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何度でも。(10/18 阪神タイガース CS第4戦)

「3連敗から3連勝なんて、よくある話だから」
そう言われたのは、友人と合流してすぐのこと。
言われて、怪訝に思いました。
「? 2回(※)しか見たことないけど」
即座に返されました。

「2回もあれば十分だ!」

※ジャイアンツで、私が見たものに限った話。つまり、89年の日本シリーズと12年のクライマックスシリーズです。

 

というわけで(?)、クライマックスシリーズ(CS)第4戦に行って来ました。
ジャイアンツは前日までに3連敗。
タイガースに王手をかけられ、もう後がない状況でした。

ジャイアンツ 4−8 タイガース

(以下、いつもより長文です)

席について間もなく、スタメンが発表されました。
いつものように、アナウンスに合わせて選手名をコール。
「坂本!」
…!?
自分でコールをしておいて、自分の声の大きさに驚きました。
後がないCSということで、自分の中の「リミッター」も外れているようでした。

 

さて、ジャイアンツのスタメンは次の通りです。
坂本-井端-レスリー・アンダーソン-阿部慎之助-村田-亀井-長野-ロペス。
不調の坂本を3番から1番、同じく不調の長野が1番から7番と打順を変更。
それから左腕の能見対策で、右打者を多くしていました。

ジャイアンツの先発は、小山。
ホーム最終戦の時にも書きましたが、今季、大活躍した投手。
…なんとか好調の阪神打線を止めてくれ。
そんな気持ちでした。

 

1回表:
席に着く人もいて、まだバタバタしていた頃。
1アウトから、上本の打球はサードの右。
村田が飛び付いてよく止めましたが、1塁はセーフ(記録は内野安打)。
すると、3番・鳥谷にはセンター前に弾き返され、あっという間に1死1・2塁のピンチ。

4番・ゴメスには、小山が変化球で攻め、最後は高めのストレートで空振り三振。
短く拍手したのもつかの間。

5番・マートンの打球が左中間スタンドに飛び込みました。0-3。
…一番やってはいけないことを。
先に点を取られたくなかったし、取られるにしても最少失点に抑えたかった。
そう思いましたが、これで終わりではありませんでした。

続く福留の打球はライトポール際、次第に切れていきます。
…ファウルだな。
と目を離した次の瞬間、どよめきが起こりました。
見ると、ライトの審判が手を回している。
「え!? ファウルじゃないの?」
残念ながらファウルではなく、さらに1失点…。0-4。

鶴岡を三振に打ち取って、ようやく長い攻撃が終わりました。

 

1回裏:
いきなり4点のビハインドとなってしまいましたが、
…まだ、自分のCSは始まってもいない!
その思いの方が強かった。
まあ、単にイライラが頂点に達していただけかもしれません…

1番・坂本は粘った後、四球を選んで出塁。

井端はサードゴロに倒れますが(2塁でアウト)、レスリーはレフト前に落とすヒットで1死1・2塁。

ここで4番・慎之助。
チャンステーマ「バタフライ」が始まる中、慎之助の打球はいい角度で上がったように見えましたが、ライトフライ。
それでも、井端はタッチアップして3塁へ進み、2死1・3塁。

打順は5番・村田。
…ここで村田が打てば。
そんな気持ちでしたが、村田は空振り三振。
無得点に終わりました…。

 

2回表:
小山は先頭の大和を四球で出すと、能見はバントで送って、1死2塁。

小山は西岡にもストライクが入らず、ボール3。
…(小山は)自信を失っているのかな?
そんなことを思った直後。
「!?」
西岡の打球はライトスタンド、ポール寄りの所に飛び込みました。
この2ランで0-6。

ここで小山は交代。
「こんなところで、誰かピッチャーはいるんだろうか?」
そう言った後で、友人は続けました。
「まあ、しかし、これ以上、小山に投げさせる訳にもいかないしな」

代わって登坂したのは笠原。
この笠原が上本、鳥谷と連続三振。
見事に断ち切りました。

鳥谷を打ち取っても、笠原はベンチに戻ろうとしません。
「アウトカウントを勘違いしてる!」
この勘違いに、笠原の気持ちが現れているように思えました。
で、
「笠原は、本当に気が強いな」
「なにせ、グリエル(DeNA)に向かっていくくらいだから」
そんなことを言い合いました。
単純に勘違いしただけかもしれないけど。

 

2回裏:
「この回、笠原に回ったら、代打を送るかな?」
そう訊かれて答えます。
「送るでしょう」
「そうだよな、攻めるしかないもんな」
そんな会話から始まった(?)攻撃。

先頭・亀井の打球がライトポール際に伸び、最前列付近に飛び込むホームラン。1-6。
亀井は前日にもホームランを打っていて、
…調子いいなあ。
と思いつつ、周りの人達とグータッチ。

