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折れた翼。(5/6 サガン鳥栖)

「名古屋戦を思い出したよ」
そう言われたのは、帰りの車中でのこと。
名古屋戦とはもちろん、昨年の試合、残留争いの中で戦った試合のことです。

「まあ、相手に退場者は出なかったけど」
これから書いていくように、他にもいろいろ違う点はありますが、その気持ちもわからないでもありません。
なにせ、この試合の前まで8戦勝ちなし。
今年も残留争いを繰り広げていて、勝ち点3が欲しい試合だったから。

 

1ヶ月も経ってしまいましたが、GWのサガン鳥栖戦を書いていきます。
いや、休日出勤も多かったし、体調も崩したりで大変で(以下略)

エスパルス 2−2 サガン鳥栖

(以下、長文です)

憂鬱なGW最終日。
…渋滞がすごいんだろうな。
と考え、早めに出発。
当然、スタジアムも満員と思われました。
ところが。

  • さて、これから低山登山。 てか、去年の最終戦の頭で早く出たら、駐車場がら空き。。。
    posted at 10:20:48

意外にも道路は空いていて、駐車場も今までで一番の空き具合。
ちょっと面食らいました。

  • アイスタ登頂…いや、到着してます。 暑い…
    posted at 11:05:13
  • …だって、予測変換で「登頂」って出たんだもん。(←誰への言い訳?)
    posted at 11:08:05

バカな話は置いといて。
この日はこどもの日…の翌日ということで、そこかしこに鯉のぼりが上げられていました。

Photo

青空を泳ぐ鯉のぼり。
写真で見ると涼しげですが、この日は夏のような日差しが照りつけていて…。

外側にも。

Photo_2

こんなところにも。

Photo_3

さて、サッカーの話。
先にも書いたように8試合「勝ち」から遠ざかり、どうしても勝ち点3が欲しいエスパルス。
しかし、DFの要・平岡が出場停止というピンチ。

そんなエスパルスのスタメンは、メールによると以下のとおり。
GKに杉山力裕、DFは枝村、ヤコヴィッチ、杉山浩太、三浦弦太(げんた)。
MFに村松大輔(たいすけ)、八反田(はったんだ)、デューク、大前元紀。
FWに長沢駿とウタカ。

  • スタメン把握。 今日は弦太か。
    posted at 11:54:26

負傷して試合から遠ざかっていた弦太が、先発で復帰。これは朗報でした。

 

…ん?一緒に出てきた。
試合前の練習、いつもはGKが先に出てくるのですが、この日は全員一緒。
…団結するためかな?
本当の理由はわかりませんが、こんなことが気になってしまうのも、チーム事情ゆえなのでしょう。

もっとも、大輔のチャントに「久しぶりだなあ」と思ったり、鳥栖に移籍した吉田豊の名前がアナウンスされると拍手を送ったり。
いっとき、和やかな雰囲気に包まれる場面もありました。

南東からやや強い風が心地よく感じられる、暑い日。
折よく薄い雲がかかった頃、大事な試合が始まりました。

 

前半:
エスパルスのキックオフで試合開始。
前半は、ホーム側からアウェイ側に攻めます。

前半2分頃、デュークが左からクロス、これを駿が落とすと、後ろからシュート。
惜しくもゴールの左に外れましたが、試合開始直後のシュートに拍手。
すると、
「エダ、いいなあ」
と言われました。

メールでは「DF」となっていた枝村ですが、右サイドで高い位置を取っていて、この時もクロスを上げていました。

見ていると、エスパルスは3バック(ヤコ、浩太、弦太)で、メールとは全く違うシステム。エスパルスではよくあることだ
左サイドにはデュークが入り、ボランチには大輔と八反田が入っていました。

 

もっとも、序盤は一進一退。
メモに、
「鳥栖最終ラインが高め。とくに両サイド。」
とあるように、パスが相手選手に「引っかかる」場面が何度もありました。
それでも、徐々にエスパルスの速攻が目立つようになります。

そんな前半11分頃。
DFからのロングキックを、デュークがワンタッチで前に。
このボールを受けたウタカがドリブルを仕掛け、DFを外して、左サイド深い所からゴール前に速いパス。
中に走り込んできた選手がスライディングしながら、ゴール左上隅に蹴りこみました。1−0。
「おお!」
飛び上がって叫びます。
得点者は大前元紀でした。

 

…風が止まった?いや、西風かな?
とメモに視線を落とした前半13分頃、悲鳴のような声が上がりました。
ピッチを見ると、大輔が倒れていました。
「変な落ち方をしたもんな…」
そう言われましたが、ちょうどメモをしてたので見ていない…
もっとも、すぐにピッチに戻り、軽症のように見えました。
この時には。

