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掴みとられたもの。(8/21 阪神タイガース)

「!?」
前日、予告先発に高木勇人の名前がアナウンスされると、ドームは微妙な雰囲気に包まれました。
「マイコラスは怪我でもしたのか?」
と言ったのは友人。
「まさか、次の広島戦に備えて温存なんてことはしないよなあ…」
それだけ、ローテーションを飛ばしての登板は意外なものでした。

首位・広島に、一時は4.5ゲーム差まで迫ったジャイアンツ。
しかし、今、その差はじりじり開いて、7ゲーム差。
火曜日から広島との首位攻防戦があるとはいっても、目の前の試合も落とせません。
とにかく、
「高木勇人で勝つしかないな」

ということで(?)、激しく遅くなりましたが、8月の試合を書いていきます。

ジャイアンツ 1−4 タイガース

(以下、長文です)

この負けられない試合に臨む、ジャイアンツのスタメンは、
長野−橋本到−坂本−阿部慎之助−村田−ギャレット−中井−小林。

先発投手は、冒頭にも書いたとおり、高木勇人。

阪神の先発投手は、左腕の岩貞でした。
それで脇谷に代わって、中井が7番・セカンドで入っていました。

 

1回表:
ええっと、告白すると、この日も試合開始に間に合いませんでした。
入ったのは、1回表途中から。
心配してしていた高木勇人ですが、3人で打ち取りました。

2回表:
2アウトから、6番・ゴメスにヒット。

続く今成も二遊間へ鋭い当たり。
これを坂本がダイビングして止めると、2塁へバックハンドで送って、アウト。
坂本コールが起きました。

 

2回裏:
先頭・慎之助が右中間へ弾き返すヒット。
しかし、村田、ギャレットともファーストストライクを打ち上げてしまい、2アウト。

中井はストレートの四球で、2死1・2塁。

打順が小林に回ると、ライトの福留はこの日も前に出ます。
(※前日も2回裏などにやってます)

「まあ、小林のあっち方向(右方向)の打球なんて、見たことないからな…」
そんなことを言い合います。
後で、この言葉を思い出すことになります。

2―2から走者2人がスタートを切るなど仕掛けますが、小林は三振。
結局、無得点でした。

 

3回表:
2アウトから、打順は1番に戻って、上本。
「どっちが兄か弟か。わからなくなった」
「どっちが明治で、どっちが早稲田かも」
そんなバカな話をしていると、上本にヒットを打たれました。

それでも、北條は鋭い当たりながらもライトフライ。
高木勇人は、この回も無失点に抑えました。

 

3回裏~5回:
予想に反して、投手戦になっていました。
高木勇人、岩貞両投手の前に、なかなか走者を出せない展開が続きます。

4回表、阪神は1死から福留がヒットで出ましたが、ギャレットのなぜかジャンプしてキャッチしたファウルフライなど後続が倒れます。

その裏、ジャイアンツも1アウトから、慎之助が珍しくセカンドへの内野安打で出塁しましたが、こちらも後続が倒れました。

5回を終わった時のメモに、
「1時間12分、阿部の2安打のみ。」
とあります。
速い試合展開でした。

 

6回表:
先頭・上本の鋭い打球がセンターへ。
一度前に出かかった到が、最後はジャンプしてキャッチ。
…あぶねえ。
ひやっとしました。

今、振り返ってみると、この試合ずっと上本は高木勇人に合っていたんだと思う…。

続く北條に左中間への2塁打を打たれ、1死2塁のピンチ。
それでも高木勇人は高山を三振にとると、福留は初球を打ち上げて、ライトファウルフライ。
…助かった。

そう思っていると言われました。
「やっぱり、歩かされると思って、強引に打ってきたのかなあ」

 

6回裏:
2アウトから、坂本がストレートの四球で出塁。
すると、4番・慎之助も四球で、2死1・2塁。
打順は村田。チャンステーマ「Gフレア」が始まります。
村田は二遊間へ高く弾むゴロ。
…お!? セーフだ。
そう思いましたが、セカンドからの送球の方が早くアウト。
2塁走者・坂本はホームを駆け抜けていたのに…

 

7回表:
2アウトから、今成の打球がピッチャーを直撃。
高木勇人はなんとか拾って1塁に投げ、アウトにしましたが、そのままうずくまりました。
そして、スタッフに抱えられるようにして、ベンチに戻りました…

7回裏:
2アウトから、小林が捉えました。
…お!?
打った瞬間という当たりだったんだけど、自分の目が信じられずに見守っていると、レフトポールの少し右に飛び込みました。
1ー0。とうとう、均衡が破れました。

打順は高木勇人。
打球が直撃した直後だけに、
…どうするかな?
と見ていると、そのまま打席に立って、セカンドゴロ。
「(走らなくて)いい。ゆっくり」
思わず、声に出しました。

 

8回表:
高木勇人は先頭の中谷を三振。
…打球が直撃した影響はないようだな。
と胸を撫で下ろします。

岩貞の代打・江越はレフト左への打球。
これをギャレットがスライディングしながらキャッチ。
ギャレットコールが起きました。

その直後。
上本が捉えた打球がレフトスタンドに伸びました。
打球は中段に飛び込む、ホームラン。1−1。
一瞬で、試合は振り出し。
ため息のような声が起こりました。