続く長野も2球目を捉えて、レフト線に2塁打。
一気に反撃ムードが盛り上がります。

しかし、ロペスは落ちる球に空振り三振。
すると、笠原には代打・矢野謙次。
いつものように、いつも以上に大きな声援。前奏は合わなかったけど。
この矢野がセンター前に弾き返して、1死1・3塁。

チャンスが膨らんで、1番・坂本。
チャンステーマ「Gフレア」が始まりましたが、坂本は初球を打ってショートゴロ。
ボールは「6−4−3」と渡ってダブルプレイ…。

このCSで不調が続く坂本に、いくつか野次も起こりました。

そして、この後、二度とチャンステーマは使いませんでした。
1回裏の「バタフライ」でも点が入らなかったし。

 

3回表:
…ええと、あれは左だから…
「京介だな」
果たして、友人が言う通り、高木京介でした。

京介は、ゴメスを空振り三振、マートンをファーストファウルフライ、福留をレフトフライと、3人で打ち取りました。
…笠原といい、京介といい、いい度胸してるな。
そう思わずにはいられなかった…。

3回裏:
「??」
井端が打席に入ると、友人が腕を突き上げていました。
「いや、周りがこうやって腕を上げているから」
井端の入場曲は、「両手を空に伸ばして」という内容の歌詞で…。

それが効いたとは全く思わないけど(!)、井端はレフト左前へヒット。
レスリーも粘った後、三遊間を破るヒット。無死1・2塁。
どうも、能見も調子はよくないようです。

4番・慎之助。
…一発が出れば。
そんな気持ちでしたが、ボテボテのファーストゴロ。
「まあ、いいや。送ったと思えば」
そう言われました。
…4番打者に、それはどうなんだろう?

何はともあれ、1死2・3塁となって、5番・村田。
この村田はライトへ犠牲フライでした。2-6。
「…」
点差が点差なだけに少し微妙な気分でしたが、ビバを歌い、再び周りの人とグータッチ。

なおも2死3塁で亀井。
…もう1点欲しい。
そんな気持ちでしたが、空振り三振。
「今だけ、いいフォークが行ったもんな…」
友人がポツリと言いました。

 

4回裏:
長野がライト前へ落とすヒットで出ると、京介には代打・大田。
…大田に一発が出れば。
性懲りもなくそんなことを思っていると、大田の打球は3塁線を襲い、西岡が弾いて内野安打。無死1・2塁。

そして、打順は矢野。
再び前奏から(今度は合った)大声援。
声が潰れたのはいつだったろうか?
1回裏から潰れていた気もすれば、この矢野の打席の気もする…。
「!?」
一瞬、矢野が捉えたようにも見えましたが、センターフライ。

1番・坂本は、変化球に空振り三振…。
チャンスで2打席続けての凡退に、ノーヒットが続いているだけに、再び野次が起こりました。

続く井端は粘って右打ちしましたが、セカンドフライ。
無得点に終わりました。

無死1・2塁だったのに…。

 

5回〜6回表:
5回表、マウンドに上がった江柄子(えがらし)が走者2人を出しながらも、最後はマートンを打ち取って、無失点。

もっとも、ジャイアンツも、2アウトから村田がヒットで出ましたが、無得点。
なかなか差を縮めることができません…

「なんかね、段々、周りがこの状況を受け入れてきてるように見えるんだけど…」
そう言われたのは、6回表。
「このまま負けていいの?」
「冗談じゃねえよ!」
反射的に、自分でもびっくりするような大声が出ました。
平静を保っているつもりでしたが、どうも心の奥底ではそうでもないようで…

そんな中(?)江柄子は、6番・福留からの打順を3人で打ち取りました。

 

6回裏:
阪神は能見を引っ張ってきましたが、ここで交代。
安藤がマウンドに上がりました。

長野が初球を捉えました。
…抜けたか!?
しかし、長野の打球はサードが飛びついてライナー。
ばちんと手を叩きます。

それでも、大田がレフト線へ2塁打。

江柄子の代打・橋本到はセンターフライで2死2塁となって、打順は坂本。
「そろそろ打て」
そんな声が聞こえてくる中、言われました。
「段々、『原辰徳』化してきたな」
若い方は知らないかもしれませんが、89年の日本シリーズ、原辰徳(現監督)は第5戦までノーヒットで…

しかし、坂本はこの打席でも、落ちる変化球に空振り三振。
この回も無得点に終わりました。

 

7回表:
江柄子に代打が出たため、久保がマウンドに上がりました。
第2戦から3連投。
久保にも、地味に負担がかかっています。

その疲れもあっただろうか。
代打、新井良太にレフト前に落ちるヒット。

西岡はセカンドゴロでしたが、走者はフルカウントでスタートを切っていた(そして荒木にかわっていた)ため、1死2塁。

2番・上本はレフトの左に弾き返しました。
しかし、大田が素早く返球し、2塁走者は3塁で止めました。1死1・3塁。
「あぶねえ、大田を前に出しておいてよかった」
そう言われました。
まあ、この場面、外野が前進守備を布くのは、当然と言えば当然ですが。