 

前半23分頃、
「長沢(駿)とウタカ組ませた方がいいな…」
その言葉に肯いた直後、鳥栖のFWが落として戻したボールをMF・水沼がシュート。
…!?
これはゴールわずかに右に外れました。
少ない手数で、あっという間のことだった…

前半28分頃、
「もう1点欲しいな」
そう言われて、
「もう3点欲しいよ」
と言葉を返します。なにせ、
「山形戦(※)では、10分で3点取られてるし」
※4月29日の山形戦、一度は3−0とリードしながら、85分、89分、90+4分に失点。引き分けました。

そう言った直後、CKからロングスローとピンチが続きます。
なんとかしのぎましたが、
「シュートは向こうの方が多いなあ」
これには同意です。
徐々に、鳥栖が巻き返してきました。

 

前半33分頃、FKを獲得したところで、サイドラインでボードが掲げられました。
「15」と「16」
大輔から六平に交代。
「やっぱり怪我かな」
と言い合います。
「大輔、効いてたからなあ…」
つい、ぼやきます。
この間に蹴られたFK、ウタカがヘッドで合わせましたが、枠を大きく外れました…。

前半36分頃、今度は右サイドでFKを獲得。
壁は1人。
「おお!」
思わず叫んだのは、バニシングスプレーで線を引いたから。
いや、テレビでは見たことがあるんだけど、実際に現地で見るのは初めてでして。

このFKからカウンターを受けます。
ヤコが対応しましたが、鳥栖の選手に入れ替わられて、裏を取られます。
…ヤバい。
しかし、ヤコが懸命に戻って最後は足を伸ばしてカット、そのボールを力裕がキャッチ。
なんとかしのぎました。

 

前半42分頃、鳥栖の右CKをクリア…しかし、うまく足に当たらず、再び右CK。
「(クリアしたのは)エダか…」
そう思った直後。
中央で鳥栖の選手がフリーに。
…ヤバい。
ヘッドで合わせたボールがゴール右に決まりました。1−1。同点。
背中に当たったかと見間違えたくらい、首を振ったヘディングシュートで、力裕は全く動けなかった…

前半47分頃、鳥栖のバックパス、少しもたついたところをウタカが奪ってチャンス。
しかし、ここも決めきれないまま、直後に前半を終了。1―1。

  • 前半終了、1―1。 うまく先制して、いい流れに持っていったものの、CKで追いつかれるなど。 大輔の交代も痛いけど、ここが勝負所。勝とう!
    posted at 14:53:56

そうツイートした後で付け加えました。

  • まあ、その、涼しくなってきたので、最後まで走りきってください。(少し冷静な方の自分)
    posted at 14:55:51

山形戦で3点差を追いつかれたことで、弱気になってる自分がいる…

 

後半:
エスパルスは、アウェイ側からホーム側に攻めます。
「風上かどうか微妙だ」
そんなことを言い合います。
この日は風が強かったのですが、風向きは不安定。
そして、グラウンドレベルでは風を通さないアイスタということもあって、はたして有利だったのかどうか。

 

後半開始直後、鳥栖が速攻。
トップの選手にボールが入ると、左(こちらの右)のスペースに飛び出した選手にパス。
GK・力裕が飛び出しますが、シュートは枠を外れました。

さらに後半3分頃、鳥栖の左クロスが入ります。
中に鳥栖の選手。
…フリーだ!
しかし、そのヘディングシュートは力裕がブロックしてから拾い、なんとかしのぎました。
いや、こぼれ球にも寄せられていて、危険だった…。

この直後にも、鳥栖の左CKやロングスロー等のピンチが続きますが、一方で、これを奪って速攻をしかけたり。
立ち上がりから激しい時間が続きます。

 

後半10分頃、鳥栖が左(こちらの右)サイドから波状攻撃。
最後は鳥栖左ショートCKから豊田の落としを力裕がキャッチ。
そんな時に言われました。
「エダのサイド(右サイド)が押されてるな」
実際、エダは守備に戻るのが遅くなっていて、 ヤコがカバーしてるにも関わらず、何度も危険な場面を迎えます。
「…前半は凄かったのに。」

後半12分頃、やはりこちらの右サイドから崩されます。
ふわっとしたクロスに力裕が飛び出しましたが、鳥栖の選手が合わせます。
…あ!
息を呑みましたが、ライン上で浩太がオーバーヘッドのようにクリア。
「おお…」
安堵のため息をつきました。

しかし、ここが我慢の限界でした。
「てか、エダもう駄目!」
その悲鳴が届いた…というより、ベンチも危険を感じていたのだろう。   

後半14分頃、エスパルスは2人目の交代。エダから河井。
「妥当だろうな」
と言い合いました。
後半のエダの状態を考えると、やっぱり…。

 