 

8回裏:
阪神の投手はサターホワイトに代わりました。

1アウトから、到がライト前に弾き返すヒット。
続く坂本は初球を打ったものの、レフト正面へのフライ。

慎之助の打席で、到が、ここでも牽制をかいくぐって盗塁に成功すると、慎之助は敬遠気味の四球。2死1・2塁。

ここで打順は5番・村田
…でしたが、高めのストレートに空振り三振。
勝ち越しのチャンスを逃しました。

 

9回表:
「山口か?」
そう思いましたが、マウンドに上がったのはマシソン。
…マシソンで2イニングいくのかな?
ふと思いました。
何せ、この頃には信頼できる中継ぎ投手が減っていて…

1アウトから福留に三遊間を破るヒットを打たれましたが、原口は三振。
ゴメスはショートゴロ。
マシソンは無失点で抑えました。

 

9回裏:
「さあ、サヨナラだ。」
そう言って立ち上がりました。
半ば、自分に言い聞かせるように。

阪神の投手は左腕の高橋聡に代わりましたが、ギャレットをレフトファウルフライに取ると、松田に代わりました。

打順は7番・中井。
フルカウントから、中井が捉えました。
「うおお!」
大歓声が起こるなか、なお、確信を持てずに見守っていると、打球はレフトスタンド
…のフェンスの一番上に当たり、2塁打。
「惜しいなあ、あとちょっとだったのに」
あちこちから、そんな声が聞こえます。

1死2塁で、小林。
このサヨナラ勝ちのチャンスに、チャンステーマ「勝ち取れ」が始まります。

小林の鋭い打球がライト前に。
再び歓声が起こりましたが、前進守備のライト・福留がダイビングキャッチ。
…やばい。
そう思って走者の中井を見ると、中井は判断よく2塁に戻っていました。

それにしても、福留。
この2日間、ずっと小林の時は前を守っていましたが、ここで当たるとは。

マシソンには代打、堂上。
…イニングを跨がせるつもりじゃなかったのかな?
と気にもなりますが、ここは勝負。
この堂上は、最後は敬遠気味の四球。2死1・2塁。

長野は1塁側のスタンド方向へ打ち上げます。
ボールを追っていった福留が、エキサイトシートに飛び込みました。
しばらくの間。
身を起こした福留がグラブに入ったボールを見せると、審判がアウトをコールしました。
思わず、バチンと手を叩きました。

 

10回表:
マシソンに代打が出たため、今度こそ、山口がマウンドに上がりました。

1アウトから、中谷には変化球が決まらず、四球。
大和がバントで送って2死2塁となった後、上本にもストライクが入らず、最後は敬遠気味の四球。

「あ…」
北條の打球は右中間、到がワンバウンドで押さえるのがやっと。
これで走者2人がホームイン。1ー3。
さらにホームのクロスプレイで小林の後逸もあって、打者走者は3塁へ。

鳥谷は1ー2と追い込みながら、サードの左を抜ける2塁打。
後でビデオを見ると、村田の守備も捕れたのではないかという微妙なもの。
ただ、
…以前はまるで打たれなかった鳥谷に、ここで打たれるか。
ふと、そんな感傷に囚われます。1-4。

福留にもライト前ヒットを打たれ、山口は降板。西村に代わりました。
全盛期の力はないとはいえ、まさか、山口のこんな姿は見ることになるとは。

「鶴岡はヒットを打ってないのか」
バックネット裏のスコアボードを見て、
「あ、本当だ」
と言った直後。
鶴岡の打球を、到がセンター深い所でキャッチ。
長い、長い阪神の攻撃が終わりました。

 

10回裏:
阪神の投手は、マテオに代わりました。

先頭・到の打球は1・2塁間、セカンドが回り込みましたが、ボールが手につかず、セーフ(記録はエラー)。
しかし、坂本はショートゴロ、1塁は辛うじてセーフ。
慎之助はファーストゴロ、ダブルプレイ。
試合終了、1ー4。

 

帰り道、愚痴の言い合いになりました。
曰く、こういう試合を勝ちきれないのは、弱いなあ。
曰く、やっぱり、9回は山口だったと思うんだよね…
曰く、山口は、なんか使いたがっているよね…
曰く、福留のプレイで流れが変わったもんなあ。
曰く、坂本のチームになってきた。坂本が打つと勝つような。

最後に、話はローテーションに戻りました。
「こうなったら、むしろ、マイコラスは広島戦に温存したのであってほしいよ」

この日、首位・広島はナイターで勝ち、8ゲーム差に広がりました。
なお、火曜日の広島戦には、マイコラスが先発しました。
その試合には勝ったものの、その後連敗して、広島にマジックが点灯。

そこからはあっという間でした。
広島の優勝が決まったのは、9月10日。
この日から、わずか20日後のことでした。
それもよりによって、この東京ドームで。

 

さて、もらい物です。

Photo

ドナルドになれる…らしい。

 

31G−Poジーポ

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