のない所から無人のゴールに蹴り込みました。
0−3。
とうとう3点目。。

後半42分、右サイドからのクロス。
中に大がいましたが、GKがキャッチ。
やっぱり、高さでは勝てない…

 

ここから鹿島は立て続けに3人の選手交代。
エスパルスも田口から5番・中村聡志に交代します。
…せめて1点でも。
そんな気持ちでしたが、なかなかチャンスを作れません。

そんな追加タイム、GKにプレッシャーをかけにいく航汰を見て、
…この時間になっても、航汰はよく走るなあ。
そんなことを思った直後、レフリーの笛が吹かれました。
試合終了、0−3。

 

選手の挨拶、相手ベンチへの挨拶等が終わると、早々にスタジアムを後にしました。
サポーターが選手を激励する声を聞きながら。

  • 負け。。。0-3。。 いろいろあるけど、帰ります。
    posted at 12:53:55

 

帰りの車中は当然、暗いものでした。
「航也の姿に、ちょっと驚いたよ…」
中盤に戻ってプレイし、パスを出したり…
「上手さ」は感じましたが、DFの裏にパーンと飛び出したり、クロスに1歩先んじてゴールを奪ったり。
そんな航也のスピードは影を潜めていました。
「自分の知ってる航也じゃない…」
思っていたよりも状態は悪いように思えました。
ふと、気になりました。
「これで航也はトップに昇格できるのかな?」

その答えは、翌日明らかになります。
記者会見が行われ、航也、航汰、そしてすでにトップチームで活躍している水谷拓磨の3人の加入が発表されました。

 

それから、気になる選手がもう一人増えました。
「(望月)大はどうなんだろう?」
SBSカップとこの試合で見せた大のドリブルに、私はとても魅了されていました。
「あのドリブルは、もうちょっと見たいな…」

|

« 7/26 JAXA相模原キャンパス特別公開2014(後編) | トップページ | 閑話休題。(10/4 横浜DeNAベイスターズ) »

エスパルス」カテゴリの記事

サッカー」カテゴリの記事

スポーツ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27053/60347526

この記事へのトラックバック一覧です: 雨の向こうへ。(9/20 プレミアリーグ 鹿島アントラーズ@藤枝):

« 7/26 JAXA相模原キャンパス特別公開2014(後編) | トップページ | 閑話休題。(10/4 横浜DeNAベイスターズ) »