後半16分頃、右サイドで、河井から元紀にスルーパス。
元紀が速いクロスを入れると、DFが阻止しようとスライディング。
「ハンド!」
その声が聞こえた次の瞬間、ウタカがゴールに流し込みました。
「うおお!」
流れるような攻撃に、飛び上がって右腕を突き上げる私。
DFにはイエローカードが出て、キックオフで再開…ん?
なぜ、ペナルティスポットを指差してるんだ??
「え?PK?」
戸惑っていると、隣から怒鳴り声。
「ゴールだろうが!」
…さっきはハンドと言ってたくせに。 
そう思いながらも、状況を理解しようと、合理的な説明を考えます。
「一つ考えられるのは、ウタカがオフサイドの位置だったとか」
「オフサイドの旗は上がってなかったじゃん!」
あっさり撃沈。
エスパルスの選手の抗議も通らず、判定は覆りません。

このPKを蹴るのは、精神的に難しかったと思う。
それでも、元紀がゴール右にきっちり決めました。2―1。再び勝ち越し。

 

その後、立て続けにピンチを迎えます。
後半20分には、FKを与えますが、直接狙ったボールはGK正面。
後半22分には、弦太がトラップしたボールを奪われてシュートを打たれましたが、幸いにも枠を外れました。

そんな後半24分頃、ペナルティアークのすぐ外、ほぼ正面の位置で鳥栖がFK。
ほぼ全員で壁を作る中、「力裕」コールを繰り返します。
ところが。
蹴られたボールは、ゴール右隅に決まりました。2―2。再び同点。

 

この頃から応援に集中し、メモもほとんどありません。
もっともその応援にしても、気がつくと振りがずれていて、慌てて合わせることの繰り返し。
試合に呑まれていたこともあるだろうし、チャントを歌うのも去年の12月以来だったこともあるだろうし…。

ともかく、少ないメモと記憶を元に書いてみます。

 

後半37分頃、カットしたボールを受けたデュークが切り返します。
1人抜いて、ウタカとのワンツーでゴール前に迫りますが、GKが飛び込んでキャッチ…
それでも、このプレイに暖かい拍手が起こりました。

後半38分頃、DFからのボールを駿がヘッドで裏へ落とすと、ウタカが反応。
裏に抜けたウタカは、飛び出してきたGKより先にシュート。
ボールは緩い弧を描いて無人のゴールへ。
…決まった。
そう思って飛び上がりましたが、ボールはゴールのわずかに上。
「ああ~」
そのまま頭を抱えてぼやきました。
「入ったと思ったのになあ…」
決定的な、あまりにも決定的な場面でした。

 

後半40分過ぎ。
「白崎が準備しているな」
そう言われた直後、弦太が横たわりました。見ると、足がつったよう。
すぐさま選手交代。
…え? まさか白崎?
そう訝りましたが、入ったのは松原后(こう)。
…準備できてたのかな?
と心配するうち、あることに思い当たりました。
「初出場じゃない?」
松原はこれがJ1リーグ初出場。
なまじっか練習試合(@愛鷹)で見ていたために、気がつくのが遅れてしまった…。

 

追加タイム、ウタカのドリブルから右CKを獲得。
ありったけの「ゴール」コールを送ります。
ショートコーナーからウタカが深い所からクロス、浩太がヘッドで合わせましたが、これはGKが右に飛んでキャッチ。
「ああ~」
またしても得点できません。

結局、鳥栖のCKを防いだところで試合終了。2−2。

  • 試合試合、2―2。勝ちは遠いなあ…。 ウタカのは完全に「入った」と思ってた…。
    posted at 16:02:54

…ええっと、試合「終了」の間違いですね。

それはともかく、リーグ戦3試合連続引き分け。
またしても勝つことができなかった…

 

帰り道、いつもより口数も少なくなりました。
「やっぱり河井が先発で、エダが途中交代の方がよかったんじゃない?」
そこから少し話しましたが、
「やっぱり選手層が…」
という、お決まりの話になって終わりました…。

 

名古屋戦を思い出したよ」
そう言われたのは、帰りの車中でのこと。
「まあ、相手に退場者は出なかったけど」
それで記憶を手繰りましたが、ほとんど共通点が見つかりません。
共通点はスコアと、終盤の焦燥感くらい。
それで、その話題もすぐに終わり、夜道に車を走らせました。

 

今、思い返してみると、その「焦燥感」が大事なのかもなあ。
とにかく。

去年は残留しました。

今年は…今年の戦いはまだ、これからだ。

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