3番・鳥谷で、内野が前進守備を採ると、上本は盗塁して1死2・3塁。

「どうすれば切り抜けられるかなあ…」
ふいに言われました。
「考えつかないんだけど」
反射的に言い返しました。
「今は、考えちゃダメだ!」
野球の楽しみを台無しにする発言ですが、この時、この場面に限っては正しかったと思う…

そんなことを言ってる間にも、鳥谷に四球を与えて満塁。
そして、4番・ゴメス。

…あわよくば、ショートゴロでも打ってくれないかな。
そう思った直後。
「あ!」
レフトに弾き返されました。

3塁走者がホームインし、2塁走者もホームへ。
慎之助がブロックしましたが、クロスプレイの結果はセーフ。
この2点タイムリーで、2-8。

さすがに、しばらく無言でした。
1分、いや、もう少し経ってからだろうか。
…考えるのは後だ。
そう思い直しました。

なお、1死1・2塁。
ここはマートンは初球をショートフライインフィールド、福留をレフトフライに打ち取りました。

「6点差を逆転したチームもあるしな」
そう言って、友人は立ち上がりました。
ソースは不明。

 

7回裏:
「最後まで戦いましょう」
「今シーズン一番熱く大きなエールを」
だったかな?
スタジアムDJ・高橋さんの訴えから攻撃が始まりました。

しかし。
1アウトからレスリーが四球を選びましたが、慎之助はサードファウルフライ、村田はレフトフライ。
この回も、無得点に終わりました。
村田の打球が天井に当たって、少しどよめきはした…。

8回表〜9回表:
8回表のマウンドに上がったのは、西村健太朗。
2死満塁というピンチを迎えましたが、なんとか無失点。

一方のジャイアンツは、代わった福原に三者凡退。

すると9回表には、今年クローザーを務めたマシソンが登板。
4番・ゴメスからの打順を3人で打ち取りました。
その、あまり、こういう場面での投球は見たくなかった。

 

9回裏:
阪神の投手は、4連投の呉昇桓に代わりました。
「セペダは、この回頭に代打かな?」
友人がそう呟いた通り、マシソンに代打・セペダ。

「!?」
そのセペダが捉えました。
右中間スタンド、打球がフェンスを越えるのを確信すると、タオルをつかみました。
ビバを1回。3-8。

打順は1番に戻って、坂本。
坂本が捉えた打球も、レフトスタンドに飛びこみました。4-8。
「帳尻合わせだ」
そんな声が聞こえてきましたが、どう考えても、
…合ってねえよ!

井端は深いライトフライに倒れましたが、レスリーは1・2塁間を破るヒット。
連投の呉昇桓を捕らえつつあるようでした。

しかし、4番・慎之助はフルカウントから空振り三振、村田はセカンドフライ。
試合が、そして2014シーズンが終わりました。4-8。

 

試合が終わった後も、しばらくその場に残っていました。
特に何をしていたわけでもなく。

記念写真の撮影が始まる頃になって、ようやくドームを後にしました。

 

「まさか、こういうことになるとは予想してなくてね」
「自分は、今年は危ないと思ってた…」
リーグ戦、ホーム最終戦の後、今年のチームがどういうチームか話し合ったことがあります。

夏以降、「ここで負けたら」という試合をことごとく勝ってきたチーム、しかもチャンスに集中打を浴びせて接戦を勝つチームだから、短期決戦に強いと考える友人。

それに対し、絶対的なエースも4番打者も不在で、全員野球で接戦を拾ってきたチームだから、短期決戦には弱いと考える自分。

その話は決着を見ませんでした。
この試合で決着が着いたとも思えませんが、敗北の受け止め方には違いがあるようでした。

そこからいろいろな話をしました。

この状態でよく優勝した…
坂本はやっぱり「原辰徳」化している…
若手が…云々。

最終的に一致したのは、次のこと。
「また、来年から作り直しだな」

 

それにしても。
ボロボロになった身体を鞭打って、応援を続けた2012年。
日本シリーズ第7戦には、身体が悲鳴を上げている状態だった2013年。

それが今年は、
…まだ明日も戦える。
と思ったくらい、余裕がありました。初回から全力で行ったにも関わらず。
そんな余力を残した状況で、言って見れば「不完全燃焼」のまま、シーズンが終わってしまったことが残念で仕方ない。Mだな。

  • 帰宅。 まあ、やれるだけのことはやったと思う。 物足りない面がないといったら嘘になるけど。
    posted at 20:58:25

…まあ、結局、2日後に体調を崩したのですが。 

 

さて、久しぶりに今回の「もらい物」です。

Cs

クリアファイルとボンフィンとカード。
満員確実の土曜日のCSで、まさか、こんなに頂けるとは…。

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