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5/12 JAMSTEC横須賀一般公開(後編)

前年に続いて、JAMSTEC横須賀本部の一般公開にやってきた、yochi。
前回の続きです。

「しんかい6500」を見終わりましたが、支援母船「よこすか」は相変わらずの行列。

ということで、去年回れなかった所を中心に見て行くことにしました。
例えば、深海魚を触ることができるコーナー。
Photo_11
触る時に注意しないといけないのは、触る方向によっては危険なものもあるらしく…

こちらはクネクネした動きで、子供達の注目を集めていたみみずロボット。
Photo_22
レアアースの採取を目的にしているそうです。

他にも水族館とのコラボで魚が展示されているコーナーもあって、子供から大人まで、家族で楽しめるイベントです。

…て、
どうも自分の趣味が深海魚等にはないようで、あまり写真はありません。
と言うことで(?)、ここから先は、自分の趣味に沿った方向で書いていきます。

結局、無人探査機が多くなった気がする。
(以下、長文です)

まずは、こちらも去年回れなかった、高圧実験水槽棟。
Photo_12
こんな所なのですが、この下に水槽(でいいのかな?)があって、そこに沈めて圧力をかけるのだそうです。
 
ここで実験されたものが置いてありました。
Photo_13
「しんかい6500」の耐圧殻。
深海展でも見たやつだけど、やはり強烈な印象を受けます。
どうやったらこうなるんだ。
 
 
こちらは去年も見た、無人探査機整備場。
ここには、「ハイパードルフィン」と「かいこう」がありました。
Photo
「ハイパードルフィン」の上部は浮力材ですが、潜航前にこの浮力材の量を調整し、中性浮力から少し浮くくらいにするのだそうです。
そして潜るのには、上下用スラスタの推力を使用。
「重りを持って行くのは、海底で石を採取する時です」
石を採取した後に重りを捨てると言うことで、浮上するのにはやはり推力。
この方式は初めて見た。
 
 
隣は「かいこう」
Photo_15
 
「かいこう」は去年も見たな…ん?
Photo_16
ランチャーの中が見える!
 
それで何枚も写真を撮りました。
使える写真はほとんどなかったけど。
Photo_17

ところで、この「かいこう」はランチャーの重さで潜航する方式(ということを、去年聞きました)。
それで気になることがありました。
「ビークルを切り離した後、ランチャーはケーブルにぶら下がるんですか?」
「ぶら下がる形です」
「では、浮上する時は?」
「ケーブルを引っ張ります」
…マジかよ。
 
そのため、こんな太いケーブルになっているのだとか。
Photo_18
ケーブルの強度は25t。
水中で4tのランチャーなど軽く…はないな。いくらなんでも。

それにしても。
バラストで潜航し、分離して浮上する、「しんかい6500」。
スラスタの推力で潜航する、「ハイパードルフィン」。
釣りの重りと針みたいに、ランチャーとビークルを使う、「かいこう」。
同じ潜るのにも、その方式にはいろいろあるものです。
 
 
海洋生態研究棟には、「8,178mの深海で、魚を撮影!」とニュースになったランダーが展示されていました。
その名も、「フルデプスミニランダー」。
Photo_19
…名前の割には、安っぽい。
 
それもそのはずで話を聞くと、「ここは100円ショップで買ってきました」とか、
「ここになんでコーラがあると思います?」
Photo_20

 
「ここに使われているからですよ」
Photo_21

も、もうやめてくれ!

ニュースで流れた映像を撮影したのが、こんな低予算のランダーだとは思わなかった…
 
 
安いと言えば、こちらも負けていません。(何の話だ?)
ラジオゾンデ
Photo_23
の、気球の下に付けるやつ。
 
到達高度は20km、条件が良ければ30kmと言うから驚きです。
風向・風速、気圧、温度等のセンサー付きで、1球2〜3万円。
毎日使うものだけあって、価格面もお安くなっています。
 
なお、海で分解されるプラチック製だそうです。
環境にもやさしいですね。

 
Team KUROSHIOのブースでは、AUV(自律型無人潜水機)の模型がありました。
Kuroshio
1次ラウンドを突破したTeam KUROSHIOは現在、2次ラウンドに向けて準備中。
「(水深)2,000mから4,000mに変わるので…」
と、この準備が意外と大変そう。
なにせ、この模型の元になったAUVも2次ラウンドでは使えないようで…
というか、そんなに大きく条件が変わるとは意外だった…
 
ということで、クラウドファンディング実施中だそうです。(ステマ…になってない)

 
 
こちらはTeam KUROSHIOの模型に似ていますが、なんと実機。
北極で、海氷の下を潜らせるAUV。
Auv
テストでは4日間の潜航の後、回収に成功
…したのですが、これにもいろいろ苦労があったようです。
数日後に氷の少なくなる所を予想し、そこに浮上させるようにして潜航させるのですが、
「浮上した所が氷だらけで、見てるだけということがありました。一定時間経つと、また潜って移動するんですが」

 
さらに説明を聞いていると、
「他の国では、こうした観測は砕氷船で行うんですが、日本にはないので…」
という言葉に驚きました。
…「しらせ」があるじゃん。オラ、「宇宙よりも遠い場所」を見て知ってるんだ。
「『しらせ』は南極専用で、使えないんです」
「しらせ」を使えとは言いませんが、「しらせ」を造る技術がありながら、他の船に生かされていないのは残念に感じます。
 
 
長くなってしまいました。
去年、載せたこいつらはいいか。

Photo_2
今年は話も聞けてないし。

 
この後、もう一方の「趣味」(?)、公開セミナー「生命起源の鍵は深海と宇宙にあった!?」を聴きました。
内容は高井研編「生命の起源はどこまでわかったか」(岩波書店)と重複する所が多かったので、割愛します。
 
 
セミナーが終わってから、もう一度「よこすか」を覗いてみました。
しかし、相変わらず長い行列。
それで諦めて帰ることにしましたが、バス乗り場も長蛇の列だった…。

 
こんな感じで、結局、会場を駆け足で巡っただけになってしまいました。
ただ、帰ってから一つの変化があります。
買ったまま「積ん読」状態になっていた、小説「海に降る」(朱野帰子著、幻冬舎文庫)を読み始め、その世界に引き込まれていること。
どうも「しんかい6500」を見て、JAMSTECを歩いたおかげで、小説の舞台が身近に感じられるようになり、面白みが増したようです。
ドラマも早く見たいなあ。
いや、有村架○さんが目的では…
…あるか。

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